1月7日、東京ドーム2連戦、そして1.6大田区総合体育館大会を受けたかたちで、IWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也が会見に登場。
2月9日(日)『釣り★スタ presents THE NEW BEGINNING in OSAKA』大阪城ホール大会で、KENTAの挑戦を受けることも決定した“二冠王者”はいったい何を語ったのか?
■『釣り★スタ Presents THE NEW BEGINNING in OSAKA』
2月9日(日)16時~大阪・大阪城ホール
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※「ロイヤルシート」「1階ひな壇」は完売となりました。
■(IWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタル王者)内藤哲也のコメント
内藤 (報道陣に一礼し)……ブエナス・タルデス! (着席した後で)1月5日の試合後、リング上でも言いましたが、東京ドームへお集まり下さったたくさんのお客様、そしてテレビ、インターネットを通じて日本中のお客様、世界中のお客様、逆転の内藤哲也……堪能していただけましたでしょうか?(ニヤリ)。
まあ、俺が望んだわけではないですが、“逆転”っていうワードがしっくり来るような状況がドームに向けていくつも重なり、そして大逆転が生まれた。でもこれは偶然じゃない。すべてはデスティーノ……運命ってことですよ? まあそういう意味では東京ドームで大合唱できなかったこともデスティーノ……運命なのかも知れないですね。
ではでは、まあ新日本プロレスワールドをご覧のみなさんにはちょっと伝わりづらいかもしれませんが、今日この会見場にはたくさんのマスコミの皆様が来てくださっている訳で。質疑応答に移りますかあ……。ほら、俺、オクパードだから。早くしないと帰っちゃうよ? そこはノートランキーロ。聞きたいことがある方は急いで質問したほうがいいですよ」
■報道陣からの質疑応答
――昨日のコメントでは、「闘ってもいいけど、タイトル戦なのかどうか」「会社がどう判断を下すのか、楽しみに待ってる」と発言していましたが、正式に大阪でダブルタイトルマッチが決まりました。
内藤 うーーん。たしかに昨日、ボクは試合後のコメントで「対戦はする」と、タイトルマッチにするかどうかは新日本プロレスに「判断して下さい」とその出方を伺いますよと、俺は間違いなく言いましたよ。案外すぐに決まるもんですね(苦笑)。「どうしようかな?」って少しは迷うのかなと思いきや即決ですよ。さすがですね、新日本プロレスは。
あの1月5日の東京ドームの試合後、このドーム大会のエンディングっていうのはメインイベントに出た人間、そしてメインイベントに勝利した人間のみが味わえる特別な空間なわけですよ? その空間に彼は飛び込んできた。これは1選手として見た場合には凄いことだと思いますよ。凄い勇気のいることだと思うし。あの~、「他にも動くべき人間はいたんじゃないの?」と。
その中でKENTA選手はいろいろなリスクを背負いながらも動いたわけですよね。ホント、その行動に関しては俺は“素晴らしいこと”だと思いますね。いちレスラーとして見た場合ですよ? ただ、やっぱ……東京ドームでの大合唱を楽しみにしていた、まあボク自身もそうですし、会場に来て下さったお客様、テレビやインターネットで見てくれていたお客様。レスラー内藤で言ったら、じゃあまた来年頑張ればいいよ? 来年ドームで大合唱しようぜ? それでいいかもしれない。でもチケットを買って、予定を空けてわざわざ来てくださったお客様にとっては、来年あなたは本当にドームに来れるかどうかそれはわからないわけですよね。
俺からしたらそれで来年やればいいけど、お客様にとってはそれは来年じゃない、やっぱり“いま”だったんですよ。最近よくコメントで言いますよね。いまの俺を見て欲しい、いまを大事にして欲しい。いまを大事にしたい……。そういう意味ではあのお客様にとっては大合唱を楽しみにしてくださったお客様にとっては非常に残念な結果でしたし、「KENTAふざけんな」ってなってることでしょうね。まあ、タイトルマッチにするかどうかと会社に委ねた時点で、ボクがその決定に反論する権利はないし、タイトルマッチって決まったんなら、ボクはぜんぜんやりますけどね?
でも……本当にそれでいいの? 新日本プロレスそれでいいの? せめてあの日、1月5日のドームでKENTAが後藤に勝ったのならわかるけど、後藤に負けておいて……彼の挑戦が認められてしまう。「え、もう誰でもいいの? 」「誰でも言ったら挑戦できるの?」っていう、その日負けたのに挑戦表明した、じゃあ挑戦OKですよ、と。こういう“変な前例”を作ってしまうことが新日本プロレスにとってマイナスになってしまうんじゃないかなーと思うんですけどね。案外即決してきましたからね? 新日本プロレスは何も考えていないんじゃないかなと。
それとも、相変わらず偉業を達成した俺に、まだこれからも嫌がらせを続けるのか? まあ決まった以上はやらせていただきますよ。大阪城ホールで、2つのベルトをかけてKENTA選手とやらせていただきますよ。でも……ジェイ・ホワイト、飯伏幸太、オカダ・カズチカ、内藤哲也。この東京ドームでこの2つのベルトを争った4人に比べたら申し訳ないけど、彼は1枚……2枚……3枚ぐらい落ちるんじゃないですか? 大丈夫? あの当日リングにさえ立ってくれればね、対戦相手は俺ですからなんとでもなりますよ? 当日リングにさえ上がってくれればね、俺が美味しく料理してやるぜ。
それまで、いまどこにいるの? もしかして会見場にいるんですか?(立ち上がって、辺りを見回して)どっかにいるの? 出てくる? 大丈夫? 日本にいるのかアメリカにいるの知らないけど、しっかりコンディションを整えて次のシリーズ迎えてほしいですね。一応、“世界を経験した男”なんでしょ。その経験を生かして俺の目の前に立ってほしいですね。
――この2本のベルトは、同時に防衛していきたいのか、対戦相手によって使い分けていきたいのか、どういう考えですか?
内藤 今回の大阪城ホールに関しては、「もう会社に委ねますよ」って、丸投げしたんで、今回はぜんぜんダブルタイトルマッチでも構わないですけど。ボクは「東京ドームで“伝説”作ろうぜ!」だったかな? そんな感じでモニター上に出ていたんですよ、ドーンって、VTRの中で。その伝説がこんな簡単にね、誰でも挑戦できるよっていう状況にするのは、俺は賛成じゃないし。「あの伝説ってなんだったの?」って。「伝説ってそんなに軽い言葉じゃないでしょ?」って思うので、ボクは個人的には同時に2本を賭けてやるっていうのはやんなくてもいいかなと。
あのー、挑戦者がどっちのベルトが欲しいのかを選んでやればいいんじゃないかなと、ボクはそう思いますけどね。よっぽど特別な相手だったら、別かもしれないですけど。そうじゃなければ「どちらか選んで挑戦してきてください」で俺はいいのかなって、そう思いますよね。たとえば、1シリーズで2回シングルマッチがあっても俺は構わないですよ?
だって1月4日シングルマッチをやって1月5日にもシングルマッチやりましたからね。2日連続でシングルマッチやっても、俺は大丈夫ですから。だから、たとえばシリーズ開幕戦でインターコンチネンタル王座を賭けて防衛戦をやって、最終戦でIWGPヘビー級王座を賭けてやると、最初から最後まで俺のシリーズですよ? 伝説を作ったんだからそれぐらいやらせてくれてもいいでしょう?
なので、俺は挑戦者に意思を……、どっちのベルトが欲しいのかを問いかけたいですね。で、それぞれでできたらやっていきたいと、ボク自身は思っていますよ。ただし、何度も言いますがこの会社はボクの意見は基本的に通らないんでね(苦笑)。なので、あくまでこれはボクの意向であって、新日本プロレスがどうするかはよくわからないですけどね。
――2本ほしい場合は、2回挑戦してこいということですか?
内藤 んー……。ただ、先ほども言ったけど、会社は『伝説を創る』って言ったんですよね? ボクは飯伏幸太もジェイ・ホワイトもオカダ・カズチカも認めますよ。だから、そういう選手たちが、ボクの認める選手たちが2本と言ったら2本でも構わないけど。ボクの認めない選手が2本と言ったら「それはちょっと違くないか?」と。そこは選手、選手によってと言うか。基本的に僕は2本賭けてっていうのはボクはやりたくないですね。伝説はあくまでもあの1.5だけ。基本的には別々にやりたいです。
――KENTA選手をいち選手としてはどう評価していますか?
内藤 んー。ボクは何年前かはちょっと忘れちゃいましたが、某団体のリングで1度タッグマッチで対戦したことがあって。2度目ですかね、これで。昨日で2度目だったんですけど、初めて対戦した時とちょっと印象が違かったなと。まあ、身体は小さいですけどね、力強さとかはキックの威力とかも強いですし。こうして今、新日本プロレスのヘビー級の枠に入ろうとしている……、それだけの自分に自信があるからこそ来ているんでしょうね。
それは何かリングで向かい合って、肌を合わせて何となく感じることはできました。ただ、いかんせんまだ2回。そのうち1回はもう数年前の話ですし、ほんの数分しか肌合わせていない。まだなんとも言えないですが、いまのところの印象は……SNSの使い方が上手なレスラー(ニヤリ)。……海外で目標達成できずに帰ってきたレスラー。……某団体の元トップレスラー。そんな印象ですかね?
いやでもバカにはしてないですよ。さっきも言ったけどいちレスラーから見たら「東京ドームのエンディングをぶち壊す」って、コレは相当に度胸のいることですからね。度胸に関してはもの凄いものをもってるレスラーじゃないですかね? あと試合に関してはまだあまり関わったことがないんで、これからゆっくり味わいたいなって思いますよ。世界を渡り歩いた男の経験をね。
――1月4日5日にベルトを巻いて史上初の偉業という目標を達成しましたが、インターコンチベルトの扱いはどうしますか?
内藤 やっぱりいまだにプロレス界のベルトの頂点はIWGPヘビー級王座だと思っていますよ? やっぱり2本並んだところで、ボクもやっぱ目線はこっち(IWGPヘビーの方向を向いて)に行っちゃいますよね、どうしても。ただ、必要かどうかはよくわからないけど、“レスラー”内藤哲也にとってなんか一番いろいろこう……何度も絡んできた、いろいろな絡みがあったのはこのベルト(インターコンチネンタル王座の方を向いて)ですからね。まあ、思い入れはないですけど。
これからどうするか? アレ、いま質問した方は……(目を見開いて)俺は目を手術したから、いまバッチリ見えますからね、『東京スポーツ』の岡本記者ですよね。その答えを聞きたい? じゃあ行っちゃう? いまから行きます? ちょうどほら、お腹も空いてきた頃だし(ニヤニヤ)。
岡本記者 さっき「お忙しい」と言ってましたけれど。
内藤 いやいや、食事の時間は別でしょ? どうせヒマでしょ? 今日の夜でもいいんでしょ? 明日の朝でもいいんでしょ? 答えはレストランで話しますよ。それまでは……トランキーロ。あっせんなよ! 良かったじゃないですか。内藤の独占取材できるかもしれないっすよ。
岡本記者 お手柔らかにお願いします
内藤 フフフ。どこ行こうかな? ……高級ファミレスかな?
※記念撮影が終わったあとで
内藤 (報道陣に)アディオス! おっと東京スポーツさん。後で緊急招集するんで、携帯の電源はオンでお願いしますよ。アディオス!
■『釣り★スタ Presents THE NEW BEGINNING in OSAKA』
2月9日(日)16時~大阪・大阪城ホール
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