6月13日(木)に棚橋選手の新刊『カウント2.9から立ち上がれ ―逆境からの「復活力」』(マガジンハウス)がリリース。
発売前日の6月12日(水)、東京・紀伊國屋書店新宿本店にてサイン本お渡し会が行われた。
200名の定員に対し、約3倍の応募があった今回のイベントには、お子様から棚橋選手と同年代の方まで、書籍の発売を祝いに駆けつけた。
最初の参加者の皆さんが会場で待機する中、後方から棚橋選手が登場。拍手と歓声が起こり、「本日はありがとうございます。たくさんのご応募をいただいたみたいで嬉しいです」と感謝を伝え、お渡し会がスタート。
棚橋選手は1人1人に対して「はじめまして!」「久しぶり!」などと挨拶。「会えるのが嬉しくて…」と泣いてしまう女性ファンにハグしたり、スーツを着た仕事帰りの方には「お仕事、お疲れ様です」と声をかけたり、神対応を繰り広げた。特に「出版おめでとうございます」「棚橋さんの文章が好きです」と伝えるファンも多く、イベントは終始和やかな雰囲気で終了した。
また、お渡し会直前にはマスコミ向けに刊行発表会が行われた。
本書が2016年9月から棚橋選手が連載を続けている、『水道橋博士のメルマ旬報』の「棚橋弘至『逸材逸話』」を加筆修正したものということから、「ここ2~3年の、ケガで苦しみだした後の棚橋を書いています。これまでも本を出版させていただきましたが、ここまで生々しい内容は初めてです」などと思いを述べた。
また、「プロレスの醍醐味はやられてもやられても立ち上がって、ワン、ツー、ギリギリで返すところだと思います。そういう“カウント2.9”のギリギリな状況は、プロレスだけじゃなく日常生活においてもあると思うんです」と話し、「日々の生活を修業の場にできれば1日が有意義になると思います」と、棚橋選手なりの日常生活の過ごし方を追求した本だと紹介。
サブタイトルにある“復活力”に対しても、「回復力はよく聞きますが、“復活力”というワードがものすごくエネルギーのある言葉」だと話す。本の中には、様々な表情の棚橋選手の写真も掲載されており、その中でもカバー写真に対して「これは42歳の棚橋にしか出せない表情ですね。良い歳の重ね方をしたなと思います」と話した。赤裸々に経験や感情を記した本書を通じて、老若男女、誰しもが遭遇する逆境を乗り越えるヒントを見つけてほしい。
■書籍情報
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