真壁刀義&矢野通の“スペシャル対談”が実現!
スイーツ真壁、プロデューサー矢野通、現在の活躍についてのおたがいの印象、そして天山広吉の追放、真壁刀義への裏切り、飯塚高史加入など、いまだから語れるG·B·Hの歴史を2人が紐解いた後編がスタート!
聞き手/小松伸太郎
撮影/山本正二
■真壁「矢野のカレー? まだ食べてない。ただ、カレー大好き人間としては食してみたいね」
──ここで改めてお二人が一緒に組んでいたG·B·Hというユニットについて振り返ってみたいと思いますが、先程「個性は強さ」というお話がありました。真壁選手は“スイーツ真壁”としてテレビでも引っ張りだこの人気者になりましたし、矢野選手は“敏腕プロデューサー”として活躍されています。お互いに現在の活躍ぶりをどう思われていますか?
真壁 矢野のプロデューサーって形だけのプロデューサーじゃないからな。リアルにプロデューサーやってるから凄いよ。だってDVDの売り上げ知ってる? 俺は「コイツのギャランティがおかしいだろ」っていうのを追求していきたいわけよ(ギロリ)。
矢野 俺は薄利多売なんで……。
真壁 バカ野郎! その薄利がむちゃくちゃブ厚いだろうが!(笑)
矢野 俺からしたら真壁さんのほうがむちゃくちゃ羨ましい。絶対テレビに出てるほうが儲かるでしょ?
真壁 儲かってねぇって!(笑)。ただ、名前が売れている分、前よりも自分の一挙手一投足が注目されるじゃん? リング内のパフォーマンスが昔のままなのか、昔を超えているのか、あるいは最低なのかってところを見られるからよ。その分、メディアでものたまわなきゃいけねぇし、練習もバンバンやらねぇとダメだよな。そうしねぇと「コイツ、やっぱり芸能に逃げてるな」って思われるじゃん。それが俺は一番嫌だからさ。あとは後輩や新しく入ってくる新弟子とかに「真壁さんはキャリア積んでテレビに出てるから練習しなくてもいいんだ」なんて思われたら、凄ぇ腹立つよ。
──テレビに出ている分、余計に練習も試合もがんばらないといけないということですね。
真壁 ウン。そこが一番大事だよね。レスラーってナメられたらダメなわけよ。
──ちなみに、北野エースとのコラボで矢野選手が新しくプロデュースされたレトルトカレーは食べましたか?
真壁 まだ食べてない。ただ、カレー大好き人間としては食してみたいね。
矢野 いや~、渡さなきゃいけないなってずっと思ってたんだけど……。
真壁 オイ。言っておくけど、俺、カレーに段位つけるとしたら“カレー五段”ぐらいだからよ。
──スイーツのみならずカレーにもうるさいと。
真壁 もう大好き。ただ、矢野のプロデュースするカレーだから、相当美味いんじゃないのっていうのはあるよ。でも、コイツのことだから「真壁さん、感想を一言言ってもらっていいですか?」なんて言って、パッケージに「あの“スイーツ真壁”も大絶賛!」とか知らない間にプリントするぐらいことやりかねないからな。俺、スイーツだけど大丈夫?
矢野 そうなったらスイーツ要素のフルーツを入れたカレーを新しく作ろうかな(ニヤリ)。
真壁 なんでそんなに顔が真剣なんだよ!(笑)。
── 一瞬にして矢野選手のプロデュース脳が働きましたね。
真壁 本当にコイツはそういうところが凄い長けてるよね。俺たちも勉強になるところだし、信頼している部分でもあるからな。だって、コイツがこすい泥棒だったら相手になんかしねぇけど、大泥棒をやるからさ。やることに対して「ああ、なるほどな」って納得できるところがあるんだよね。
──それこそ若かったG·B·H時代というのはお互いにどう見ていたんですか?
矢野 いい言い方をすれば、志が一緒だっただけだな。
真壁 本当にそれだけ。
矢野 俺らだけじゃなくてみんなそうだったね。いい意味で自分たちが目立って会社を上げていくという志があったし、そこを含めて「何をしたらいいのか?」ってことをずっと考えてたし、自ら名乗りを上げて必要悪になってやるぐらいの気持ちがあった。何しろ、あの当時はクソみたいに自分をカッコよく見せたいヤツらばっかりだったし、それが一番嫌いだったね。まぁ、絶対的なベビーフェイスは必要だからそれは勝手にやってくださいって感じかな。まぁ、バカにはするけど。
真壁 バカにはすんのかよ(笑)。
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