いよいよ10月14日(月・祝)両国国技館大会が目前。獣神サンダー・ライガーとのシングルマッチを前に爆発寸前の鈴木みのるにインタビュー!
なんと聞き手は、鈴木を若手時代からよく知る“GK”金沢克彦氏が担当! 旧知の二人によって、いったいどんな発言が飛び出すのか?
インタビュー前編は『G1』落選から、9.1ロンドンでのオカダ・カズチカ戦、さらにIWGPヘビーへの想いまでガップリ四つで直撃!
聞き手/金沢克彦
撮影/タイコウクニヨシ
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■鈴木「どんな試合でもやれば金になるし、やらなきゃあ0円。まあ昔の俺だったら断ってたかもしれないけど」
鈴木 本日のインタビュアーは“週刊ファイトの”金沢さんです(ニヤリ)。
金沢 ハハハハ。『週刊ファイト』のね(苦笑)。(註:金沢克彦氏は『週刊ファイト』を経て、『週刊ゴング』に入社した経緯がある)
鈴木 昔、取材の時に俺にずっと会社の愚痴を言ってたんだよ。「1年やって給料が1000円しか上がらない。ということは10年やっても1万円しか上がらない。この会社のことどう思う?」って。それ憶えてるでしょ?
金沢 憶えてる。UWFの道場で。そしたら俺の愚痴のほうが長くなっちゃって、インタビューが終わったら外が真っ暗になっちゃった(笑)。
鈴木 まだ、俺がハタチぐらいの時だからさ。もうおかしくて。「1年で1000円だよ? そんな会社あるか!」って一人で怒ってたから(笑)。
金沢 そんなこともあったなあ……(笑)。まあ、そこまでさかのぼらず、ちょっとだけさかのぼってもらって、まずは『G1』期間の話を聞きたいんですけど。
鈴木 ……どうぞ。
金沢 スマホサイトの『一問一答』コーナーで「こんな屈辱的な1カ月はなかった」と答えていましたよね。新日本プロレスとどういう契約になっているのかはわからないんですけど、そもそも『G1』のシリーズに出場しないという選択肢はなかったんですか?
鈴木 選択? なんで?
金沢 公式戦にエントリーされてないから出る必要ないとか思いそうじゃないですか。
鈴木 出なきゃ金も0円じゃん。理由はそれだけだよ。
金沢 金のためというか生活のために出るのは当たり前だと。
鈴木 俺は新日本プロレスと年間で契約している選手じゃないし、1試合でいくらっていう契約を10数年と続けている感じなんで。どんな試合でもやれば金になるし、やらなきゃあ0円。まあ昔の俺だったら断ってたかもしれないけど。
金沢 「やってられるか!」みたいな。
鈴木 昔は、自尊心の塊だったよね。「俺はそんなカッコ悪いことできない」とか「これは俺の生き方に反する」みたいな……。いまはそんなことすらどうでもよくなってて、この精神が備わったのはもう10年以上前、全日本プロレスに俺が参加していた時。NOSAWA論外とMAZADA、東京愚連隊の2人と組んでいた時だよね。
金沢 その頃に考え方が変わった?
鈴木 毎日一緒にいた時にアイツらがポロッと言ったの。「勝っても負けてもギャラは変わらない。やれば金になるけど、やらなきゃ0円」って。「だから世界中どこにでも行く」って。その発想は俺にはなかったし、彼らが教えてくれたんだよ。これはいまでも俺の中に凄く大きなものとしてある。どこかの団体に所属をしてまとめてお金をもらってたら気づかなかったかもしれない。
金沢 なるほど。
鈴木 だから、『G1』の公式戦に出られないからってことで出場を途切れさせたくなかった。あと『G1』に出られないことに関して、いろんな見方もあるだろうし、いろんな理由もあるだろうけど、俺からしたらどんな理由があろうとも落選なんだよ。それは戦力外通告にも近かったから。そこの悔しさとカッコ悪さから逃げんのもイヤだなと思って、逆にどんな形でもいいから試合に出るということを選んだの。
金沢 いろんな気持ちを飲み込んで、自分の中で「出る」という方向にすぐに気持ちを切り替えることはできたわけですね。
鈴木 わりとすぐだったね。
■鈴木「『G1』メンバー発表後のマイク? あの一言は新日本の幹部に対して言っただけだよ」
金沢 じゃあ『G1』出場選手が発表された後楽園の自分の試合後、ファンにマイクアピールしたでしょ? 「なぜそこに俺がいない。これはナンバー1を決める大会じゃないだろう」と。あれは“一言言っておきたかった”ということですか?
鈴木 いや、俺がしゃべることは全部本音だから。いまもそれは思っているよ。「今年の『G1』は最強決定戦じゃねえ」と。だって俺がいないんだもん。
金沢 あの時、会場の空気が鈴木みのる支持に変わったじゃないですか?
鈴木 いや、1年中、鈴木みのる支持だからよくわかんない(ニヤリ)。
金沢 ブーイングも鈴木みのる支持ですか?
鈴木 ウン。みんな俺のこと大好きでしょう。
金沢 ただ、あのマイクアピールの時は大歓声と大拍手が起きましたよね。
鈴木 大歓声と大拍手は誰でも手にできる。俺はそんなことを目的としてはいないし、最初からあるのはわかってるから。あの一言は新日本の幹部に対して言っただけだよ。
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