いよいよ目前となった現地時間・4月6日(日本時間・4月7日)『G1 Super Card』マディソン・スクエア・ガーデン大会にて、飯伏幸太の挑戦を受けるインターコンチネンタル王者・内藤哲也。
しかし、そのMSG大会を目前に、“試練”が続出!? はたしてメキシコ~コスタリカ遠征を乗り切れるのか?
撮影/タイコウクニヨシ
聞き手/編集部
■ホテルに到着するのは深夜の0時ぐらい。でも、次の日は朝の5時には飛行機に乗らなきゃいけないんですよ!
──さて、内藤選手、いよいよマディソン・スクエア・ガーデン大会が近づいてきましたけど、他の皆さんよりもひと足早く旅立つらしいですね。
内藤 フフフ……(自嘲的な笑顔で)
――なんか聞くところによると、“とんでもない”スケジュールだとか。
内藤 いや~。本当ですよ! 俺はべつに、みんなよりひと足早く入ってリラックスするわけじゃないですからね。もしこれが他の選手……。たとえば棚橋(弘至)選手やオカダ(・カズチカ)選手だったら、このオファーは絶対ノーですよ。会社が「まあ、内藤ならいいだろう」ってOK出したような感じの無茶なオファーですからね。
──ちなみにどんなスケジュールなんですか?
内藤 まず、木曜日(日本時間の3月28日)に出発して、木曜日にメキシコに到着。で、金曜日の夜20時30分からアレナ・メヒコでメインイベントに出場。たぶん、試合が終わってホテルに到着するのは深夜の0時ぐらいですよね。でも、次の日は朝の5時には飛行機に乗らなきゃいけないんですよ!
──深夜0時にホテルに帰ってきて、フライトが朝の5時!
内藤 ……ということは、国際線なんで朝の3時くらいには空港にいないといけないわけでしょ?
──それはヤバいですね。ということは準備や空港への移動を考えると……。
内藤 絶対、寝れないです!(キッパリ)。で、5時の飛行機でメキシコを発って、10時前ぐらいにコスタリカに到着と……。
──そこからコスタリカ! えーと、コスタリカってどこにあるんでしたっけ。
内藤 知らないんですか? メキシコよりも4カ国か5カ国ぐらい、さらに南にある国ですよ。しかも、直行便じゃないのでエルサルバドルを経由していかなきゃいけない。
──エルサルバドル経由! と言っても、エルサルバドルの位置もわからないですけど……。たぶんメキシコとコスタリカの中間地点ぐらいなんでしょうね。
内藤 そうです。だから、メキシコから2時間ぐらい飛行機に乗って、エルサルバドルで乗り換え、そこからまた2時間ぐらい飛行機に乗ってコスタリカに着くと。ちなみにコスタリカの大会の試合開始時間は……知りません!(悲しそうな笑顔で)。
──ハハハハ。……いや、笑っちゃいけないですね。たしかに、これは大変なスケジュールですよ、内藤さん。
内藤 今回の遠征のスケジュール表をもらったんですけど、開始時間がどこにも書いてありませんでしたから。
──現地のコーディネーターみたいな人はいるんですかね。ヘルプしてくれる日本人の方とか……。
内藤 日本人はいませんね。そもそもメキシコって英語がかなり通じなくて、日本よりも英語が通じないぐらいなんですよ。でも、コスタリカは調べたところによると、まっったく英語が通じないらしいですよ!
──なるほど。……でも、きっとスペイン語は通じるんじゃないですか?
内藤 ええ。スペイン語は通じます。スペイン語圏なんで。
──じゃあ、大丈夫でしょう。いまやスペイン語と言えば内藤哲也じゃないですか。
内藤 ……まあ、そうなんですけどね(小さな声で)。
──だいぶ弱気になってますね。
内藤 ウ~ン。いや、初めて行く土地は、やっぱり通訳的な人は欲しいですよね。せめてルーシュとかが一緒にいれば心強かったんですけど……。
■もし俺がコスタリカでのシングルで負けたら、マディソン・スクエア・ガーデンでその選手が飯伏と試合をやるかもしれない
──ちなみに当初は、OKUMURA選手が同行する予定だったんですよね。
内藤 ええ。OKUMURA選手も最初は参戦が発表されていたんです。内藤とOKUMURAでコスタリカに行く、みたいな情報が出ていましたから。ところが、怪我で急遽欠場になってしまったんですね。
──うわー、じゃあ……。
内藤 コスタリカに行くのも帰りも“完全に1人”です。現地に誰が待っているのかもわからない、会場も知らない、試合時間もわからない。これ本当に大丈夫なんですか?
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