『バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』1月4日(土)、オカダ・カズチカ選手の持つIWGPヘビー級王座に挑戦する、“『G1』覇者”飯伏幸太選手に直撃インタビュー!
IWGPヘビー初戴冠&2冠へ向けて、そしてプロレスの可能性について激語り!
撮影/中原義史
■『バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』
・2020年1月4日(土) 15時開場 17時試合開始
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※「ロイヤルシート」「アリーナA」「バルコニースタンド」「アリーナB」「レディースシート(アリーナB)」は完売となりました。
※「1Fスタンド」「2FスタンドA」「レディースシート(1Fスタンド)」は残りわずかとなりました。
ただいまスタンド席種のみ販売中!
・2020年1月5日(日) 13時開場 15時試合開始
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■再来年、東京ドーム2連戦ができるかもわからないし、この瞬間を逃したくないです。
――さて、飯伏選手。改めて、1月5日(日)東京ドーム大会で、IWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタルの2冠戦が決まりましたが。
飯伏 「2つのベルトが欲しい」っていうのには意味があって、自分の夢である「プロレスを広める」っていうことが一番なので、2つのベルトを獲ることで“発言力”が増すのかなと。それによって、もっともっとプロレスを広めることができるのかなと思いますね。
――この2冠戦はファン投票で決まった試合であり、観たいと思うファンがたくさんいた結果だと思いますが。
飯伏 そうですね。これに関しては、ちょっとだけズルいというか、「そうなるだろうな」と思ってました。というのも、オカダさんだけが「IWGPヘビーだけでいい」という意見で、自分、内藤哲也、ジェイ・ホワイトの3人が2冠っていう意見で、ファン投票すれば自然と3対1になるわけですよ。
――なるほど。
飯伏 だから、絶対にこっちが有利なわけで、自分の中でファン投票っていうのは逆にフェアではないと思いましたね。
――ファン投票はオカダ選手の提案でもありますが。
飯伏 それは自爆だったんじゃないですか(笑)。ただ、2冠戦をやることになっても自信があったんじゃないですか? だから、あの結果すらもボクはオカダさんの計算だったんじゃないかなと思ってますね。
――と言いますと。
飯伏 自分で「2冠やりたい」っていうことを言いたくなかったから、ファン投票にして2冠にしたんじゃないかなと思いますね。ボクはそう読んでますよ。じつはちょっとやりたかったんじゃかなっていう気はしてます(ニヤリ)。
――そうだとしたらとんでもない策士ですね。
飯伏 フフフ。その上の上の上ぐらいまで考えてると思いますから、ホントに底が知れない人ですよ。
――そして、『WRESTLE KINGDOM』東京ドーム2連戦というのは、新日本プロレスでも初のことですが。
飯伏 新日本プロレスもそうだし、プロレス界的にも連続でドーム興行っていうのはないんじゃないですか? そのチャンスで自分が2冠になれる可能性があるわけで、2日間連続でメインイベントを飾れる可能性があると。これはプロレスを広めるためには凄いプラスですよ。
――たしかにこんなビッグチャンスはないですよね。
飯伏 ええ。再来年、東京ドーム2連戦ができるかもわからないし、誰も先のことはわからないですよ。もしかしたら、2冠なんてものもないかもしれないですし、「何ごともいましかない」と思って生きてきているので、今回はこのシチュエーションでしかないし、この瞬間を逃したくないですね。
――そういう意味では、是が非でも2冠にならないといけないと。
飯伏 そうですね。ただ、手段を選ばないということではなくて、汚いこととか反則はしたくないですね。やっぱり、プロレスを広めたいので。
――ご自身のスタイルを貫いて、正攻法でということですね。
飯伏 ハイ。自分にはプロレスを広める自信があるので、絶対に勝ちたいと思います!
――プロレスの力はこんなものじゃないですか?
飯伏 まだまだこんなもんじゃないですよ。まだまだ、まだまだ夢がありますから。2冠を獲ってからがスタートです。
■プロレスにはもっともっと可能性があるからプロレスを広めたいんです。
――ただ、対戦相手のオカダ選手は、「『G1』王者とIWGPヘビー級王者を一緒にされるのはおかしい」というような発言もされていますね。
飯伏 そこに関しては考え方は同じじゃないし、むしろ飯伏幸太とオカダ・カズチカに関しても“差”があると思ってます。でも、『G1』で優勝しないと挑戦できない。自分は『G1』を優勝してからも権利証を防衛してきたわけで、ボクからしたら「それはそれでちょっと話が違うんじゃないかな」と思いますね。
――前哨戦では、ブリーフケースで殴打したり飯伏選手の狂気な部分も出てきたと思いますが。
飯伏 そうですね。正直、(『WORLD TAG LEAGUE』)シリーズ最終戦まで隠してましたね。今回、最後の最後で出たかなと思いますけど、あれが自分の狂気の100パーセントだとは思われたくないですね。あの程度じゃ、10分の1も出てないですよ(ニヤリ)。もっと言えば、オカダさんこそ全部を隠してますよね?
――と言いますと。
飯伏 ボクが10分の1を出した。でも、オカダさんは何も出してないですよね?
――オカダ選手にも同様の狂気を感じるということですか?
飯伏 いや、狂気は感じないですけど、何も出してないのは感じますね。まだまだ隠してる部分が多すぎるなと。こっちからすると、「ちょっと様子を見過ぎたんじゃないですか。大丈夫ですか?」って感じですね。
――直近のシングルマッチでは、8.10武道館大会の『G1』公式戦で飯伏選手が勝ってますが、このままオカダ選手が何も出さないと同様の結果になると。
飯伏 そうですね。いまの前哨戦は、ただのタッグマッチで終わってる気がしたので、自分は乗せられた部分もありますね。うまくハマってしまって、爆発した部分もあるんですけど、まだまだあれだけじゃないので。
――そして、1.4でIWGPヘビー級選手権、1.5でIWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタルの2冠戦という連日のタイトルマッチは、肉体的にも精神的にもタフな試合となると思いますが、ワクワクしますか? それとも大変だと思いますか?
飯伏 どっちの感情もありますね。「大変だな」とも感じるけど、やっぱりワクワクしますよね。だって、2冠を獲ったらプロレスを広められる可能性があるわけですから楽しみですよ。
――初日に勝利した場合は連日、チャンピオンと闘うことになりますが。
飯伏 そこに関しても、「強い人間と闘う」ってことがボクは小さい頃から大好きだったので楽しみですね。
――「プロレスを広めたい」という点では、オカダ選手と共通する部分でもあると思いますが。
飯伏 そうですね。ただ、「似てるようで違うのかな」とも思いますね。ボクは昔から「プロレスを広めたい」ってずっと言い続けてきたんですけど、プロレスというジャンル自体をもっと広めたいというか、プロレスにはもっともっと可能性があるからプロレスを広めたいんですよ。
――なるほど。
飯伏 でも、いまはベルトを持ってない。何も持ってない状態の自分が何を言っても、「言ったところでみたいな」感じで、“発言力”がないんですよ。だから、そういう意味でも、2冠になることでかなり発言力が増すのかなと。
■今回は計算ナシの感覚のみでいきます。いま現在、仕上がり的には完璧です。
――いまおっしゃったプロレスの可能性というのは?
飯伏 プロレスって可能性だらけじゃないですか? 正直な話、良い意味でルールも曖昧というか、反則も4カウントまでセーフとか。別にリングも四角形じゃなくて、たとえば3角形とか丸とか何でもいいと思うんですよ。でも、他の競技ってルールがしっかりと決まっちゃってますよね? その点、プロレスはまだまだいろんな可能性があるんですよ。
――プロレスは変幻自在だと。
飯伏 ハイ。これもちょっと難しいんですけど、たぶんプロレスなら相手に一度も触れずに勝つこともできる。もしかしたら一度も動かずに勝つことさえできる。それがプロレスだと思ってます。……これはちょっと理解するのが難しいかもしれないですけど、とにかくプロレスにはいろんな可能性があるんですよ。
――飯伏選手とオカダ選手の言う「広めたい」の違いというのは?
飯伏 たぶん、オカダさんはプロレスを「広げたい」というか、「広めたい」じゃない気がしますね。「もっとお客さんを入れたい」とか、そういう意味の感じがしますね。もう少し違う言葉があるかもしれないですけど、近いのはそれなのかなと。
――飯伏選手の考えとは異なるということですね。
飯伏 ハイ。ボクの「広めたい」とは似てるようで全然違いますね。
――先ほど、狂気の話もありましたが、今年『G1』で飯伏選手は狂気の部分を表には出さなかったと思いますが。
飯伏 そうですね。『G1』は足首のケガもあったので、気持ちがどこかでちょっとだけ落ちてたのかなと。やっぱり、コンディション的なリスクを考えた部分もあったので、あの時はちょっと計算をしてましたよね。でも、今回は計算ナシの感覚のみでいきますから(ニヤリ)。
――何をするか予測不能と。
飯伏 何をするかわからないですよ(キッパリ)。「結果、感覚が一番なんだな」と確信しましたね。
――ちなみに2冠を獲った自分は想像されてますか?
飯伏 ウ~ン、先のことはあまり考えないですね。まずは1.4のメインイベントに勝たないと、1.5のメインイベントは見えてこないわけで、シチュエーション的には『G1』3連戦の初日に似てますね。そこを勝たないと決勝にいけないみたいな状況に似てるのかなと。
――そういう意味では、似たような経験をされてる飯伏選手の方が有利ですか?
飯伏 そうですね。むしろ、あの時は武道館の初日がAブロックの決勝のような状況だったので、あそこで全力を使いはたしたというか、あそこで勝たないと優勝決定戦にはいけないわけで、それと同じようなシチュエーションなのかなと思いますね。
――そして、1.4東京ドームの試合順も決定し、飯伏選手としては初の東京ドームのメインイベントとなりますが。
飯伏 そうですね。自分はドームのメインイベントっていうのが初めてなので、この点に関しては経験値的にオカダさんの方が有利なのかなと思いますけど、不利とか有利とか関係なく、全力でいくだけですね。
――先ほど、『G1』での足首負傷の話もありましたが、ドームへ向けて現在のコンディションは?
飯伏 まぁ、100パーセントの状態っていう選手はいないんじゃないかなと思っているので、そこに関してもあまり考えてないです。自分の中ではプロレスをやる前の方が絶対に身体は良かったし、健康だったと思うんですけど、いま現在、仕上がり的には完璧です(キッパリ)。これからどんどん上げていきますよ。
■(オカダは)パラメーター的に全部、自分を上回ってるんですけど、“狂気”だったり、危ない部分では、ボクの方が上回ってる。
――1.4での対戦が決定して以降、前哨戦でオカダ選手と対戦を重ねてますが、『G1』の時のオカダ選手とは違いますか?
飯伏 そうですね。やっぱり、「こんな短い間に強くなるのか?」っていうぐらい力強さを感じますね。それは単純な力じゃなくて、秘めたもの、内からの強さを感じますね。ホント、「こんな短期間で変わるのか?」っていうぐらい別人になってますね。
――先ほども話に出ましたが、『WORLD TAG LEAGUE』ではオカダ選手の再三の挑発もあり、12.8広島大会で飯伏選手の怒りが爆発して、オカダ選手の頭部へブリーフケースを思いっ切り叩きつけましたが。
飯伏 あれはちょっと感情が漏れてしまいましたね(苦笑)。要は相手に転がされましたよ。オカダさんの挑発に乗ってしまったというか、溜まってたものを我慢できなかった。向こうは自分の挑発には乗ってこなかったわけで、そういう部分ではちょっと先にいかれたのかなと。
――心理戦ではオカダ選手に先を越された部分もありますが、オカダ戦での警戒する点や秘策などはありますか?
飯伏 オカダ・カズチカっていうものがスペックというか、パラメーター的に全部、自分を上回ってるんですけど、みんなが言う“狂気”だったり、危ない部分では、ボクの方が上回ってると思うんですよ。
――これまでにも狂気や危ない部分は見せてきたと思いますが、このあたりは出し入れできるんでしょうか?
飯伏 いまは出し入れできます(ニヤリ)。
――出し入れできますか!
飯伏 ええ。いまはそこをコントロールできるようになったんですけど、広島大会の時はコントロールできなかった。もちろん逆に「コントロールされるんじゃないか」っていう怖さはありますけど、自分の中では感情をコントロールできると思ってます。
――では、いつでも狂気的な飯伏幸太を出すことができるわけですね。
飯伏 できます(キッパリ)。でも、さらにその先はまだ自分でもわからないですけど……。
――それはリミッターを外すということですか?
飯伏 リミッターを外すことはできるんですけど、リミッターを外すさらに先。まだ誰も見たことのない、自分も見たことのない、狂気の先の飯伏幸太をお見せしますよ(ニヤリ)。
――2019年は、1.4東京ドームのオープニングマッチ(NEVER無差別級選手権vsウィル・オスプレイ)に登場して試合後には担架で運ばれるというスタートとなりましたが、2020年はドーム2連戦を通じてどういうスタート、どんな飯伏幸太を見せていきたいですか?
飯伏 この1年で一気に変わったのかなと。去年はオープニングマッチから今年はメインイベント、去年の『G1』と今年の『G1』はどっちも決勝にいったんですけど、やっぱり決勝で負けるのと勝つのじゃ全然違いますし、自分の進化を感じますね。
――では、最後にドーム2連戦からスタートする2020年への意気込み、ファンの方へメッセージをお願いします。
飯伏 今回、2冠を争っている4人は、ボクの中で“最高で最強”だと思っていて、その中で一番になりたいと思ってますので、2020年、一発目、1.4、1.5東京ドームで夢を叶えて伝説を残します!
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・2020年1月4日(土) 15時開場 17時試合開始
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