なんと新日本プロレスのスマホサイトでの単独インタビューは初登場!
あの“寡黙な男”石井智宏が、6.9大阪城ホールのタイチ戦はもちろん、5.4福岡のEVIL戦を語る!
必読のロングインタビュー(前編)!
撮影/タイコウクニヨシ
■俺はアイツ(EVIL)と違ってヨソから来た人間。“対新日本”っていう姿勢で20年近く、ずっとやってきたから
――さて、石井選手。6.9大阪城でのタイチ選手とのNEVER無差別級王座戦が目前に迫りましたが、まずは5.3福岡のEVIL戦から振り返って頂きたいんですが。
石井 ……ハイ。
――そもそも3.24長岡での8人タッグ(飯伏幸太&石井智宏&田口隆祐&成田蓮vs内藤哲也&EVIL&BUSHI&鷹木信悟)の試合後、EVIL選手と乱闘を繰り広げて突発的に遺恨が生じたというか。
石井 いや、あれは……、たしか内藤(哲也)が飯伏(幸太)に関節かなんかを決めてたときに、アイツが俺につっかけてきたのがきっかけだな。簡単にいえば顔面に入れられて、「コノ野郎!」って感じで一瞬で火がついて。
――あのときはEVIL選手が、石井選手がカットインする前に突っ掛けましたね。
石井 べつに俺からすれば「コイツをぶっ潰す!」とか、そういう気はなかったところを、いきなりヤツから仕掛けてきたって感じで。
――それまでお二人は2016年3月に2回シングルで闘っています(2016年3月『NEW JAPAN CUP』1回戦と、同年3月20日神戸のROH世界TV王座戦、どちらも石井が勝利)その後もタッグで当たる機会はありましたが、とくにEVIL選手のことを強く意識してはいなかったと?
石井 まあ、「コッチと似たようなスタイルだな」とは思ってたけど、俺はシングルが決まってからガーッと来る(テンションが上がる)タイプだから。その二回シングルでやったとき以外は、とくに意識するとかはなかったな。
――逆にEVIL選手は5.4福岡の前哨戦の一発目となった4.13つくばの試合後に「新潟で石井との闘いに火がついた。これは偶然なのか? 必然なのか? はたまた運命なのか? 宿命なのか? 全部だろうな」と言葉を残し、強烈に意識していたようですが。
石井 ……その話を聞きたいなら、アイツにインタビューしたほうがいいんじゃねーの? 俺は知らねえよ。
――……失礼しました。ただ、実際に対戦してみてEVIL選手の並々ならぬ対抗心は伝わってきたのでは?
石井 まあ、そうだな。前哨戦っていうのは相手の手の内を探るとか、そういうのが多いけど、アイツの場合は最初から「潰しに来てる」っていうのはわかったから。
――あのシリーズは天王山に向けてさまざまな前哨戦がある中で、石井選手とEVIL選手の攻防だけ異質というか、どの会場もどよめいていました。
石井 俺も「コイツ、潰してやろうかな?」っていう気持ちでやってたけど、べつに観客の反応なんか気にしちゃいなかった。
――EVIL選手は「石井戦の裏テーマは“新日本への闘い”。いまの新日本プロレスというイメージや既成概念を、俺はぶっ壊してやりたい」と発言していましたが、それを聞いて思うことは?
石井 ……いや、べつに。俺はアイツと違ってヨソから来た人間だったし、“対新日本”っていう姿勢で20年近く、ずっとやってきたから。
――いまの新日本ファンの中では、石井選手イコール新日本というイメージが強いと思いますが、ご本人の中ではそういう反骨心が常にある、と?
石井 そうだな。デビューしたWARのときから、天龍(源一郎)さんに「新日本には負けるんじゃねえぞ!」って言われてきたし。で、フリーになって、長州(力)さんと会ったとき、まず言われたのが「オマエは新日本に勝てない!」って言葉だったから。……そのときは悔しかったね。
――そうでしたか。
石井 あの頃はまだ新日本に上がってなかったけど、逆に「いつかブッ潰してやる!」っていうのは思ってたよ。
■俺はWARの頃から変わらねえし、「これが新日本」とか言われてもよくわかんねーよ。
――強い思いがあったわけですね。ちなみにEVIL選手が石井選手の試合で印象に残っているものとして、2013年の2.3後楽園での田中将斗選手とのNEVER王座戦を挙げていました。
石井 ああ、アレか……。
――あの試合後、石井選手が「これは俺と田中さんの、新日本への挑戦状だよ」という発言していたのを踏まえ、EVIL選手は“新日本への闘い”というテーマを見出したとか。
石井 ただ、俺はあのとき「外の人間同士で新日本のメインでベルトを賭けて戦う、しかもオメーらがやってないスゲー試合をする」っていう気持ちだったから。だから、コイツ(EVIL)が言ってる“対新日本”っていうのとは、ちょっと違うんじゃねえかな。
――EVIL選手の場合は生え抜きですし。ちなみに石井選手は生え抜き選手の意地というのは、どう捉えていますか?
石井 それはあって当然だと思うよ。俺も自分の団体にいて、ヨソの人間が上がってきたときは「コイツらには負けられねえ!」って。だから、新日本の生え抜きの人間なら、当然そういう気持ちは持ってんじゃないの?
――石井選手は新日本生え抜きではないですが、古くからのファンにすれば「石井の真っ向勝負こそ新日本だ」という見方もあるようです。
石井 べつになんとも思わないね。俺はWARの頃から変わらねえし、「これが新日本」とか言われてもよくわかんねーよ。
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