• 2020.4.27
  • #Media
【金沢克彦新連載!】『“シン・新日本プロレス”が生まれた時代』第2回「棚橋弘至vs中邑真輔。シングル初遭遇は、“暗黒時代”末期の1.4東京ドームメインイベント!」

ここ数年で劇的な“V字回復”を遂げたことで知られている現在の新日本プロレス。しかし、その“復活”に至る道程には、いったい何が推進力となり、どんな選手が活躍したのか?

その過程を最前線で随時見届けてきた“GK”金沢克彦氏が2010年代からの生まれ変わった“シン・新日本プロレス”に至る歴史を紐解く、注目の集中連載・第1回! 

文/金沢克彦

スマホサイト会員の方はコチラから! 

※以下、金沢克彦氏「シン・新日本プロレスが生まれた時代」第2回の序盤を無料公開!

■「オレは! 新日本のリングで、プロレスをやります!」棚橋は滑舌よく、人一倍大きな声を張り上げて叫んだ。


1999年10月10日、後楽園ホールでの真壁伸也(現・刀義)戦でデビューした棚橋弘至。同日デビュー組にはデビュー戦同士で対戦した柴田勝頼と井上亘(引退)がいる。

デビュー時から体ができ上がっていたマッチョ系の棚橋には早くも“和製ダイナマイト・キッド”という異名がつくなど、期待のルーキー。実際に、ヤングライオンのなかでも飛び出すのは早かった。

同じく3ヵ月遅れでデビューした明治大学ラグビー部出身の鈴木健三(健想→現KENSO)と“タナケン”コンビを結成し、ヤングライオンという枠から1年半ほどで卒業するカタチとなった。

“タナケン”はその後、チーム名をKOTH(キング・オブ・ザ・ヒルズ)と改称し、新日本の主流スタイルとは一線を画すようなライトなタッグコンビとして徐々に頭角を現していった。

「ボクは当時、ヤングライオンの仮面を被っていたんです。気持ちはもう将来に向いていましたから」

そう本人が懐古するように、棚橋のなかには絶対的なプロレス観が存在していた。尊敬するレスラーは藤波辰爾であり、付人を務めていた武藤敬司だった。外国人レスラーで一番憧れたのがショーン・マイケルズ。
その思いを公に吐き出すシーンが突発的に訪れた。

2002年2月1日、札幌・北海道立総合体育センター(現・北海きたえーる)でのこと。同年1月をもって、武藤敬司、小島聡、ケンドー・カシン、さらに主力フロント数名が新日本プロレスを退団。全日本プロレスへの参加は確実と見られていた。

その緊急事態に、オーナーであるアントニオ猪木が札幌大会にやって来た。第6試合終了後、マイクを持った蝶野正洋は「オレたちの上にひとり神がいる。ミスター猪木!」と、神である猪木をリングへと呼び込んだ。

猪木と蝶野がリングでマイク合戦を展開したあと、リングへ上がったのが、永田裕志、中西学、健想、そして棚橋だった。

「お前は何に怒ってる!?」
猪木が、ひとりひとりに問うていった。

「オレは! 新日本のリングで、プロレスをやります!」

棚橋は滑舌よく、人一倍大きな声を張り上げて叫んだ。その後、猪木が恒例の「1、2、3、ダァー!!」で締めたとき、棚橋だけはそこに参加しなかった。そのときの状況を棚橋も鮮明に憶えているという。

「総合(格闘技)がワーっと盛り上がったときに猪木さんがそっち側に行っちゃったじゃないですか、(PRIDEの)プロデューサーという職に就いて。猪木さんはプロレスというジャンルがあってスターになった人ですよね。あのとき、『お前は何に怒ってる?』と言われて、『あなたに怒ってますよ』と、まだ自分が言えるような立場ではなかったんで、意志を貫いたんですけど。それは猪木さんの質問に対する答えになっていない。だから会場から失笑も聞こえたんですけどね。

これ、質問に答えたら負けだなと思ったんですよ。正解がないから。答えちゃダメだっていう閃きがあって。だから闘魂注入でバーンと張られたときに、絶対に目を逸らしてなるかと思って、グッとアゴ引いて耐えて、睨みつけていた記憶がありますね」

当然、新日本の創始者である猪木へのリスペクトはある。ただし、この先、棚橋が目指す新日本プロレス、理想のプロレスラー像から、アントニオ猪木という存在が消去されたことを示唆するエピソードだった。

ちなみに、中邑真輔が入門してきたのは、その2カ月後のことだった。

■会社サイドは新世代の3選手である棚橋弘至、中邑真輔、柴田勝頼を新闘魂三銃士と命名して売り出しにかかる。


同年8月、棚橋は『G1 CLIMAX』に初出場し、公式リーグ戦で佐々木健介、越中詩郎から殊勲の白星を挙げている。すべてが順風満帆だった。次代のエース候補という声も日増しに高まってきた。

翌2003年4月に新設されたU-30(アンダーサーティー)無差別級王座の初代王者となり、6月には吉江豊とのコンビで“蝶天タッグ”からIWGPタッグ王座を奪取した。

ただ、8月の『G1 CLIMAX』では、2勝3敗に終わり決勝トーナメントには進出できなかった。ここで時代が動きはじめたのを示すのは、『G1』に中邑と柴田勝頼が初出場したこと。中邑は柴田との直接対決を制したものの2勝3敗。一方の柴田は、2勝2敗1分けでトーナメント準決勝まで進出。

柴田の場合、棚橋よりも後輩の中邑に対する対抗心に凄まじいものがあった。

「中邑が総合に出るなら、オレはK-1ルールでK-1の選手と勝負してやる!」
その言葉通り、2003年『G1』覇者である天山広吉が高山善廣からIWGPヘビー級王座を初奪取した11・3横浜アリーナ大会で、K-1日本人選手のなかで最強のハードパンチャーと呼ばれていた天田ヒロミと、K-1ルール(3分3ラウンド制)で対戦。

結果的に、2ラウンド目の2分8秒に3ノックダウンによりKO負けを喫したものの、第1ラウンド開始早々から打ち合いに挑み、ストレートをヒットさせて天田から最初のダウンを奪っている。敗れはしたものの、柴田の株が確実に上がった一戦でもあった。

それ以降、2003年の年末から2004年の年頭にかけて、中邑が急台頭しIWGPヘビー級王座奪取。さらに大晦日の『K-1 Dynamite!!』への出陣、1・4東京ドームでNWFヘビー級王者・高山善廣を破り、王座統一からNWFを封印してIWGPヘビー級王座1本での勝負を宣言した。

ただし、前回も記したように、大晦日のイグナショフ戦、1・4の高山戦で負ったダメージは大きすぎた。眼窩底骨折と鼻骨骨折が判明して入院。最高峰のベルトを返上せざるを得ない状況に陥った。

ここから、会社サイドは新世代の3選手である棚橋弘至、中邑真輔、柴田勝頼を新闘魂三銃士と命名して売り出しにかかる。ただし、3選手ともその表現の仕方に違いこそあれ、「3人をチームのように括るな」という意思を事あるごとに示していた。

 

※無料公開はここまで! 続きは有料サイトでご覧ください。

スマホサイト会員の方、全編はコチラから!

★『“シン・新日本プロレス”が生まれた時代』第1回はコチラ!「最初に飛び出した男・中邑真輔」!!

★“二冠王”内藤哲也に直撃! 飯伏、オカダの発言に徹底反論! さらにヒロム戦実現へ仰天プラン!?

★ザック・セイバーJr.が語るライフストーリー(後編)!ノア道場での日々!“鈴木軍”加入の真相は?モクスリー戦にも言及!!

★ザック・セイバーJr.が語る“ライフストーリー”(前編)! イギリスのプロレス少年は、なぜ“日本のプロレス”に憧れるようになったのか?

★加入するなら今!  新日本プロレス・スマートフォンサイトの詳細はコチラ!!
★月額=330円(税込み)

  • facebook
  • twitter

記事に関係する選手

SHOP
闘魂SHOP
闘魂SHOP水道橋店
シンニチプレミアム
SOUL×NJPW×MID
アソビストア
アスマート
MOVIE
新日本プロレスワールド
テレ朝CH_CS
サムライTV
COLLABORATION
ロリクラほーるど
SPONSOR
LAWSON ticket
保険見直し本舗
HEIWA
吉野家
鈇田クリニック
JRA
ZIMA
OTHER
CMLL
JAPAN WRESTLING FEDERATION
しんにちコラボラボ
魚沼市観光協会
新日コレクション

チュートリアルを閉じる

試合を観戦したい

下記よりこれから開催される予定の大会情報を確認できます。各大会のチケット情報ページに記載されているプレイガイドからチケットを購入することができます。
公式ファンクラブ『Team NJPW』に入会すると、チケットの先行予約ができる特典もあります。
『Team NJPW』についての詳しくはこちらから

スケジュール / チケット

試合結果をみたい

これまでに開催された試合の結果を確認できます。

試合結果へ

試合の動画を観たい

新日本プロレス公式動画サイトNJPW WORLD(有料)にて新日本プロレスの主要大会を完全配信しております。
また、新日本プロレス45年分のアーカイブから試合映像を観ることができます。

NJPW WOLRDへ

選手に会いたい

選手の握手会や撮影会などのイベントの情報はこちらより確認できます。

NEWS イベント情報へ

選手について知りたい

選手のプロフィールや必殺技、また選手ごとのSNS情報などを確認できます。
『Team NJPW』についての詳しくはこちらから

選手プロフィールへ

選手のテレビなどメディア出演情報を知りたい

選手のテレビなどメディア出演情報はこちらより確認できます。

NEWS メディア情報へ

新日本プロレスの歴史を知りたい

新日本プロレスの歴史、またIWGPチャンピオンなどの各タイトルの王座変遷を確認できます。

HISTORYへ

試合のチケットを買いたい

観戦したい大会のチケット情報ページに記載されているプレイガイドからチケットを購入することができます。
公式ファンクラブ『Team NJPW』に入会すると、チケットの先行予約ができる特典もあります。
『Team NJPW』についての詳しくはこちらから

スケジュール/チケットへ

オフィシャルグッズを購入したい

新日本プロレスオフィシャルグッズは闘魂SHOPより購入できます。

闘魂SHOP

ファンクラブに入会したい

Team NJPW(新日本プロレスリングオフィシャルファンクラブ)では新規会員を募集中!
Team NJPWの会員になると様々な特典がいっぱい!
詳しくは以下より確認できます。

ファンクラブページへ

スマホでもオフィシャルサイトを楽しみたい

スマホサイトであれば最新NEWSから大会情報・大会結果がいつでもどこででも見れます。
毎日更新、選手自身が執筆した日記もスマホサイトで購読できます。

スマホ紹介ページへ

新日本プロレス公式プロレスゲーム『プロレスやろうぜ!』

新日本プロレス公式、スマホで遊べるプロレスゲーム!
自分だけの選手を育てて、新日本プロレスのレスラーと対戦しよう!

『プロレスやろうぜ!』

トレーディングカードゲーム『キングオブプロレスリング』

新日本プロレスレスラーたちのカードを集めて、ネット対戦に挑め!!
パソコン、スマホで遊べる新感覚トレーディングカードゲーム!

『キングオブプロレスリング』

新日本プロレスの歴史を知りたい

新日本プロレスの歴史、またIWGPチャンピオンなどの各タイトルの王座変遷を確認できます。

HISTORYへ