今年の『G1 CLIMAX』公式戦では、“ライバル”オカダ・カズチカからついに初勝利をゲット。勝率では奮わずも、大きな爪跡を残したSANADA。
秋の大勝負へ向けて、いまこの男は何を考えているのか? 『G1』を振り返る特別インタビュー!(後編)
☆このインタビューは、10.14両国大会でのオカダ戦が決定前の8月中旬に収録。
※撮影/タイコウクニヨシ
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■棚橋さんとはシリーズを通して前哨戦をやるとか、そういうテーマを持ってジックリとやってみたい
──さて、SANADA選手。『G1』に関してうかがっていますが、7.27愛知県体育館大会での棚橋弘至戦はハイフライフローで敗れましたね。
SANADA ハイ。
――前回の対戦となった『NEW JAPAN CUP』での準決勝では「ハイフライフローを出さなかった」棚橋選手に勝ったわけですが。
SANADA この棚橋戦に関しては、リスペクトで行くのか、否定というかリスペクトじゃない方向で行くのか、どっちで行こうかなと思っていたんですよ。
──なるほど。以前は「棚橋弘至に哀愁が出てきた」っていうようなこともおっしゃってましたよね。
SANADA ハイ。感覚的にそういうふうに言ったんですけど。ただ、いまの棚橋さん自身がどういう心境なのかはわからないですけど、まだまだトップだと思いますし、同時にこの業界全体を俯瞰して観ている感じがありますよね。
――たしかにそうですね。
SANADA いまの自分はガムシャラに上を目指している状態ですけど、そういう視点が自分も欲しい感じもありますね。
――棚橋選手はSANADA選手にとって凄く大きな存在だとは思うんですけど、今年は1勝1敗という結果で。
SANADA なんですかね。たしかに結果としてはイーブンな状態なんですけど、棚橋さんと今年やった試合って、どちらもテーマがまったくない状況だったじゃないですか?
――そうですね。どちらも『NEW JAPAN CUP』と『G1』の公式戦の中の1試合として組まれた感じですし。
SANADA ハイ。シッカリしたテーマを持って試合をやるのと、そういう感じで唐突に公式戦をやるのとではだいぶ意味合いが違いますよね。なので、棚橋さんとはシリーズを通して前哨戦をやるとか、そういうテーマを持ってジックリとやってみたいっていう気持ちはありますね。
■KENTA選手がどこまでの選手かはわからないですけど、今回に関してはそういうパワーはあったんでしょうね
──8.30高松大会でのKENTA戦はいかがでした? 事前のインタビューでは刺激という部分で「凄く興味がある」というお話をされていました。
SANADA KENTA選手とは同じ時期に海外に行ってるんですよ。俺のほうがちょっと早めに行ってるんですけど、KENTA選手がWWEに行った時に俺はもうフリーで結構どん底だったんですよ。もう食っていけないくらいの。
──「同じ海外に行くにしても、大きな差があった」というようなことをおっしゃってましたよね。
SANADA ええ。でも、「あの時はあの時だな」っていう発想になっちゃったんで。「あの時はあの時、いまはいま」みたいな感覚なんで。そこはあまり思わなかったですけど。
──ただ、今年のKENTA選手は話題のニューカマーという感じで、『G1』前半戦で連勝してました。そういう注目選手に勝利できたのは大きかったんじゃないですか?
SANADA まあ、KENTA選手がどこまでの選手かはわからないですけど、今回に関してはそういうパワーはあったんでしょうね。連勝するようなパワーがあったからみんなが「おっ!」ってなったと思うんですよ。
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