新日本のプロレスラーたちの子供のころから若手時代、そして現在に至るまでの知られざる“めしの光景”を紹介していく「レスラーめし」新日本スマホ出張版。前回に引き続いて、天山広吉選手の後編をお届けします。
前編では新弟子時代の話を中心におうかがいしましたが、今回は海外遠征して「山本広吉」から現在の「天山広吉」に変わってからの話をうかがいましょう。
前編では牛丼を食べながらのお話でしたが、後編では…なんとチョコレートケーキ!? 「新日本のスイーツ王」といえば真壁選手ですが、天山選手も実は甘いもの大好きなのです。
聞き手/大坪ケムタ
撮影/山本正二
協力/『メシ通』編集部
●「メシ通」で好評連載中! 本家「レスラーめし」はコチラから!
■去年の誕生日に嫁が気使ってトップスのいちばん大きいやつ買ってきてくれてね。それは嬉しかったですね
天山「(差し出された箱を見て)うわっ、トップスのケーキじゃないですか!大好きなんですよ。自分はお酒よりも甘いもの派なんですよね~」
--けっこう「自分へのご褒美」的に食べる感じですか?
天山「ありますね、『頑張ったからいいじゃん!』みたいな(笑)。普通だとお酒ワッと飲むところなんでしょうけど、『甘いの食べたいから買ってきてよ~』って嫁にお願いして。そんなん言ってたら、去年の誕生日に嫁が気使ってトップスのいちばん大きいやつ買ってきてくれてね。それは嬉しかったですね、いつもは冷たい嫁が……」
--でも「お酒より甘いもの派」は意外ですね。
天山「見た目こんなんなんで、飲めそうって言われるんですけど、全然でね……。若手の頃は飲まされたりとかもありましたけど、今は本当2杯飲んだら顔赤くなっちゃうくらい。体があんまり受けつけないのかな~」
ボトルや樽で酒飲めそうなビジュアルだけに、お酒が苦手というのも意外!そんな天山選手のお酒の上での失敗は、今回のインタビュー後半でお聞きします!
■蝶野さんはお酒はそんなガンガン飲んだりしないんですけど、食べる方はすごかったですね
さて今回は「天山広吉」に変わってからのお話ということで、まずは凱旋帰国後、最初に所属したチーム「狼群団」時代のめし話です。蝶野正洋・ヒロ斉藤との3人チームは、新日本本隊に対抗する「格好いいヒール」のはしり。その後nWo JAPANへと進化し、プロレスファン以外をも巻き込む人気チームとなります。
--凱旋帰国後、狼群団の一員となった天山選手はいちやく新日本の若手トップに上りつめます。その頃は蝶野さん・ヒロさんと試合以外も常に一緒だったんですか。
天山「そうですね。試合終わった後も、3人で食事に連れてってもらって反省会って感じでね。自分も『さっきの試合どうだったでしょうか?』って聞いて、2人から『あそこはダメだった』『こうしなきゃダメだよ』ってアドバイスもらったりしてました。2人とも冗談好きな人なんでね、いろいろ話すんですけど自分には本当にためになりましたね」
--蝶野さん、ヒロさんは食事ではどんな感じですか。
天山「蝶野さんはお酒はそんなガンガン飲んだりしないんですけど、食べる方はすごかったですね。脂っこいものが意外と好きで、肉とかラーメンとか、一杯食えば十分だろ! ってのが、三倍くらい頼むんですよ(笑)。『まだ食べるんですか!』ってよく言ってた気します。ヒロさんは大食いじゃないけどお酒好きでね。優しかったですね」
--それまで所属していた新日本本隊とは、試合はもちろん移動も食事もまったく別の生活ですよね。
天山「いちばん下っ端なんで、その日の本隊の選手に向かって真っ先に行かなきゃいけないし、大変でしたけどね。若かったからあれくらいできたんだなって思いますね。あの時は何も怖くなかったですから。95年に帰ってきてからの1年は楽しかったな~。今振り返ると、いちばん充実してましたね。あの頃の3人のめしは大きなものをもらえました! 財産ですね」
■お酒も飲んでフラフラになってるし『どうしよう、車で帰れないな』と思って車のところに来たら、車がなかったんです
その経験は「財産」と言い切る狼軍団時代。しかし狼群団のつながりはいいことばかりではない……そんな中、お酒での大失敗もあったそうです。
天山「ちょうど次の日が試合も休みでね、蝶野さんと奥様と、家の近くのバーみたいなところに行ったんですよ。そしたらたまたま同じ店に、佐々木健介さんと北斗(晶)さんもいらっしゃって……」
※無料公開はここまで! 続きは新日本プロレスのスマホサイトに登録してご覧ください。
●「メシ通」で好評連載中! 本家「レスラーめし」はコチラから!
☆加入するなら今! 新日本プロレス・スマートフォンサイトの詳細はコチラ!!
★月額=324円(税込み)