いよいよ開催を迎える10月14日(月・祝)両国国技館大会のメインイベントで、SANADAを迎撃するIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ。
ライバルとして認めたチャレンジャーへの想い、さらに話題沸騰の“二冠問題”にも言及!
撮影/タイコウクニヨシ
■『保険見直し本舗 Presents KING OF PRO-WRESTLING』
10月14日(月・祝)17時~東京・両国国技館
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※「砂かぶり」「2F特別席」「2F指定席」は完売となりました。
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※前売券は10月13日(日)23時59分までローソンチケットにて販売中!当日券は「12時」より発売!
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※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■自分と同年代や下の世代を迎え撃つなんてまったくなかった。いまは「やっと“こういう時”が来たのかな」って感じてます
――さて、オカダ選手。さっそくですが、現在のIWGPヘビー級王座の価値をどうお考えですか?
オカダ 価値……。そうですね。まあ、こんなふうに言うと、ありきたりに聞こえるかもしれないですけど、本当にボクは「世界で一番カッコいいベルト」だと思ってます。
――それはご自分が巻いているから、でしょうか?
オカダ それもありますけど、いままでいろんな人が巻いてきて、その歴史があるからこそこんなにカッコいいベルトになったんじゃないかなと思います。
――目前となった10.14両国ではSANADA選手との対戦です。今回で今年4度目となりますが、SANADA選手とは常にオカダ選手が楽しそうに戦っている姿が印象的なんです。
オカダ 実際、楽しいですからね。こういう若い世代で、激しい戦いができる相手が出てきたので。同年代だからこそ、先輩に対する以上に「絶対負けねえぞ!」っていう気持ちも出てきますし。
――やはり同年代だと意識がより強くなる、と。
オカダ 「負けねえぞ!」っていう気持ちも試合だけじゃなくいろんな面、カッコよさでも負けたくないですし。この前の調印式でもあんな黄色いパンツにダブルのジャケットで出てきて「オッ、カッコいいな?」って思いましたからね。同年代っていうのは、そうやって競い合う関係なのかなって。
――これまでの人生で、こうして同年代と競い合ってると実感する場面はあまりなかったですか?
オカダ まあ、子どもの頃とかはありましたけど、新日本に入ってIWGPヘビーのベルトを巻いてからは、“対先輩”の試合が多かったので。自分と同年代や下の世代を迎え撃つなんてまったくなかったですから。
――初めてIWGPヘビーを巻いたときのオカダ選手は、まだ24歳の若さでしたから。
オカダ だから、いまは「やっと“こういう時”が来たのかな」って感じてます。
――オカダ選手とSANADA選手は、そもそもは5.4福岡の前々日会見で、SANADA選手が「同世代のライバルがいてうれしい」とコメントしたのが発端でした。最初に、あのSANADA選手の言葉を聞いたときの気持ちは?
オカダ ちょっと「ドキッ!」としました(笑)。
――あ、ドキッとした。
オカダ そんなに口数の多くないSANADAさんが、そうやって人前で堂々と言ってくれたことに驚きましたし、ボクもずっと「若い世代でプロレスを盛り上げていきたい」というのがあったので。そこからボク自身も、よりSANADAさんを意識するようにはなりましたね。
――SANADA選手自身は、5.4福岡でオカダ選手が自分のことをライバルだと発言したのは、「向こうに余裕があったからじゃないか」とおっしゃっていたのですが、それについては?
オカダ まあ、たしかに福岡では自分が勝ったので余裕はありましたけど(笑)。でも、そのときに「この人と何度でも戦っていきたいな」と思ったのは間違いないので、ボクの発言は本心から出たものです。
――このライバル関係はずっと続いていきそうですか。
オカダ それはわかんないですね。ボクも少し前まで「ライバルなんていません」みたいな発言をしていたのに、いまはこうしてSANADAさんをライバルだって言ってるわけで、もしかしたらまた「ヤバい、コイツ、ライバルだ」っていうレスラーが出てくるかもしれないし。でもまあ、お客さんに「オカダのライバルは?」っていうアンケートを取ったときに、「SANADA」って書かれるような関係になったらいいなとは思いますね。
――一般的にライバル関係というと実力が拮抗しているものですが、そこはオカダ選手の中では常に自分がチャンピオン、SANADA選手がチャレンジャーという立ち位置をイメージしていますか?
オカダ う~ん。それはそれで寂しい部分もありますかね(苦笑)。でも、いつでも選手としては、そういう状態でありたいとは思います。「負けたくない」っていうのは、そういうことですから。
――なるほど。
オカダ まあ、いつの時代もプロレスの世界でライバル関係ってあるじゃないですか? (アントニオ)猪木さんには(ジャイアント)馬場さんがいて、藤波(辰爾)さんには長州(力)さんがいて。闘魂三銃士の関係もそうでしょうし、棚橋(弘至)さんには中邑(真輔)さんがいた。「じゃあ、オカダには?」ってなったときに、ボクはやっぱりSANADAさんなのかなって思うんですよね。
――そこまで認めているわけですか。
オカダ ええ。やっぱり、認めているからこそ絶対に負けたくないし、いつまでも競い合っていきたいというのはあります。
■『G1』大阪の負けはメチャクチャ悔しかった。あそこで本当の意味でのライバルストーリーも始まったのかなとも思いますね。
――今年の8.3大阪での『G1』公式戦では、SANADA選手がオカダ選手に通算7度目の対決で初めて勝利しました。オカダ選手はSANADA選手をライバルだと認めた直後の試合で、敗北を喫してしまったわけですが。
オカダ たしかにそうなりますね。
――とくに最後は、残り時間13秒で、SANADA選手がラウンディング・ボディプレス二連弾でフォールするという劇的なフィニッシュでした。
オカダ そうでしたね……。あのタイミングで終盤に食らったことのない技が出てくるとは思わなかったですし、コッチの気が抜けてたのが敗因としてあると思います。
――食らったことのない技というのは、ラウンディング・ボディプレスの直前のポップアップ式のTKOですね。そして、今回の両国の舞台で再戦が実現することになりました。
オカダ あの『G1』大阪の負けはメチャクチャ悔しかったですよ。いままで負けたことがない相手だったっていうのもありますし。でも、この負けがあったからこそ、次のオカダ・カズチカは相当手強いと思うので(ニヤリ)。それにあそこで本当の意味でのライバルストーリーも始まったのかなとも思いますね。
――ライバルストーリーのターニングポイントになった、と。
オカダ いままでボクがずっと勝ってきていて、お客さんも「ライバルって言っても、オカダが全部勝ってるじゃん?」っていうのもあったと思うんですよ。でも、こういう結果になったことで、もちろん悔しさはありつつも、お客さんが二人の戦いに対して「次に勝つのはどっちなんだ?」と一層気になってるのかな、と。
――通常、一年で4度目の対決となると、観る側もどこかマンネリを感じる部分もあると思うのですが、今回は引き続き注目度をキープしているというか。
オカダ 一年間でこれだけの回数を戦うというのが、それこそライバルの証明なんじゃないかなって思うんですよ。藤波さんと長州さんの“名勝負数え歌”もたくさんやっていたと思いますし。
――たしかに藤波vs長州は、1983年には年間6度も実現しています。
オカダ 棚橋さんと中邑さんも年間に4回やったこともありますし(2014年)。何度も対決するのが、ライバルの使命だと捉えてます。
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