現地時間・6月29日(日)、オーストラリアのメルボルンで行われる『NJPW SOUTHERN SHOWDOWN in MELBOURNE』の全カードが決定した。
■メインで、オカダ&棚橋がドリームタッグ再結成! ジェイ&ファレと激突!
メイン(第8試合)ではオカダ・カズチカ&棚橋弘至がドリームタッグを結成し、BULLET CLUBのジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレ組と激突。
棚橋は6.5両国での復帰戦でジェイのダーティーファイトの前に惜敗。今回は『G1』二連覇に向けて復調ぶりを見せるためにも、ジェイに一矢報いたいところ。
オカダは6.9大阪城でクリス・ジェリコを相手にIWGPヘビーを死守。しかし、その直後に暴走したジェリコにKOされる憂き目に遭っただけに、こちらも『G1』開幕前に加速すべく王者らしい戦いを示したいことだろう。
ちなみにオカダと棚橋が二人で組むのは2.2札幌以来。そのときの相手は、くしくも今回と同じジェイ&ファレ組で、そのときは惜敗を喫しているが、本隊&CHAOSの最強コンビとしてリベンジに向け闘志を燃やす。
一方のジェイは、4.6MSGで自身からIWGPヘビーを奪取したオカダを、その後は当然のようにロックオン。また、ファレも2.11大阪で敗北を喫しているオカダへの逆襲に燃えているのは間違いない。ジェイ(ニュージランド出身)とファレ(トンガ王国出身)が、故郷と同じオセアニアに位置するオーストラリアの地で大暴れするのは必至だ。
メルボルンのトリを飾る注目のタッグ対決、その結末は果たして?
■セミは、IWGPジュニアヘビー級選手権、オスプレイvsイーグルスが実現!
第7試合ではIWGPジュニアヘビー級王者のウィル・オスプレイが、ロビー・イーグルスを相手に初防衛戦。
オスプレイは今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』で、3年ぶり二度目の優勝を成し遂げると、その勢いを駆って6.9大阪城ではドラゴン・リーとの死闘を制し、IWGPジュニアヘビーを奪取。
3度目の同王座戴冠を果たしたオスプレイはその試合後、「俺はロビー・イーグルスとベルトを賭けて戦いたい」と次期挑戦者にBULLET CLUBの“スナイパー・オブ。ザ・スカイ”を逆指名した。
両者は5.26幕張での『SUPER Jr.』公式戦で激突し好勝負を展開するが、終盤にエル・ファンタズモが介入。結果はイーグルスが勝利を収めるも、「こんな勝ち、いらねえよ!」と不完全燃焼な結末に怒りを見せていた。
オスプレイとイーグルス、両者ともに今回は仕切り直しとして、真っ向勝負を期しているはず。とくにIWGPジュニアヘビー初挑戦のチャンスをつかんだオーストラリア出身のイーグルスは、勝って故郷に錦を飾りたいところ。昇り調子のオスプレイとのハイレベルな技術戦に期待が高まる。
■第6試合は、タマ&タンガと、ジュース&マイキーがタッグ対戦!
第6試合はスペシャルタッグマッチとしてジュース・ロビンソン&マイキー・ニコルス組が、現IWGPタッグ王者のG.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)と対峙。
ジュースとニコルスはBULLET CLUB討伐で意気投合すると、どんたくシリーズではこの無法者集団を相手におもいきりのいいファイトを繰り広げてきた。
ジュースは6.5両国でジョン・モクスリーにIWGP USヘビーを奪われるも、決意の短髪姿で気迫万点のファイトを展開。6.9大阪城でも持ち前の陽気さを“封印”し、ファイターとして新たな一面を見せ始めている。
オールラウンドプレイヤーのニコルスにとって今回は地元オーストラリア凱旋。現IWGPタッグ王者を下せば、ジュースとのタッグでベルト挑戦のチャンスも見えるだけに、その鼻息は荒い。
対するG.o.Dは4.6MSGでIWGPタッグ&ROHタッグの二冠王に就いて以来、日米を股に防衛を重ね、このまま長期政権を目論む。悪のタッグ王者が故郷トンガと同じオセアニアの地でも、なりふり構わぬダーティーファイトを仕掛けるのは想像に難くない。ジュース&ニコルスはこの強敵をどう攻略するのか?
■注目のリマッチが実現! ロッキー・ロメロvsエル・ファンタズモ!
第5試合はスペシャルシングルマッチとして試合巧者のロッキー・ロメロと、BULLET CLUBのニューメンバーであるエル・ファンタズモが一騎打ち。
両者は5.24後楽園での『SUPER Jr.』公式戦で激突。その時点でファンタズモは、バツグンの身体能力とスキニーなファイトで公式戦で無傷の5連勝と破竹の快進撃を見せていた。だが、ロッキーは新日本のベテラン外国人の意地を見せるように、狙いすました腕ひしぎ逆十字でファンタズモをついにストップ。
試合後、ロッキーは「オーマイガー! キャリアで初めて、ロッキー・ロメロが後楽園ホールのメインを飾ったぜ! 俺が強さをもらえたのは他の何でもない、世界中から応援してくれるファンのおかげだ!」と喜びを爆発させた。一方、今回の『SUPER Jr.』の注目選手だったファンタズモは、この敗北でペースが狂ったのか、優勝決定戦進出を逃すことに。
挽回したいファンタズモは、6.16後楽園では石森太二とのコンビでROPPONGI 3K(SHO&YOH)の保持するIWGPジュニアタッグ王座、さらに6.17後楽園では高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズとトリオを結成して真壁刀義&矢野通&田口隆祐の持つNEVER無差別級王座に挑戦。そして6.25仙台では田口を迎え撃つブリティッシュクルーザー級王座の防衛戦と大一番が続くが、その流れの中でロッキーにも雪辱を果たしたいところ。それともロッキーが返り討ちにし、一気にジュニアのトップ戦線に浮上するか?
この他、第4試合では、石井智宏&YOSHI-HASHIが、高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズと激突するタッグマッチ。
第3試合では矢野通&SHO&YOHと2017年のオーストラリア大会でBULLET CLUBに加入していたジノ・ガンビーノが石森太二&外道とトリオ結成。
第2試合は、バッドラック・ファレがオーストラリアで主宰しているFALE DOJOから、アーロン・ソロウが登場。地元オーストラリア出身のスレックスとシングルで対戦する。
第1試合は、トーア・ヘナーレ&海野翔太&成田蓮が、同じくFALE DOJOのマーク・トゥイ、アンドリュー・ビラボロス、マイケル・リチャーズのトリオと対戦する。