6.5両国国技館で、衝撃の新日本プロレスデビューをはたした、元WWEスーパースターであり、元ディーン・アンブローズことジョン・モクスリー。
ジュース・ロビンソンとの再会から、新日本マットの感触まで、狂犬モクスリーの“本音”に迫る直撃インタビュー!(前編)
聞き手/鈴木佑
通訳/小池水須香
撮影/タイコウクニヨシ
■“あの入場”で上から会場全体を見渡し、みんなが盛り上がってるのを観たときは、コッチも鳥肌ものだったね!
――さて、モクスリー選手。ジュース・ロビンソン選手に向けた“謎の男”のメッセージVTRが、あなたからのものだと判明して以降、世界中のプロレスファンがあなたの話題で持ちきりでした。
モクスリー フフフ。あらためて名乗らせてもらおうか。俺の名はジョン・モクスリー。オハイオ州シンシナティからやって来た、この世界を暴力で支配してきたイカれた野郎だ(ニヤリ)。
――やはり貫禄が凄いですね。まず、一昨日の新日本初参戦となった6.5両国のジュース選手とのIWGP USヘビー級王座戦について伺いたいと思います(インタビューは6月6日に収録)。
モクスリー OK、なんでも聞いてくれ!(と“噛みタバコ”をクチャクチャさせながら)。
――まず、あなたは入場時、WWEの“ザ・シールド”(モクスリー=ディーン・アンブローズとローマン・レインズ、セス・ロリンズによるユニット)時代を彷彿させるように、客席スタンドから姿を現しましたね。
モクスリー 正直、“あの入場”をするかどうかは迷ったよ。見ようによっては昔の自分を引きずってるみたいだからな。でも、べつに俺は過去をなきものにするわけじゃないし、ファンを“アゲる”ためにクールなアイデアかもしれないなと思ったんだ。
――実際、入場の瞬間に会場は大歓声に包まれました。
モクスリー 結果的にいい“ムードチェンジャー”になったんじゃないか? あの日の俺の出番はセミファイナルで、それまでにもいい試合がいくつもあった。その流れの中で新たなインパクトを与えるという意味でもよかったと思ってる。またこうして、スモウアリーナ(両国国技館)という伝統ある会場をエンジョイできたよ。
――両国ではWWE時代にも東京遠征で何度か試合してますよね?
モクスリー そうだね。たぶん5回以上は来てると思う。ただ、あのときはWWEのファンの前だった。今回、ニュージャパンのファンが俺に対してどんな反応をするのか、フタを開けてみるまではわからなかったし、「このファーストマッチで自分が何者かを証明しなければいけない」と意気込んでたんだ。だから、あの入場で上から会場全体を見渡し、みんなが盛り上がってるのを観たときは、コッチも鳥肌ものだったね!
――新日本のファンにとっては“まだ見ぬ強豪”を迎え入れるような思いだったかもしれません。
モクスリー フフフ。すばらしいリアクションをくれた、あの日のファンには感謝しかないね。会場を包むエネルギー、そしてリスペクトの気持ちが伝わってきたよ。
――外国人レスラーの多くは「日本のファンはプロレス自体にリスペクトがある」と感じるようです。
モクスリー もちろん、その話は俺も聞いていた。だから、『レッスルマニア』をはじめ、WWEのビッグマッチに出るよりも、ジャパンで闘うことを楽しみにしてたんだ。そして、あのリアクションを見て、「よし、やるしかねえ!」って気合が入ったよ。
■WWEのときは周りと差別化する意味でジーンズを履いてたが、暑い上に動きにくいから正直に言って“最悪”だった
――WWE時代のあなたのコスチュームはタンクトップにジーンズでしたが、今回はショートタイツ姿でした。何か意識した部分はありますか?
モクスリー やっぱり、まずは自分自身に変化を求めてたんだ。WWEのときは周りと差別化する意味でジーンズを履いてたが、暑い上に動きにくいから正直に言って“最悪”だった。
――ジーンズでの試合は最悪ですか。
モクスリー しかもジーンズに加えて、WWE時代はブーツを履いて試合してたが、アレはもはや“悪夢”だな(笑)。
――ブーツにいたっては悪夢(苦笑)。
モクスリー それを考えればいまのコスチュームは快適だし、よりレスリングに取り組みやすい。あのリングでジーンズとブーツは不要だろ。脱いで正解だったよ。ただ、最初に鏡の前に新しいコスチュームで立ったときは「こりゃ、ほぼ“パンイチ”だな」と思って、ちょっと小っ恥ずかしかったけどな(笑)。
――でも、フレッシュな印象でしたし、勇ましく見えました。
モクスリー サンキュー! ファンも最初は違和感を感じたかもしれないが、すぐに慣れてくれたみたいだな。
――あなた同様、対戦相手であるジュース選手にも今回、変化がありました。この一戦への気合を示すように自慢のドレッドヘアが短髪になっていましたが、あれを見たときの感想は?
モクスリー 「オイ、マジか!?」ってショックだったし、一瞬動揺したよ。なぜならジュースにとって、あのドレッドはトレードマークだからな。しかも試合前に「あのドレッドをつかんで攻撃してやろう」と思ってた俺にしてみれば、それを防がれたようなもんだし。
――心理的な効果があったわけですね。
モクスリー ああ。あのシリアスなジュースを見た瞬間、きっと誰もが「この試合はジョークじゃない、本物の闘いなんだ!」と思ったんじゃないか?
※無料公開はここまで! 続きは新日本プロレスのスマホサイトに登録してご覧ください。
★ジョン・モクスリー「MOX」Tシャツは闘魂SHOPで絶賛販売中!コチラから!
★「“二冠同時戴冠”は軽い気持ちで言ったわけじゃない」“刺激を与えてくれる男”鷹木にも言及! 内藤哲也インタビュー!
★加入するなら今! 新日本プロレス・スマートフォンサイトの詳細はコチラ!!
★月額=324円(税込み)