【WK14 】「ジャイアント馬場さんと一度対戦したかった」「“未知の生物”中西選手とタッグを組んでみたかった」ライガーが聖夜のDVD-BOX発売記念イベントで大放談!【報告】
『獣神伝説』は、来年の1月4日&5日の『WRESTKE KINGDOM 14 IN TOKYO DOME』で引退試合を行なう獣神サンダー・ライガーの名試合(84試合)を収録した6枚組のDVD-BOXで、総収録分数は1200分を超える大作。さらに初回限定封入特典にTシャツも付く豪華版で、その発売日の12月25日に実施されたイベントには、引退を間近に控えたライガーの生の声を聞こうと、会場には多くの購入者が集まった。
イベントにはライガーのほか、司会として新日本プロレス中継の実況担当の村田晴郎さん、同じく解説で元『週刊ゴング』編集長の金澤克彦さん、そしてHカップのグラビアアイドルの鈴木ふみ奈さんが登壇。クリスマスということで、サンタコスプレのふみ奈さんから花束を贈呈されたライガーは、「マスクマンでよかった! 視線をごまかせるから(笑)」と、のっけからデレデレモード。
続くトークコーナーは、ライガーが藤波辰爾に憧れてプロレスラーを目指した話からスタート。水泳で身体を鍛えるも身長が伸びず、一度も夢をあきらめるも「メキシコのルチャ・リブレは階級がちゃんとわかれていて、そこでデビューして逆輸入レスラーとして日本で活躍したマッハ隼人さんというレスラーがいたので、『その手があるか!』と思ったんです」と振り返ったライガー。さらに「身長を伸ばすにはカルシウムじゃなくプロテインがいいんだって! これは覚えておいたほうがいいよ! 僕は最近知りましたけど(笑)」と力説する場面も。
そして、マスクマンを選択した理由については「当時、マスクを被って喜怒哀楽を隠すのがもったいないと言われたんですけど、ミル・マスカラスのようなきらびやかなマスクマンに魅せられて。ただ、最初のマスクはいま観るとトウモロコシのヘタみたいでしたねえ」と会場の笑いを誘ったライガー。
続いて「マスクマンとしてやっていける」と手応えを感じた相手として、今回の引退試合でも同じリングに立つ佐野直喜の名前を挙げると、「初代タイガーマスクの佐山聡さんのマネをしてもダメだし、マスクマンとして何をすればいいのかというときに、目の前に現れたのが佐野さん。自分をさらけ出してあの人とわたりあったことで、評価されるようになりました」と感慨深げに語った。
今回のDVDには、その佐野とIWGPジュニアヘビー級王座を争った4試合を、ライガー本人の意向によりすべて収録。ライガーはDVDの見所について「僕の方向性を決めてくれた佐野さんとの遺恨の試合や、ケンカのような異種格闘技戦など、31年の僕がギッチリ詰まっているので、最初から最後まで観てほしいです」とアピール。
そして、「このDVDの編集の方に『ライガーさんの試合はあきないんですよね、いろんな戦い方をしてるので』と言われたんですね。レスラーはどんな相手でも対応して、勝たなきゃいけないので、その言葉には感動しました。みなさんがどう感じるのか、楽しみですね!」とメッセージを送った。
続くファンとの質疑応答で、「30年間でどのくらいのマスクを作ったと問われたライガーは「年に5枚だとしても、その30年分なので“いっぱい”ですね。もともと、僕はいろんなマスクマンのマスクコレクターなんですよ。でも、自分のマスクはみんなにあげてます。あと、マスク交換もしますね」と回答。
「12.21後楽園でブラックカラーのコスチュームを着た理由は?」という質問には、「ストロングスタイルといえば黒なので、原点回帰ということです。あるファンのかたが僕のために黒いコスチュームをわざわざ発注してくれたので、あの試合のときに着て、その方にお戻ししました」と知られざるエピソードを披露。
そのほか、「一度対戦したかった選手は?」という問いに対する「ジャイアント馬場さんです。馬場さんのプロレスに対する考えをいろんな人に聞いて、一度体験したかったなっていうのはあります」と興味深い回答や、「入ってみたかったユニット? ユニットっていうか、中西学選手とはタッグを組んでみたかったですね。すごいんだかすごくないんだか、未知の生物なんで行動を共にしたかった(笑)」と語るなど、場内はライガーの一言一言に耳を傾けた。
トークコーナーの終盤には、来年の3月25日に発売される引退までの密着映像が収録された『獣神伝説〜完結ドキュメント編〜』の紹介VTRを放映。ライガーは「僕の家族が出てくるんですけど、カメラが回ってるのを忘れて好きなことしゃべってるので、けっこう使えなかったと思う(苦笑)。僕と同じ顔の弟が出てくるんで、笑ってやってください!」と身内ネタで場内を和ませた。
リング上のこと以外にも「好きなラーメン屋は?」「理想のクリスマスデートは?」など、さまざまな質問にサービス精神満載で回答したライガー。イベントの最後は参加者全員にライガ―の「掌底手形」入りサイン色紙をプレゼント。さらに限定10名でツーショット撮影会も行なわれ、大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。
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