8月26日、東京・後楽園ホールにて『TAKAYAMANIA EMPIRE 2』が開催され、1500人(超満員札止め)の観客を集めた。
『TAKAYAMANIA』は2017年に頸椎完全損傷で入院。現在、リハビリを続ける“帝王”ことプロレスラーの高山善広選手を支援する大会で、昨年に引き続いて同地での開催となった。
■永田&大谷&辻が、小島&高岩&北村と「新日本&ZERO1交流戦」で激闘!
新日本プロレス勢からは、永田裕志、小島聡、辻陽太が第6試合に登場。「新日本&ZERO1交流戦」と題して、永田裕志&大谷晋二郎&辻陽太が、小島聡&高岩竜一&北村彰基と6人タッグマッチで激突した。
高山とは同世代である永田は、元新日本プロレスで現ZERO1の大谷と組んで、ヤングライオンの辻とトリオを結成。小島は、同じく元新日本で現ZERO1の高岩、ZERO1の若手である北村と合体しての対戦となった。
先発の小島と大谷、永田と高岩が気迫満点の打撃戦を見せて一気に場内がヒートアップ。負けじと若武者の辻と北村も激しい攻防を展開する。
そのあとも小島は北村に「いっちゃうぞバカヤロー!」から、ダイビングエルボードロップを炸裂。大谷はコーナーの小島に得意の顔面ウォッシュ攻撃を見せると場内は大歓声。勢い余って、場外の永田も蹴ってしまう場面も。
高岩は、永田にショートレンジのラリアット、必殺のデスバレーボムを炸裂。しかし、永田も高岩のラリアットをかわして“白目式”腕固めを決めると会場は「白目」コール爆発!
試合終盤、永田が北村を仕留めにかかるが、北村は執念の張り手攻撃! だが、永田も負けじと張り手で逆襲してからの強烈なニーアタック。最後はエクスプロイダーから、必殺のバックドロップホールドを決めて勝利を挙げた。
試合後は、「大谷と12年ぶりのタッグ結成」だったことを明かした永田。大谷は辻を「まだまだデカくなる」と評価した一方で、「追いつけ追い越せでZERO1もがんばりたい」としながら、「この試合、高山選手がどう思ってくれるのか興味ありますね」「元気いっぱいのプロレスを伝えたつもりです」とコメントを残した。
■高山から動画メッセージ、最後は「ノーフィアー」の大合唱!
また、この日のメインには昨年同様に高山の“盟友”であり、8.31ロンドン大会でのIWGPヘビー級王座挑戦を控えた鈴木みのるが登場。鈴木秀樹とのタッグで、丸藤正道&田中正斗組と30分時間切れの激闘を繰り広げた。
試合後は、この日出場した選手を招き入れると、高山選手からのメッセージがスクリーンに映し出された。現在の状況を「ホントにちょっとづつですが戻っているような気がします」「いつの日か、鈴木みのるにビッグブーツをかませる日が来るのではないかと思い、リハビリに励んでおります」とコメント。
「また、皆様にお会いできる日が絶対来ると信じてがんばりますので、今後ともご支援よろしくお願いいたします。ありがとうございました」と締めくくった。
これを受けたみのるは、「アイツは俺らとは比べ物にならないぐらいのものといま闘っているんで、怖いけど闘っているんで、この言葉をみんなで贈ってあげよう」とマイク。
最後はリングに登場した全員で高山の決め言葉である「ノーフィアー!」を合唱し、大会をシッカリと締めくくった。
■高山善廣オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/takayama-do/
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