いよいよ10月14日(月・祝)両国国技館大会が目前。獣神サンダー・ライガーとのシングルマッチを前に爆発寸前の鈴木みのるにインタビュー!
なんと聞き手は、鈴木を若手時代からよく知る“GK”金沢克彦氏が担当! 旧知の二人によって、いったいどんな発言が飛び出すのか?
インタビュー後編は、獣神サンダー・ライガーについて徹底トーク! いったい何を語ったのか?
聞き手/金沢克彦
撮影/タイコウクニヨシ
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■鈴木「なんで“なかったこと”にしてんの?ってこと。みんなは忘れてても構わないけど、俺の中では終わってないから」
金沢 さて、ここからはライガー選手についてです。ライガー選手が今年の3月に引退発表をしたんですが、その後、鈴木選手はライガー選手と試合が組まれるとガンガン攻撃していきましたよね。
鈴木 フフフ。だって、アイツをおちょくってるのが楽しいもん。
金沢 今年の3月、ライガー選手が引退を発表したことについては思うところがあったんですか?
鈴木 思うところ? まあ、コッチは「ちょいちょいちょいちょいちょい!」っていう気持ちがあるから。「あのさ、おまえさ、俺とのこと“なかったこと”になってねえ?」みたいなさ。という部分が一番かもしれないな。
金沢 なるほど。その「なかったこと」っていうのは、やっぱり2002年11月30日にパンクラスの横浜文化体育館大会でやった試合(パンクラスルール)に関してですよね。
鈴木 ……かもしれないね。
金沢 パンクラスルールでやったこの試合は鈴木選手が勝ちました(1R、1分48秒、チョークスリーパーで鈴木が勝利)が、ライガー選手は試合後にリング上でもバックステージでも「2年くれ」と。同じルールでの再戦を約束するような発言をしていますよね。
鈴木 だから「なんで“なかったこと”にしてんの?」ってこと。みんなは忘れてても構わないけど、俺の中では終わってないから。そもそも2年で俺に勝とうなんていう考えが間違っているんだけどね。アイツが何年プロレスをやっていようが、俺は31年間ずっと技術を磨き、相手を壊す、人に勝つトレーニングを続けているから。
――なるほど。
鈴木 ライガーはどっかの柔術教室に柔術を習いに通って技を身につけたらしいけど、そんなもんどっかの小学生が「ゲームで新しい技を身につけた!」って言ってるのと一緒だもん。陶芸教室に通って「壺を作れるようになりました!」って言っているのと一緒。
金沢 鈴木選手にしてみれば、「それじゃあ趣味の範疇じゃねえか」って感じですか?
鈴木 そうだね。言ってることが格闘技ジムに通っているお兄ちゃんと一緒だもん。「俺、何々ジムで3年やっているんで、俺のほうが強いです」って言って、俺の所に来るヤツもいるよ。
金沢 鈴木みのるにそんなことを言ってくる素人がいますか。
鈴木 たくさんいるよ。「本当に強いんですか?」って来るヤツとか。プロでもいる。まあ、やってみればわかるよ。「50歳過ぎてるからイケるだろう」って思っているヤツがいっぱいいるんだろ? ただ、言っとくけど……殺すよ?(ギロリ)。
■鈴木「(ライガーとの初期の接点は)練習生の頃だね。俺は生意気な練習生で……勝手に“挑戦シリーズ”を組んでたんだよね」
金沢 まあ、今回の相手の方も実年齢はとうに50を過ぎてる方なんですが。
鈴木 関係ないだろ、歳なんて。
金沢 でも、ライガー選手は鈴木選手にとって特別な人間じゃないんですか?
鈴木 それさ、金沢さんが「特別」って言わせたいだけだよね? そんなこと言わなくたってわかるじゃん?
金沢 ……ということは特別だっていうことですね?
鈴木 それは見た人が判断すればいい。
金沢 でも、その関係性を知らないファンがいるかもしれないですよ。
鈴木 そんなもんは自分で調べろ! いまは携帯一つでいっくらでも情報が出てくるんだから。なんで俺に聞くんだろ? 「わかりやすくしろ」ってことか? 違うだろ。見たいヤツ、知りたいヤツは勝手に調べろよ。だから海外のプロレスファンにいつまで経っても追いつかないんだよ。
金沢 なるほど。ロンドンのファンを見習えと。
鈴木 そう。あいつらは使う言語が違うからこそ一生懸命調べて、俺のありとあらゆることを知ってるんだよ。いまや日本のファンより知っている。日本のファンと海外のファンの一番の違いはそこ。日本のファンは情報が入ってくるのを待っている。向こうのファンは積極的に取りに行っている。日本で言うプロレスオタクに近いかもしれない。「鈴木なんてさ……」なんて言うブスな女いるじゃない?
金沢 ブッ……!(と、吹き出す)。
鈴木 (編集担当に向かって)オイ、これは「ブス」ってハッキリ書いとけよ? ブスな女、頭の悪いガキ、それからモテないオッサンっているでしょ? そいつらが「鈴木なんてよ」って、俺の名前を出した時点で俺のことを好きって言っているのと同じなんだよ。ざまあみろ! まあ、コッチも「大丈夫。おまえが俺を嫌っている以上に、俺はおまえのこと嫌いだから」って(笑)。
金沢 じゃあ、このインタビューを通してファンの方が調べてわかってくれるといいですね。
鈴木 ああ。でも、新日本のスマホサイトはそれだけ細かく情報が載っているはずだろ? え、それは載ってないの? ああ~、残念! じゃあ、よそのサイトで調べてくださ~い(ニヤニヤ)。
金沢 でも、鈴木選手が新日本に入門して、新日本を辞めるまでの時期って、先輩であるライガー選手とそんなにかぶってないでしょ?
鈴木 練習生の頃だね。俺は生意気な練習生で……いまそんなヤツがいたらぶん殴るけどさ、勝手に“挑戦シリーズ”を組んでたんだよね。
金沢 自分で?
鈴木 そう。「よし、コイツに行こう」って。相手にやられようが何をされようが徹底的にスパーリングを申し込む修行。相手が「イヤ!」って言うまでの挑戦シリーズ。
金沢 どういう人たちに挑戦したんですか?
鈴木 船木誠勝、山田恵一っていうのもいたし、飯塚高史とか松田納とかもそうだし、先輩だと武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也、木村健悟、藤波辰爾、ジョージ高野、荒川真……。あと藤原喜明。一通りは行ったんじゃないかな?
金沢 あ、当時の藤原さんにも行ったんだ。
鈴木 うん。「なんだ? バカにしてんのか? あっちに行け」って言われた。でも、コッチはその時点で「勝った!」って。
金沢 敵前逃亡だという解釈ですね。
鈴木 ああ。〇〇〇〇もそうだった。
金沢 「なんでおまえとやらなきゃいけないんだ」みたいな感じですか?
鈴木 そう。だから、「そんな大人になりたくないな」っていまだに思ってる。
金沢 ちなみに山田恵一先輩はどうだったんですか?
鈴木 まあ、“そこそこ”がんばったほうじゃないの?(ニヤリ)
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