現在、序盤戦が終了した『G1 CLIMAX 29』。Bブロックにエントリーし、今回の優勝候補と目される飯伏幸太選手に直撃インタビュー!
後編は、終盤戦の棚橋戦、そしてオカダ戦。さらに優勝決定戦で闘いたい選手とは?
※このインタビューは『G1』開幕前に収録。
撮影/タイコウクニヨシ
■棚橋さんはボクにとって“神”なんで。そこは変わらないけれど、いまは同じところに並んだのかなと
――『G1』の各公式戦について伺っていますが、折り返し地点となる7.30高松の5戦目の相手はバッドラック・ファレ選手となります。4戦目(7.27愛知)のランス・アーチャー選手から巨漢の選手が続くというか。
飯伏 ファレですか……。もう、スピードでかく乱するしかないです(苦笑)。ファレとはタッグ以外にシングルでも何度か当たってるんですけど。
――15年、17年の『G1』で対戦していて、そのときはどちらもファレ選手に凱歌が上がっています。
飯伏 そこまで苦手意識があるわけじゃないんですけど、かなりの強敵ですよね。また、アーチャーとは違ったタイプの大型選手というか。ファレは重さがあるぶん、スピード面でどうかなと思うのでチャンスは巡ってくるか、と。
――続く8.3大阪は棚橋弘至戦です。昨年の『G1』の優勝決定戦と同一カードですが、いかがですか?
飯伏 そうですね。棚橋さんがいまのボクのことをどう思っているのかが気になりますね。
――去年の対戦時との大きな違いは、飯伏選手が今年4月に新日本に再入団し、専属の選手となったことですね。
飯伏 ボクも立場的には本隊ということになるので、棚橋さんをどう見ればいいのか、ちょっと距離感がつかみにくいというか。ただ、自分の中で常に言い続けているように、棚橋さんはボクにとって“神”なんで。でも、そこは変わらないけれど、いまは同じところに並んだのかなという気はしています。
――ご自分の心境に変化があるわけですね。
飯伏 はい。そこは並ばないといけないし、もっといえば越えないといけないというか。そういう意味で今回、本当の“神越え”をしたいと思います。
――棚橋選手とはカミゴェが誕生した2017年の『G1』公式戦、昨年の優勝決定戦、そして今年と3年連続で当たることになります。棚橋選手は飯伏選手について「本隊にフィットしようとしているのがわかる。以前とは変わった」とおっしゃっていました。
飯伏 あ、そうなんですね。自分の中でとくに変わった感覚はないんですけど(苦笑)。でも、新日本の専属になって、無意識のうちにどこか変わった部分はあるんでしょうね。
――あと、棚橋選手が気にされていたのが「去年の優勝決定戦のカードなのに、メインじゃない」と。これについて思われることはありますか?
飯伏 個人的に試合順はそこまでは気にならないですけどね。第1試合でもメインでも同じだと思っているので。逆にいえば、そういう考えのほうがメインイベンターなのかなって。これは棚橋さんがどうこうっていうことじゃなくて、ニュアンス的に伝わりにくいかもしれないですけど。
――たしかに今年の1.4ドームでいえば、第1試合のウィル・オスプレイ選手戦で、飯伏選手はメイン級の激闘を繰り広げていきなり会場を沸騰させました。飯伏選手の中ではどの試合順でも気にせず全力を尽くしてこそメインイベンターだ、と?
飯伏 そうですね。メイン級の選手ならばどの試合順でも、そういう試合が見せられると思うので。だから、ボクは試合順を気にしないです。
■(オカダは、)キャリアで見ると意外と“同期”みたいな感じなんですよね。まあ、年齢はボクのほうが5歳上なんですけど
――次は8.7浜松でザック・セイバーJr.選手との対戦になります。飯伏選手はザック選手には今年の『NEW JAPAN CUP』二回戦で敗退するも、4.20愛知でのインターコンチの防衛戦で挑戦を退け、リベンジしました。今年3度目の対決となります。
飯伏 ザックとも何度も対戦してますけど、そのたびにやりにくくなる印象がありますね。何をしてくるかはだいたいわかるんですけど、その読み合いがどんどん深まっていってるというか。
――そのザック選手は先シリーズ、6・25仙台でのYOSHI-HASHIとのブリティッシュヘビー級王座戦&『G1』出場枠争奪戦に勝利を収めた直後、「ストロングスタイル・イズ・デッド!」と発言しましたね。
飯伏 ああ……。ストロングスタイル、終わりましたか。いや、まだ終わっていないですよ(ニヤリ)。
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