• 2019.6.8
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「“IWGPらしい闘い”見せつける」オカダが宣戦布告! ジェリコはまたも大暴れ! IC王座戦は“相思相愛”状態(!?)も内藤「人間・飯伏は嫌い」!【6.8調印式】

6月8日(土)13時~新日本プロレス事務所にて、『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール大会で対戦するIWGPヘビー級選手権試合・(チャンピオン)オカダ・カズチカvs(チャレンジャー)クリス・ジェリコ、IWGPインターコンチネンタル選手権試合・(チャンピオン)飯伏幸太vs(チャレンジャー)内藤哲也の調印式がおこなわれた。

★会見の模様は新日本プロレスワールドで公開中!

■『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』

6月9日(日) 14:30開場/16:00開始
大阪・大阪城ホール
★チケット情報★対戦カード情報
※当日券は「立見券」のみ12:00より発売!
※「立見券」は2階スタンド最上段でのご観戦となります。
※今大会の当日券はお1人様1枚限りの販売とさせていただきます。
※「小中高生券(要身分証)」も立見エリアへのご案内となります。当日券にてお買い求めください。
※今大会は休憩時間がございません。あらかじめご了承下さい。

※今大会は「
Team NJPW会員撮影会」を実施いたしません。

■IWGPインターコンチネンタル級選手権試合
・(チャレンジャー)内藤哲也選手のコメント
「(※『オラ、ブエナスタルデス』と挨拶し登場)4月20日、愛知県体育館のリング上で、俺が言ったことが言葉。皆様、覚えていますでしょうか? 『もし他にそのベルトを欲しいという選手がいるのであれば、いますぐリングに上がって来いよ』と俺は言いました。でも、残念ながら、誰も出て来なかった。ということは、4月20日の時点で『インターコンチネンタル王座が欲しい』という選手は、俺以外にいないということ。つまり、今回のタイトルマッチに関して、他の選手にとやかく言われる筋合いはないし、今回のタイトルマッチに関して俺はちゃんと筋を通したつもりですよ。そのへんのところを勘違いしないでくださいよ。俺は間違っても、“前王者のリマッチ権”なんて言葉使ってませんから。そもそも、そのリマッチ権って言葉、俺はあんま好きじゃないんで。あと、今日はこれだけ多くの皆様にお集まりいただいたので、せっかくなんでこの場でハッキリと宣言しておきますよ。俺がいま一番欲しいベルトは……IWGPインターコンチネンタル王座。もちろん、その先にIWGPヘビー級王座を俺は見据えてますよ。でも、今日、いま一番欲しいベルトは、IWGPインターコンチネンタル王座であるということを、チャンピオン・飯伏幸太選手、マスコミの皆様、そして新日本プロレスワールドをご覧の皆様に、この場でお伝えしたいと思います」

・(チャンピオン)飯伏幸太選手のコメント
「ボクが言いたいことは、ほとんど内藤さんが言ってくれたし、ボクもそうだと思うし、ボクから言うことはほとんどなにもないですね。ただ、一つだけ言いたいことがあるんですけど、リマッチ権っていうのはないのかもしれないけど、リマッチはやめないですか? これを最後に。やり過ぎですよ。やり過ぎ。これ、最後にしてください。お願いします」

・質疑応答
――飯伏選手から「最後にしてください」という発言がありましたが。

内藤「『NEW JAPAN CUP』で対戦したのは俺の意志ではないですからね。だから、今年もう3回目ですか? まぁね、たしかに多いですよ。でも、やるたびにワクワクしちゃうんですよね、残念ながら。俺、飯伏幸太とプロレスするの好きなんですよ。まぁ、飯伏幸太っていう人間のことは嫌いだよ。全然、魅力を感じないですよ。でも、レスラー・飯伏幸太は何かワクワクするものを抱いてしまうんですよね。とはいえ、俺もリマッチ、リマッチ、リマッチ、そんなもの認められてたら、明日、俺が勝ちました。じゃあ、飯伏がリマッチ権だ。持ってかれました。じゃあ、俺がリマッチ権だ。もう永遠に続きますからね。2連勝しないと決まんないんじゃないかっていう意味の分からないルールになってしまうので、リマッチっていうのは俺も否定的ですよ。だからこそ、リングで聞きましたからね。他の選手に『このベルトが欲しい人はいないんですか? このままじゃ、俺が挑戦しちゃうよ。それでもいいの? 皆さんはいいんですか?』って聞いたから。だから、今回はちゃんと俺は筋を通しましたよ。その直後にチャンピオン・飯伏幸太から『やりましょう』という言葉も聞いたんでね。今回に関しては『筋の通ったタイトルマッチだな』と俺は思いますよ。でも、何度も言いますが、リマッチというものに関して、俺は否定的ですね。その件に関しては、俺も飯伏と同じ考えだと思います」

――いまの内藤選手のコメントを受けていかがですか?

飯伏「ボクは納得してますね。ボクはちょっと違うのは、プロレスラー・内藤哲也は好きだし、内藤哲也も好きですよ、ボクは。何でボクのことを嫌いなんですか?」

内藤「好きな人間いないでしょ? 飯伏幸太を好きな人間なんていないよ。菅林会長だってレスラー飯伏が好きだけど、人間・飯伏幸太はきっと嫌いなはずですよ。(※隣の菅林会長に向かって)ねぇ、会長? シー? オー、ノー?(※無反応の会長に対し)だそうです」

――前シリーズ、飯伏選手はあまり参戦をしていなかったことに関して、内藤選手から「なんで出ていないんだ?」というようなコメントもありましたが。

飯伏「そうですね……」

内藤「ちょっと口をはさんでいいですか? すいません。俺、出て来ない飯伏に対して別に文句は言ってないですからね。飯伏自身は『全試合に出たい』『プロレスを広めたい』って言ってましたね。だから、その飯伏の意向を組まない(※菅林会長に向かって)『新日本プロレスがちょっとどうかしてるんじゃないですか?』ということを言いたかったのであって、別に飯伏を批判しているわけではないですからね」

――では、その部分も踏まえていかがですか?

飯伏「ボクは出たかったけど出れなかったっていうのがあるんですけど、ちょっとこの話、気まずくなるのでやめないですか?」

――じゃあ、やめましょう。

飯伏「ハイ」

――内藤選手は飯伏選手とプロレスをするのは好きというようなコメントもありましたが、飯伏選手はいかがですか?

飯伏「ボクも同じですね、残念ながら楽しい。何なんですかね?」

――他の選手と比べてどう異なりますか?

飯伏「ウーン、なんかやっぱり他の選手とやってるのと、プロレスをやってる感覚が違うし、たぶんやってる時の感覚が同じなんですよ。たぶんですけどね、内藤さんの気持ちと」

※フォトセッション後、内藤は「では皆様、アスタマニャーナ、アディオス」と挨拶し会見場をあとにした。

■IWGPヘビー級選手権試合
・(チャレンジャー)クリス・ジェリコ選手のコメント
「俺との対戦が決まった時、ビデオを見た直後のお前のコメントを聞いた。『“ペインメーカー”とは何だ?』と。そのペインメーカーが何たるかを明日みせてやる。お前は明日、こうなるんだ(※オカダが表紙の週刊プロレスを引き裂いた)。明日の夜、試合が始まれば、俺はお前の背骨を折り、歯を折り、その歯を飲み込ませてやる。そして、『なぜ俺が世界最強なのか?』そして、世界のみならず『この業界史上最強の男なのか?』ということをみせてやろう。IWGPのベルト、いま俺が欲しいこれを持ってるお前を、完全に痛めつけてやる」

・(チャンピオン)オカダ・カズチカ選手のコメント
「率直に『やっとジェリコに会えたな』っていうのがあります。ホントにペインメーカーが痛みの雨を降らしてくれるのかどうかはわからないですけども、普段からプロレスやってれば痛いのは当たり前なので、『明日はどんだけ痛いのかな』と楽しみでありますし、いままでインターコンチだったり、USのタイトルマッチをやってきたと思いますけど、これはIWGPの闘いなので、ノーDQでもない闘いなので、IWGPらしい闘いをしてしっかり『俺の方がベストだ』というところを見せつけてやろうと思います」

ジェリコ「だからこそ、俺はここにいる。そして、明日の夜、試合をすることに至るんだ。いままでもずっと『オカダは最強だ』『オカダは最高だ』『オカダは天才だ』とオカダ・カズチカについての称賛はいくらでも聞いてきた。そして、過去の試合もいっぱい観てきて、お前がいいプロレスラーだということはもう承知している。だが、俺と対峙してそれがどうなのかということを見せたい。だから、俺は明日、オーサカでお前のことを完膚なきまでに痛みつけてやる。(※隣の菅林会長の胸ぐらを掴み)わかったか?」

・質疑応答
――今回、ジェリコ選手にとって初のIWGPヘビー級王座挑戦となりますが、ベルトへの想いはありますか?

ジェリコ「もちろん、明日は特別な一夜になる。新日本プロレスで若い時から闘い続け、WAR、FMW、その他の団体も含めてもう54回目の来日になる。もちろん、『BEST OF THE SUPER Jr.』に参戦した1997年から20年の時を経て、ついにIWGPヘビー級のベルト挑戦になる。俺はキャリアの中で、このベルトだけを手にしていない。WWEで6回もベルトを獲ったし、インターコンチのベルトも獲ってきた。このIWGPヘビー級のチャンピンシップを、新日本プロレスの顔であるオカダ・カズチカとできるということは、大変特別なことであり、自分にとってはこの顔を叩き潰して、自分を次の新日本プロレスの顔にしたい」

――キャリアも含めてオカダ選手にとってジェリコ選手というのは?

オカダ「WWEでチャンピオンになってたのは知ってますし、この前もAEWの旗揚げ戦でケニーを倒したのも知ってますし、正直、WARの時の活躍っていうのはボクはあんまり知らないですし、アメリカで活躍してたっていうぐらいしか知らないんですけども、先ほども言った通りWWEで6回もチャンピオンになった人と闘えるっていうことは、いま『そんなにチャンピオンになってるんだ』って思いましたし、それは凄い明日が楽しみになってきましたね」

ジェリコ「いま、オカダからコメントがあった通り、俺がどれだけのビッグネームかっていうところを再認識させられたと思う。選手はAEWのメインでケニー・オメガをローリングバックエルボーで倒し勝利した。その10日後には新日本プロレスのリングでIWGPヘビー級のチャンピオンシップに挑む。こんなことができる男が世界中どこを探しているだろうか。ラスベガスでショーをやり、オーサカでもだ。2週間の間にこれだけのビッグイベントでヘッドライナーとして闘える男が他にいるか考えてみろ。お前の最大のライバルだったケニー・オメガを倒した男だぞ。そして、俺はこの『DOMINION』でのジェリコ対オカダの“ドリームマッチ”を制し、WCWとWWEのダブルチャンピオンになった時のように、このあとのAEWのチャンピオンシップも獲り、ダブルチャンピオンになろうと思う。オカダ対クリス・ジェリコはトーキョードームでやっても間違いなく客が入る試合だ。そんななかソールドアウトのオーサカでこのベルトを勝ち取りアメリカに帰る。いや、このベルトは絶対に俺が勝ち取らなきゃいけないものだ」

――WWEとこの新日本プロレスで闘うことの違いは?

ジェリコ「新日本プロレスではいまオカダ・カズチカがベストである。そして、このレスリングという業界そのものが、強さとはスター性であったり、ファイティングスピリットがあるか、ストロングスタイルをどれだけ披露できるかというところになっていると思う。そして、オカダはそれができているレスラーだと思う。正直言って、オカダの試合は観ていて楽しいと思うし、俺は彼の試合が好きだ。とても賢くアーティスティックであり、観ているこちらの方が壁画のように感じる。それだけ美しいものができるレスラーだと思っている。ただ、何か違いがあるとすれば、オカダ・カズチカはあらゆる選手と対戦しているかもしれないが、ただ一人、このクリス・ジェリコとの対戦経験はないということだ。そして、このクリス・ジェリコと対戦する。それだけでこの対戦は話題になるし、もちろんオカダ・カズチカというものがまた一つ上のレベルにいける大きな機会になると思う」

※調印後のフォトセッション中、ジェリコはオカダを突き飛ばすと、テーブルをなぎ倒し、「わかるか? 明日、お前はこうなるんだ!」と睨み合い、両者は会見場をあとにした。

■『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』
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