2月1日(土)、2月2日(日)の北海きたえーる2連戦でジョン・モクスリーと連日の前哨対決。そして2月9日(日)大阪城ホールでモクスリーの保持するIWGP USヘビー級王座に挑戦する鈴木みのる。
新たな獲物を眼前にして、はたしていま鈴木は何を思うのか? プロレス王に突撃インタビュー(前編)を敢行!
撮影/タイコウクニヨシ
スマホサイト会員の方はコチラから!
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■モクスリーは特別にプロレスがうまいわけでもないし、強いわけでもないし、凄いわけでもない。すべてがダメだと思う。ただし……。
――さて、鈴木選手。1月5日東京ドームで鈴木選手からジョン・モクスリー選手の前に立ちましたが、やはりモクスリー選手に“目を付けていた”部分はありますか?
鈴木 (不機嫌そうに)……はあ? それをいま、俺がおまえに答えてどうするの?
――………(固まって)。
鈴木 “目を付けてたから”ああいう風になったんだろ? 最近さあ、どのインタビュー、誰に聞かれてもそうだよ。この前の東京スポーツもそうだったし、他のサイトもそう。「こうだからこうですよね」って、みんな一生懸命ツジツマを合わせようとするヤツらばっかりだ。そんなの俺から言わせれば、“見たものがすべて”だよ。あとは見て考えろよ。知らねーよ、いちいち!
――すみません。そのモクスリー選手の視界に新日本プロレスが入ったのが2012年10月両国の棚橋弘至vs鈴木みのる戦のようですが、それはご存知ですか?
鈴木 知らねーよ。それも向こうの都合だろ?
――モクスリー選手は「何百回もあの試合を見ている」と言っていて、来日当初から鈴木選手にリスペクトを表明していますね。
鈴木 はあ……。まあ、俺のファンなんじゃないの?
――そこは当初から「鈴木のファンだ」とおっしゃっていました。一方で鈴木選手はモクスリーにどういう感情がありますか?
鈴木 感情? まあ、ポンと俺の庭にアイツが現れて、ワーッと暴れた。元WWEのディーン・アンブローズ。ちょっと風貌が変わって登場した。たしかに昔から見たことはあるけど、特別にプロレスがうまいわけでもないし、強いわけでもないし、凄いわけでもない。すべてがダメだと思う。
――すべてがダメ、ですか。
鈴木 ああ、ヘタクソだしな。ただし、だからこそ“目立つ”んだよ。
――ああ、そうですか。
鈴木 「ああ、そうですか」って、おまえいま言ったろ?
――……ハイ。
鈴木 そういう風に言うヤツらが考える、プロレスにおける“いい選手”っていうのは、背が高くて、筋肉が付いてて、キックができて、パンチができて、スープレックスができて、飛び技ができて、寝技ができて、カリスマ性があって。全部揃った選手が4番バッターだと思ってる。そういうヤツらが、いまのおまえみたいに「ああ」って言うんだよ。きっと、プロレスファンのほとんどがそう思っているんじゃないか。
――そうかもしれないです。穴のないパーフェクトな選手というか。
鈴木 でも、そういうヤツらが作るオールスターチームが1番おもしろくねーんだよ。最近のプロレスゲームって、自分の好きなレスラーを作れるだろ?
――ハイ。エディットモードでレスラーを創る感じで。
鈴木 そのエディットモードで「自分の団体が作れます」となったら、みんなスター選手を集めるだろ? でも、野球にしたって「エースで4番を9人集めた」から強いわけじゃないんだ。それはプロレスも一緒。
■他にはあんなヤツいないだろ? アメリカの大手の団体にあんなタイプはいなかった、だから目立つんだよ
――そういう意味でいうと、WWE出身という部分に目がいきがちですけど、モクスリー選手はけしてパーフェクトな選手ではない?
鈴木 “その目線”でいくとな。でも、逆説的になるけど、だからこそアイツはWWEであそこまでいった選手だと俺は思ってる。だって他にはあんなヤツいないだろ? アメリカの大手の団体にあんなタイプはいなかった、だから目立つんだよ。じつはそこにみんな気がついてない。
※無料公開はここまで! 続きは有料サイトでご覧ください。
★加入するなら今! 新日本プロレス・スマートフォンサイトの詳細はコチラ!!
★月額=330円(税込み)