毎回大好評!話題の外国人選手へのロングインタビューシリーズ、『YOUはどうして新日本へ?』に、ロッキー・ロメロ選手が登場!
新日本プロレスLA道場出身で、いまや海外戦略に欠かせない男が、自身のライフストーリーをたっぷり語るスペシャル版! (全4回予定)
第1回は『SUPER Jr.』振り返りと、少年時代~デビュー前について直撃!
聞き手/鈴木佑
通訳/小池水須香
撮影/山本正二
■もしかしたら、ここ最近のファンの中にはオレがプロレスラーだって思ってない人もいたかもしれないね
――今回はロッキー選手の長いレスリングライフを中心に、いろいろと伺えればと思います!
ロッキー オーケー。なんでも聞いてよ! ハナスゾ、コノヤロ~(笑)。
――ありがとうございます(笑)。まず、はじめに最近のリング上のことについてお聞きしたいのですが、ロッキー選手は今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』に3年ぶり7回目の出場を果たし、結果こそ3勝5敗だったものの、充実の試合内容で健在ぶりを見せつけました。
ロッキー サンキュー! でも、自分の中で大きな挑戦だったよ。『SUPER Jr.』からはしばらく離れてたし、そのぶん年も取ったし。ここ数年でニュージャパンに上がっているジュニアの選手のレベルは、凄くアップしてるよ。とくにいまIWGPジュニアヘビーを巻いているウィル・オスプレイの成長は目を見張るものがあるね。
――そのオスプレイ選手とは5.16青森でCHAOS同門対決を行ないました。ロッキー選手が敗れるもサブミッションのテクニックであわやの場面を作り、白熱の好勝負を展開しましたね。
ロッキー それはオスプレイだからこそ、意識的に出したっていうのはあったよ。それにやっぱりファンの声援を聞くと「期待以上のものを見せてやる!」ってなるんだよ。いまはバックステージでの役割のウエイトも大きくなってきたけど、『SUPER Jr.』に参戦が決まったときに「オレはまだまだできるし、ロッキー・ロメロというプロレスラーの才能を忘れてほしくない」っていう気持ちが、大きなモチベーションになったよ。
――現在ロッキー選手は海外版の中継の解説や、海外遠征などのコーディネーター、そしてROPPONGI 3K(SHO&YOH)のプロデューサーなど、リング上以外でも辣腕を振るってますよね。
ロッキー もしかしたら、ここ最近のファンの中にはオレがプロレスラーだって思ってない人もいたかもしれないね。「なんでロッキーが『SUPER Jr.』に出られるの?」ってさ(苦笑)。まあ、そういう裏方としての役割を期待されてるのもわかるし、やり甲斐も感じているよ。でも、大前提としてニュージャパンに上がっているのは戦いを見せたいからであり、それを『SUPER Jr.』ではあらためて実感できたよ。
――その『SUPER Jr.』でオスプレイ選手は二度目の優勝を果たしましたが、ロッキー選手から見てどのような存在ですか?
ロッキー 彼がニュージャパンに来たのは2016年だから、もう3年経つんだね。来たばかりの頃はまだラフなところがあったけど、この一年で本当に急成長したと思う。“KILLER INSTINCT”、つまり闘争本能がムキ出しにしてエッジのきいた戦いかたを見せるし、身体も大きくなってオカダ(・カズチカ)やイブシ(飯伏幸太)、ジェイ(・ホワイト)みたいなトップどころとも対等に渡り合ってるしね。
――たしかに無差別級として、どんどん活躍の場を広げています。
ロッキー まだ26歳だし、若いぶん吸収力が高いよ。観るたび、大舞台を経験するたびにレスラーとしてステップアップしているのがわかるね。
――ではプライベートのオスプレイ選手はいかがですか? ロッキー選手同様、わりと陽気なイメージがあるというか。
ロッキー そのとおり、ラブリーキャラだね。昔は飲みの席でもテンションがアガると服を脱ぎがちで、CHAOSの中でもウケてたよ。でも、イシイサンにだけはウケないけど……(笑)。
――ああ、石井選手は笑わない、と(笑)。
ロッキー イエス。オスプレイはクラブが好きで、気づけば何時間だって踊ってるんだ。六本木に行ったときもノリノリだし、もしかしたらリアル・ロッポンギヴァイスかもしれないな(笑)。
――オスプレイこそ真のロッポンギヴァイスでしたか(笑)。
ロッキー ただ、そういう部分も来日当初に比べると変化してる気がするね。ニュージャパンのリングで揉まれたことで、よりプロレスラーという職業に対して真剣に向き合うようになってる。まあ、大人の階段を上ってるってことかな(笑)。
■コーラクエンのメインで戦ったことはあったんだけど、ロッキー・ロメロとしてはあのファンタズモ戦が初めてだったんだ
――あと、『SUPER Jr.』には優勝候補の一角としてエル・ファンタズモ選手が参戦し、公式戦5連勝と破竹の勢いを見せていましたが、その快進撃を5.24後楽園で止めたのがロッキー選手でした。
ロッキー 過去にブラックタイガー(四代目)としてカネモト(金本浩二)とコーラクエンのメインで戦ったことはあったんだけど、ロッキー・ロメロとしてはあのファンタズモ戦が初めてだったんだ。……正直、ひさびさに緊張したよ。
――ロッキー選手でもナーバスになったんですね。
ロッキー ファンタズモとはRPW(イギリスの団体)で二度対戦し、どっちもオレが負けてるんだ。才能を凄く感じたし、そもそも最初にニュージャパンに「ファンタズモを取ったほうがいいんじゃないか? CHAOSのいい戦力になる」って進言したのはオレなんだ。それなのに、気づいたらBULLET CLUBに持っていかれちゃってさ(苦笑)。
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