今年の『G1 CLIMAX 29』では優勝決定戦に進出ならずも、自身が提唱していたIWGPヘビーとインターコンチネンタル王座の“二冠奪取”を優勝者の飯伏幸太がぶち上げるなど、またもや渦中の中にいる内藤哲也。
虎視眈々と下半期での大逆襲を狙っている内藤哲也が、『G1』を振り返る特別インタビュー(前編)!
☆このインタビューは、9.22神戸大会のジェイ・ホワイト戦の決定前。8月中旬に収録。
撮影/タイコウクニヨシ
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■「逆転の内藤哲也をお見せしないといけない」という意味を込めての“一人サイパン合宿”ですよ。遊びに行っていたわけじゃないですよ!
──さて、内藤選手。どうやら『G1 CLIMAX』終了後にサイパンに行ってきたらしいですね。
内藤 ハイ。いわゆるサイパン合宿です(笑)。週プロのイベント(8月17日)が終わってすぐに飛びました。
──飛びましたか(笑)。じゃあ、1週間は休み……。そんなに休めてはいないですか?
内藤 週プロのイベントが土曜日で、日曜日に出発。日、月、火、水、木……木曜日の朝に帰ってきましたね。
──だからこんがり焼けてるんですね。サイパンって時差はないんでしたっけ?
内藤 時差は1時間ですね。
──じゃあ身体も全然ラクですね。
内藤 ただ、サイパンっていま直行便がなくなってしまったんで、フライトが韓国経由なんですよ。だからいままで3時間で行けたのに、いまは片道12時間。
――えっ! 片道12時間……!?
内藤 フフフ。もうメキシコに行くのと変わんないんですよ(苦笑)。
──メチャクチャ遠いじゃないですか!(笑)。
内藤 ええ。「日本から近い」のが大きな売りだったはずのサイパンなのに直行便がなくなっちゃったんで。だから、現地にいた日本人も内藤ぐらいでしたね。
──サイパン独占状態で、オフを過ごしましたか。
内藤 ええ。でも、プロレスファンなら“サイパン合宿”っていうフレーズを聞くだけでワクワクするじゃないですか?
──まあ、長州力選手をはじめ、サイパン合宿はプロレス界の伝統ですから。ただ、合宿と言ってもマスコミが取材に行っていたわけではないんですよね?
内藤 だから早い者順ですよ。手を挙げてくれれば密着してくれてもいいですよ。いまなら独占取材できますよ。
──もう帰ってきてますけど……。その合宿の模様はどこからも発信されてないですけど、砂浜ダッシュとかもやったんですか?
内藤 あたりまえじゃないですか! もちろんやってましたよ。ただ、撮る人が誰もいなかったので映像や写真は一切残ってないですけど……。まあ、今年の『G1』が不甲斐ない結果で終わってしまいましたから。下半期をここから巻き返さなきゃいけない、「逆転の内藤哲也をお見せしないといけない」という意味を込めての一人サイパン合宿ですよ。けっして遊びに行っていたわけじゃないですよ!(真剣な表情で)。
──なるほど。ただプールサイドで寝っ転がっていたわけじゃないと。
内藤 いや、寝っ転がってプロレスのことを考えていました(ニヤリ)。
■俺は『G1』を「超強力なジャンプ台」と言っているんですけど、その威力をいまの飯伏が活かせるのかと
──では、話を変えますが、『G1』では飯伏選手が初優勝。同い年の意識する選手だと思うんですが、優勝決定戦の試合はご覧になりました?
内藤 会場ではユニットごとに控室があるんですけど、そこのモニターで見てましたね。流し見で。
──あ、そんなにじっくり見ていたわけではないと
内藤 ハイ。まあ、たとえ飯伏が優勝しようが、ジェイ・ホワイトが優勝しようが、自分が優勝できなかったことには変わりはないので。どっちが優勝しようが自分にとって課題が山積みな『G1』だったなって思いますし。
──自分の結果の不甲斐なさのほうが大きいと。
内藤 ですし、あとから見ようと思いながら流して見てました。
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