史上初の東京ドーム2連戦で、“無冠”の状態から一気にインターコンチネンタル王座、IWGPヘビー級王座を連続奪取。悲願の“二冠王”となった内藤哲也。
今回は、東京ドーム2連戦における裏話、そしてKENTAの無法乱入にもあらためて言及! さらに2020年のL・I・J内部、『旗揚げ記念日』では高橋ヒロム戦を希望!?
インタビュー撮影/笹井タカマサ
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※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■もし5日にインターコンチネンタルチャンピオンとして東京ドームのリングに上がれたら、“白”って最初から決めていたんですよ。
――さて内藤選手。前編では1.5東京ドームで向かい合ったオカダ選手に「俺も負けてないな」という自信が凄くあったということでしたが。
内藤 ハイ。
――その1.5でのメインイベントですが、2人とも狙ったかのように入場コスチュームが“白”でしたね。
内藤 ええ。そうなんですよね。
――前日の1.4東京ドームの内藤選手は、“黒”でしたから、あのコスチュームには正直驚かされました。
内藤 たしかに4日は“黒”で出ましたけど、もし5日にインターコンチネンタルチャンピオンとして東京ドームのリングに上がれたら、“白”って最初から決めていたんですよ。
――あ、そうでしたか。
内藤 ボクは“あのベルト”の価値は未だによくわかっていないんですけど、内藤哲也というレスラーを語る上で、一番関係のあるベルトがインターコンチネンタル王座ですからね。あのベルトへの敬意というか、全身白でインターコンチネンタルカラーをまとって、インターコンチネンタルチャンピオンとしてIWGPヘビー級チャンピオンに挑戦するという……。
――ああ、そういう意味があったんですね。
内藤 ただ、これはもともと言っていましたよね? 「インターコンチネンタル王座を保持しながら、IWGPヘビー級王座を獲りたい」と。「両方一緒に獲りたい」じゃないんですよ。
――なるほど。
内藤 そもそもIWGPヘビーの路線とインターコンチネンタルの路線はあきらかに違うんですよ。それに、ボクが2019年の東京ドームで、クリス・ジェリコのインターコンチネンタル王座に挑戦した時に、「ああ、また内藤がインターコンチネンタル路線に行っちゃった」って言われてしまうようなことがあって。
――そういう言われ方をされることはありますね。
内藤 ハイ。で、飯伏にベルトを獲られた時にも、「これで内藤はIWGPヘビー級路線に行くのか?」みたいな声が聞こえる中で、もう一回ボクが飯伏に挑戦すると、「あっ、またインターコンチネンタル路線に戻っちゃった」と言われたり……。そういうのもあって、個人的には「いや、インターコンチネンタル路線に行きながら、IWGPヘビー路線にも行けるんですよ」っていうのを見せたかったんですね。
■あのリング上から言ったメッセージは、心の底から出た正直な気持ちだったんですよ。だから、あのオカダの反応はうれしかったっすね。
――これは元をたどると、中邑真輔選手がインターコンチネンタル王座を持っていた時期に、同じCHAOSのオカダ選手がIWGPヘビーを持っていたので、暗黙の了解で別路線みたいになっていた時期があったじゃないですか。
内藤 ああ、ありましたね。
――そのワクを壊しにかかったのが、例の試合順を決める“ファン投票”があった、2014年の1.4東京ドーム大会だった(投票の結果によって、インターコンチネンタル選手権がIWGPヘビー級選手権の試合後、実質的なメインイベントとして行われた)。今回は、まさにあの時以来の“価値観の逆転”が起きたというか。
内藤 そうですね。「インターコンチネンタル路線に行ったら、IWGPヘビー路線に行けない。いや、そんなことはないんだよ? じゃあ、みんなが抱いている固定観念を僕が壊して、2つの王座を同時に保持して、史上初になってやる。歴史に名を残してやる。その姿を皆さんにお見せしますよ」っていう思いが、今回のことを言い始めたきっかけですから。
――そういう意味で言うと、かつてインターコンチネンタル王座の象徴的な存在だった中邑真輔選手もできなかったことをやったと。そのへんは意識していないですか?
内藤 中邑選手のことですか?
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