今年の『HEIWA presents G1 CLIMAX 29』で初優勝をはたした飯伏幸太。衝撃を走らせた東京ドームでの“二冠奪取”プランの真意は? 直撃ロングインタビュー(後編)!
撮影/タイコウクニヨシ
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■ということはボクは変わったんですかね?(笑)。自分の中では何も変わった感じはしないんですけど。
――さて、飯伏選手。優勝後のマイクでもう一つ印象に残ったのが「新しい時代」というフレーズなんですが、この「新しい時代」というのはやっぱり「飯伏時代」なのかなと思ったんですけど……。
飯伏 あ、あれは自分も含めてプロレスの「新しい時代」という意味ですね。プロレスが新しく変わるのは「今年ぐらいかな」と思っているんですよ。というか、今まさに変わっている最中だと思いますね。
――それは棚橋選手たちが作ってきた時代から、さらに新しい時代に突入するということですかね。
飯伏 棚橋さんたちが変えてきてくれたことを、棚橋さんたちも含めてみんなで表現する時が来たんじゃないかと思います。その新しい時代の始まりをボクが言える立場になったということですよね。『G1』を獲ったので。今までも言いたかったけど、それを言える立場ではなかったというか。
――優勝決定戦のマイクの「ボクに言う権利が回ってきた」というのも、おもしろい言い回しでしたね。
飯伏 そうですね。常に言いたかったことではあるんですけど、やっと言う権利が優勝して回ってきたので言いました。
――こうしたトップらしい発言をする飯伏選手はあまり見たことがなかったというか。いままでは気持ちやアイデアはあっても少し控えめにされていたのかなと思って。
飯伏 ああ、自分で主張することなく。
――あと、今日の会見のIWGPヘビーとインターコンチ王座に2日連続で挑戦したいというアイデアも意外でしたけど、飯伏選手が自らこういう提案をするのは凄くフレッシュな感じがしました。
飯伏 本当ですか? お! ということはボクは変わったんですかね?(笑)。自分の中では何も変わった感じはしないんですけど。
――ただ、割とバンバン言いたいことを言える立場にはなりましたよね。
飯伏 そうですね。これまでも言いたかったことはたくさんあったんですけど、今までのように「おまえもが言っても……」みたいな状態ではね(笑)。
――そうですか。いままでも言ってもよかった気がしますけど(笑)。
飯伏 いや、自分の中ではちょっとありましたね。
――あ、そういう発言に対する躊躇が?
飯伏 ハイ。でも、優勝した瞬間に「これで言える立場になった」ということですよね。だから、「新しい時代」というのはさっき言ったような意味です。
■IWGPヘビーとインターコンチのベルトを連日、しかも東京ドームのメインイベントで獲ったとなると、……これは“伝説”になりますよね(ニヤリ)。
――あと「プロレスを広めたい」ということは以前からずっとおっしゃっていたじゃないですか? かつて「路上プロレスを渋谷のハチ公前でやりたい」とも発言してましたけど……。
飯伏 ええ。「プロレスを広めたい」っていう考えは変わってないです。だから、路上プロレスというのは結局のところ、経験ですよね。「路上プロレスをやった。これぐらいプロレスが広まるんだな。なるほど。じゃあ、次」って感じです。プロレスを広めるための表現方法の一つとしてそれもあったと。でも、今は次の次の次の次の段階にまで来ている感じですね。
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