3月25日(月)15時~新日本プロレス事務所にて、『NEW JAPAN CUP 一夜明け会見』がおこなわれ、6年ぶり2度目の『NEW JAPAN CUP』優勝をはたしたオカダ・カズチカ選手が出席した。
■『G1 SUPERCARD』
現地時間・4月6日(土) 19時30分~アメリカ・マディソン・スクエア・ガーデン
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■オカダ・カズチカ選手のコメント
「まぁ、昨日で『NEW JAPAN CUP』が終わり、家に戻ってですね、ゆっくり寝れるかなと思ったんですけど、すぐ目が覚めてしまいまして。それはやっぱり、ボクの中でこの『NEW JAPAN CUP』というものが形としては終わりましたけど、まだ続いてる闘い。マディソン・スクエア・ガーデンが終わらない限り、この緊張感っていうのは切れることがないので、またIWGPのタイトルマッチも正式に決まりましたし、そこに向けてまた一生懸命コンディションを整えて、またベルトを獲れるようにしっかりやっていきます」
■質疑応答
――改めて、MSGの最終試合でIWGPヘビー級選手権試合・ジェイ・ホワイト戦が組まれたことがいかがですか?
オカダ もちろん、ROHの闘いっていうのも素晴らしい闘いになると思いますし、ROHの選手も「俺たちが一番なんだよ!」っていうのを見せようとする闘いになると思うので、そこはROHとの対抗戦だとも思ってますし、そのうえでやっぱり新日本プロレスの素晴らしさを見せることができたらいいかなと思ってますね。
――世界中のプロレスファンが集結するニューヨークの週末、新日本プロレスのメインイベンターとしてオカダは何を見せたいですか?
オカダ やっぱり、新日本プロレスの闘いを見せたいなと。ホントにマディソン・スクエア・ガーデンに来たお客さんに、「やっぱり、新日本プロレスを観てて良かったな」って。「この一週間、一番の思い出は何かって言ったら、やっぱり新日本プロレスを観たことだな」って思ってもらえるような闘いを見せることしか自分は考えてないですね。
――『NEW JAPAN CUP』に向けて食事制限をおこなったという話も伺いましたが、今回の『NEW JAPAN CUP』にはオカダ選手として特別な思いがあったんですか?
オカダ そうですね。やっぱり、いいコンディションで久しぶりのこういうトーナメント戦でもありましたし、自分の中で「どうやって臨んでいけばいいか?」っていうのもわからない部分があったので、そこはしっかり食事制限をしたり、身体と相談しながらやってきたっていうのはありますね。
――先ほど、新日本プロレスの凄さを見せるというような話もありましたが、オカダ選手の試合は、「試合内容で圧倒してみせる」という覚悟を感じましたが。
オカダ 正直、そこまで「圧倒してやる」っていうのはなかったですね。ただ、ホントに強い相手が続いていたので、そこは自分の中での維持っていうのがあったんじゃないかなと思いますね。
――CHAOSの同門対決が3試合続いたりもしましたが、『NEW JAPAN CUP』を振り返って一番印象深い試合は?
オカダ いやぁ、一番っていうのはないですかね。ホントにエルガンとの闘いもキツかったですし、マイキーもキツかったし、オスプレイもキツかった。石井さんもキツかった。SANADAさんもキツかったっていうような闘いを、ホントに全部1試合1試合やってきたので、すべてを通して一つの思い出になってるというか。なんか、「これが!」っていうのは選べないというか、それだけの闘いが続いてたとは思いますね。
――試合後、「日本人がMSGのメインに立たないとダメだ」というようなコメントもありましたが、そういう想いは強かったですか?
オカダ そうですね。やっぱり新“日本”プロレスですから。やっぱり、日本人が立って新日本プロレスの闘いを見せないと。ホント、ここ何回かの新日本プロレスのロスだったりとか、外国人同士とかそういうのが多かったので、その中で日本人が出て、いまのプロレス界の顔が出るべきだと思うので、そこはボクしかいないんじゃないかなと思いますね。
――リング上では、「いろんな選手がアメリカに行って」というような言葉もありましたが、ケニー選手などがいなくなったことに関してはなにかありますか?
オカダ そうですね。まぁでも、みんなやりたいようにやってくれればいいんじゃないかなって思いますね。別に新日本プロレスがダメだからいなくなったわけじゃないですし。まぁ、新日本プロレスを辞めていった人、みんな何かしら夢だったりがあって次のステージに進んでいると思うので、そこはもちろん一つの仲間として応援したい部分ではありますし。でも、やっぱり「新日本プロレスのリングが世界一なんだよ」っていうのを、ボクたちは見せていかなきゃいけないんじゃないかなと思いますね。
――改めて、いまジェイ・ホワイト選手へどういう想いがありますか?
オカダ まだやっぱり勢いだけでやってる部分っていうのはあると思いますし。でも、その勢いっていうのが凄い怖い部分ではあると思うので。まぁ、前哨戦もないですし。でも、ボクにはこの『NEW JAPAN CUP』を勝った勢いっていうのが必ずあると思うので、この『NEW JAPAN CUP』を勝った勢いで堂々と胸を張って、『NEW JAPAN CUP』覇者としてIWGPヘビー級チャンピオンの真正面に立って、あのベルトをしっかり獲りたいなと思ってますね。
――これまでの闘いとは違う気持ちで臨めると。
オカダ そうですね。いままでの2つはベルトも懸かってなかったですし。『G1』の公式戦だったり、東京ドームでの1試合っていうだけだったんですけど、ホントに今回『NEW JAPAN CUP』でいろんなものを背負わしてもらったので、また違う闘いになるんじゃないかなと思いますね。
――新日本プロレスにとって今回のMSG大会の意味とはどういう大会だと捉えていらっしゃいますか?
オカダ まぁ、新日本にとってというよりも、日本にとって意味があることなんじゃないかなと思いますね。
――日本のプロレス界にとって?
オカダ いや、日本のエンターテイメントに対してというか、そういう日本のものがマディソン・スクエア・ガーデンでドーンとできるわけですから、だからホントに、「日本、凄いじゃん!」って思われると思いますし。それこそ、「プロレスってそんなにパワーのあるものなんだな」と思ってもらえることだと思うので、そこはやっぱり失敗できないことなんじゃないかなと思いますね。
――では、そのうえでメインイベントに立つ責任もしっかり背負うと。
オカダ そうですね。まぁ、メインに立って終わりじゃないんで、やっぱりそこでチャンピオンになって「あっ、そうだよね。オカダだよね」っていう風に認めてもらえるようなものに。だから、ホントに世界中をビックリさせたいなっていうのはありますね、日本のプロレスで。
――試合後のマイクパフォーマンスも含め、去年から昨日を振り返って、オカダ選手の中で凄く充実感というか、手応えみたいなものがあると感じたのですが。
オカダ 手応えっていうのはそんなにないですね。なんか、ボクからしたら観てる人たちが急に変わったような気がするというか、ボクはホントに去年、チャンピオンじゃなくなってから自分の好きなようにやらせてもらってましたし。そういう好きにやっていた良い部分もいま残ってると思いますし。でも、レインメーカーっていう部分では変わってない部分もありますし。なんか、自分の中で手応えっていうのは、やっぱりベルトを持たなきゃ、そういうのは掴めないのかなとは思いますね。
――今回、IWGPヘビー級王座に挑戦する立場となって、IWGPヘビー級チャンピオンに対して考え方や姿勢に変化はありますか?
オカダ 正直、そこまで深く考えてなくて、「いまのオカダがチャンピオンになったらどうなるんだろう?」っていうのはありますね。昔の「チャンピオンってこうじゃなきゃダメだ」って思ってたオカダ・カズチカでもないですし、そのあとに自由にやって自分の良いとこだけを取ったこのオカダ・カズチカがチャンピオンになったらどうなるんだろうなって思う部分しかないですね。
――去年の6月にIWGPヘビー級のベルトを失って以降、イメージチェンジを繰り返しているように見えましたが、チャンピオン時代と現在のオカダ選手でIWGPヘビー級王座に対して考え方は変わりましたか?
オカダ いや、そこはやっぱり変わらないですね。IWGPっていうのはプロレス界トップのベルトだと思ってますし。やっぱり、それを持っていろんなことをやっていかなきゃいけないとは思うので、ベルトに対しては何も変わってはいないですね。
■『G1 SUPERCARD』
現地時間・4月6日(土) 19時30分~アメリカ・マディソン・スクエア・ガーデン
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