• 2020.1.12
  • #Media
『号外!“GK”金沢克彦の新日本プロレス通信』!今回は「伝説創った東京ドーム2連戦は、ハッピー&バッドエンド!? ライガー引退、二冠王座戦を大総括!!」【WK14C】

プロレス界随一の論客・“GK”金沢克彦氏の独特の視点から、現在進行形の新日本プロレスに関するコラムを続々レポート(不定期連載)!!

今回は「伝説創った東京ドーム2連戦は、ハッピー&バッドエンド!? ライガー引退、二冠王座戦を大総括!!」
  

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※以下、コラムの「序盤部分」をWEBで無料公開!

 
■ちょっとやそっとではないからこそ、仰天したし、我が目と耳を疑ったのである。


ちょうど1年前の2019年1月4日、東京ドーム大会。バックスクリーンの大型ビジョンで、「2020年1月4日、5日、東京ドーム2連戦開催!」と発表された瞬間、「マジかよ!?」と声をあげてしまった。

1989年4月、初の東京ドーム開催が発表されたときも信じがたい思いに駆られたし、1990年8月の後楽園ホール7連戦が決定したときも驚いたし、1991年の第1回『G1 CLIMAX』両国3連戦が発表されたときもビックリ仰天した。

だけど、2020年の東京ドーム2連戦開催発表にはそのとき以上の衝撃を感じたのだ。プロレス界で34年近くもマスコミとして仕事に携わっていると、もうちょっとやそっとのことでは驚かない。だから、ちょっとやそっとではないからこそ、仰天したし、我が目と耳を疑ったのである。

ただし、年末が近づくにつれ徐々に気運が高まってきた。恒例の1.4はかなり前売りチケットが売れている、1.5はもうすこし伸びを見せてほしい。両大会のカード編成がそろう前にはそういう声も聞こえてきた。

そして、カードが出そろった。両大会ともに『獣神サンダー・ライガー引退試合』が行なわれ、4日にはIWGPヘビー級選手権とIWGPインターコンチネンタル選手権。翌5日には、IWGP王者vsインターコンチ王者によるダブルタイトルマッチ。

決まってしまえば、「これしかない!」という目玉カードを軸に、ダークマッチ(第0試合)を除いて厳選された8試合が並んだ。仮にこれが単発のドーム大会であっても納得がいくようなカード編成に、あらためて新日本プロレスの層の厚さを痛感させられた。

注目の観客動員数は、4日=40,008人(満員)、5日=30,063人という数字が出た。初日はついに4万の大台を突破し、ひさしぶりに内外野を仕切るポールの外側、つまり外野席まで当日券ファンが入っている。

ここで興行における面白い現象というのがある。両日を合わせると、実数で7万人超え。つまり東京ドームの外野席をすべて開放したとしても入りきれない観客数となる。ただし、今年が例年通りに1.4だけの開催となったからといって、そうなるとはかぎらないのが興行の妙なのだ。

たとえば、ふだん後楽園ホールの器を満員にできない団体が両国国技館で大会を開催したとする。そういう場合でも、後楽園ホールのキャパをはるかに上まわる4000人~5000人の観客を動員することが間々ある。

興行というのは不思議なもので、その会場の器に見合った観客が集まってくるものなのだ。ビッグマッチ感や、勝負を懸けている感というのがプロレスファンに伝わるから、ふだんその団体を観戦しないファンも会場に押し掛けるという現象が生まれる。

そう考えると、1日で5万人~6万人近い観客を動員することよりも、新日本が2連戦で計7万人を超える観客を動員したことのほうがはるかに価値があると私見ながら思ってしまう。

しかも、両日とも、1日の興行でも充分に満足できるというか、内容的にも例年に劣る要素はまったく見あたらなかった。極論するなら、4日は休場した棚橋弘至がタッグマッチであれ出場していれば、それでパーフェクト。

ダブルタイトルマッチという連続ストーリーを抜きにしても、それぞれ独立した興行として見ても私は大満足であったし、初日の放送席について8試合の解説をしただけでも完全燃焼。かなり燃え尽きた感もあった。

■藤波の粋な計らいは特注のガウン。背中に新日本のライオンマークと飛龍、さらにライガーのイラストをあしらった1.4限定のガウンに身を包んできた


さて、ここまでが2連戦を通しての興行的な総括である。これから、試合に関して触れていくが、注目カードをすべて掘り下げていたら、2万字あっても足りなくなってしまう。

4日、ファンの間では圧倒的にベストマッチの声が多いウィル・オスプレイvs高橋ヒロムのIWGPジュニアヘビー級選手権、5日のセミファイナルに組まれ熟練のプロレスでプロレスラーの奥深さを見せつけた棚橋弘至vsクリス・ジェリコの試合などもあるのだが、あえて今回はライガーの引退試合とダブルタイトルマッチに絞って総括してみたい。

まず、ライガー自身が、「ジュニアの歴史との闘い」とテーマを語った4日の『獣神サンダー・ライガー引退試合Ⅰ』の8人タッグマッチ。ライガー&藤波辰爾&ザ・グレート・サスケ&タイガーマスクwithエル・サムライvs佐野直喜&大谷晋二郎&高岩竜一&田口隆佑with小林邦昭、そして特別レフェリーが保永昇男というマッチアップ。

結果的に9分弱で田口がどどんを決めてライガーからピンフォールを奪っている。あまりに歴史の詰まり過ぎた8人タッグ……いや計11人の登場により、残念ながら放送席サイドもその歴史にすべて追いつくことができなかった。

そこで、すこしだけおさらいしてみたい、この関係性を知ったうえでもう一度、試合を見直してもらったら、いかに意義あるメンバーが集まったか、ビギナーのかたにも理解してもらえると思うのだ。

藤波はもちろんライガーにとって別格の存在。1978年1月、米国ニューヨークMSGでWWWF(現WWE)ジュニアヘビー級王座に挑戦し、世界初公開のドラゴン・スープレックスで衝撃の王座奪取。2月に凱旋し、3月に凱旋マッチを行ないドラゴン旋風を巻き起こした藤波。

現代ジュニアの選手の多くがそうであるように、バキバキに筋肉の浮き出たマッチョボディはプロレスラーそのものの概念を変えた。その写真をプロレス雑誌で見つけた13歳のライガー少年は、中学生にしてプロレスラーになると心に決めたのだ。

藤波の粋な計らいは特注のガウンだった。背中に新日本のライオンマークと飛龍、さらにライガーのイラストをあしらった1.4限定のガウンに身を包んできた。

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