11.3大阪大会でファン待望の復活をはたした“TIME BOMB”高橋ヒロム選手。しかし、昨年7月のサンフランシスコ大会での負傷以降、欠場期間中にいったい何をして何を思っていたのかは、ほとんど明かされることがなかった。
今回、スマホサイト取材班はヒロム選手に1時間半以上の超ロングインタビューを敢行! そこで明かされた数々の真実とは?
撮影/タイコウクニヨシ
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※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■“あの場”に俺が行くのを知ってたのって、内部の人間でもほとんどいなかったんですよ。サプライズには成功したかなって
――さて、ヒロム選手。11.3大阪府立大会で約1年4カ月ぶりにファンのみなさんの前に姿を現したわけですが、あのシーンを振り返っていかがですか?
ヒロム というか、もともと今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』に出られないとなった時点で、“あの大阪”に出るのは決めてたんです。
――あ、11月の大阪に出るのは早い段階で決めていた。
ヒロム まず、俺はIWGPジュニアヘビーのベルトがほしい。そのために最大限、目立てる場所を考えたら東京ドーム。そこでのチャレンジャーが決まるのは、いつも11月の大阪。だったら、そこでアピールするのが一番手っ取り早いし、一番おもしろいと思ったんで。
――そして、11.3大阪ではBUSHI選手を下し王座防衛に成功したウィル・オスプレイ選手に宣戦布告を果たしましたが、会場の反応はすさまじいものでした。
ヒロム あの場に俺が行くのを知ってたのって、内部の人間でもほとんどいなかったんですよ。サプライズには成功したかなって思いますね。
――入場ゲートに出るときはどのようなお気持ちでしたか?
ヒロム ナーバスはナーバスなんですけど、気持ちのいい緊張感でした。あの緊張感って、なかなか味わえないもので、来年でキャリア10年になりますけど、デビュー戦のワクワク感に近いものがありましたね。「ここで出ていったらどうなるんだろう? 俺は何をするんだろう?」っていう。
――自分でも何をするかわからない、と(笑)。
ヒロム フフフ。わけわかんない状況ですよ。ある程度、頭の中でやりたいことはありましたけど、いざ自分のテーマ曲が鳴って、飛び出たときに全部飛んで。
――頭が真っ白になったわけですね。
ヒロム ウン。やりたいことは一個もできなかったです。
――逆にやりたいことをすべて出し尽くしたんじゃないかと思ってました(苦笑)。花道を全力疾走で行ったり来たりしたり、鉄柵に自分の身体を打ち付けたりと、ヒロムワールド全開でしたし。
ヒロム いや~、ホントはもっとメチャクチャにしてやろうかなと思ってたんですけどね。あのときみたいなリアルな緊張感は好きですね、ゾクゾクします。
――実際に会場の大爆発を目の当たりにしていかがですか?
ヒロム 「よかった、一年半も隠れてて」って思いましたよ。
――棚橋弘至選手はPodcast番組で「ヒロムは一年半、よく自分の姿を出さずに我慢した」と発言されていました。
ヒロム あ、それ聞きましたよ。やっぱり、ゴールの地点が決まってるのに、その道中で「出ちゃおう」っていうのはしたくなかった。そこは我慢しました。
――なるほど。
ヒロム いかに自分の中でフラストレーションをためるか。「いまの俺はこんな顔です、こんな髪の色です、こんな日焼け具合です」っていうのを見せずに、どううまく隠すかっていうのが、この欠場期間のポイントでしたね。
■あの首を「グチャッ」てやった瞬間は何回も見ましたよ。何回も何回もスローにして見てやりましたよ。あそこだけ。
――あまりご自身は振り返りたくないのかも知れませんが……、7.7サンフランシスコのドラゴン・リー戦について伺えますか?
ヒロム いや、全然大丈夫ですよ。
――試合はヒロム選手がTIME BOMBで勝利を収めましたが、終盤のリー選手の投げっぱなしのドラゴンドライバーで首を負傷しました。
ヒロム ええ。あの首を「グチャッ」てやった瞬間は何回も見ましたよ。何回も何回もスローにして見てやりましたよ。あそこだけ。
――あそこだけ(苦笑)。
ヒロム 見てやりましたとも(ニヤリ)。
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