『THE NEW BEGINNING in OSAKA 2019』から一夜明けた2月12日(火)、衝撃のIWGPヘビー級王座初戴冠を果たしたジェイ・ホワイト選手が新日本プロレス事務所で記者会見を開き、現在の心境と今後について語った。
ジェイ選手は、4月6日(土)にアメリカのマディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク)で開催される『G1 SUPERCARD』において、『NEW JAPAN CUP 2019』(3月8日開幕)優勝者を相手に初防衛戦を行なう。
■ジェイ選手のコメント
※会見場に現れるなり着席もせずにしゃべり始め、テーブルに置いたIWGPヘビーベルトに自分のネックレスをかける。
ジェイ「名前のプレートは付け替えたけど、このベルトもだいぶ痛んでいるようなので、しっかり直さなくてはいけない所があるな。2018年1月6日、その日、俺はCHAOSに入った。その当時はオカダ・カズチカがこのベルトを持っていた。当時、自分の行ないをみんながあざ笑っていたかもしれない。しかし、ピッタリ1年後、俺は有言実行をして、このベルトを自分の物にした。IWGPヘビー級、このベルトを持つのはスイッチブレード。なんて素晴らしいことだろう。みんなそれぞれいろんな思いを抱いて、この事実を受け止めていると思う。この新日本プロレスという団体だけではなく、レスラーやファン1人ひとりが。特にファンは、自分たちが何か意見を求められたかのように、好き勝手に話しているだろう。そういったみんなの思いそれぞれが、どういうものかはだいたい想像がつく。だが、俺は絶対に、何人たりの意見にも惑わされることはない。1人の男として、自分の意見を必ず尊重して闘い続ける。新日本プロレスのレスラーが俺と違うのは、そういうところだと思う。俺は誰のためにも“パンダ”(見世物)にはならない。その逆だ。俺がリングに上がることをお前たちに見せてやっている。俺は見てもらっているのではなく、見せてやっているんだ。そして、俺はいまチャンピオンになった。実際にベルトを獲る前から自分がチャンピオンだと思っていたが、このベルトを獲得したことで、それが正式に事実としてこうやって広められることになった。ついに、4月のマディソン・スクエア・ガーデン大会では、そこでこのタイトルを防衛することになる。『NEW JAPAN CUP』の優勝者とリングで対峙するということも発表されたみたいだな? それはまた興味深いことだ。飯伏(幸太)も復帰を表明して『NEW JAPAN CUP』に出ると言っていたはずだ。彼にも頑張ってもらえばいいと思うし、そのほかにどんなレスラーが来ようと、俺は全員を倒してこのベルトを防衛するから、関係ない。“スイッチブレード・ショック”なんて言っているヤツもいたが、何が“ショック”なんだ!? これは当然の結果であって、“ショック”でも何でもない。マディソン・スクエア・ガーデンは伝統のある素晴らしい会場だ。そこで俺は、史上初のIWGPヘビー級ベルトを巻いて花道を歩く男になるんだ。そして、史上初のIWGPヘビー級ベルトを防衛する男になる。みんな気に入らないだろうな。しかし、そうやって俺に対して憎しみの言葉を述べるヤツらを見ると、俺は最高にいい気分になる。きっと、ファンにとって理想のチャンピオンとは対極の存在、それが俺なんだと思う。俺はみんなに真実を見せ続けている。だからこそ、みんなが俺を嫌うんだろう。でも、たったいま、このベルトを獲り、トップに立った俺は、この会社にカネをもたらす存在になった。俺は賢い。だからこそ、このベルトもいま俺と共にある。マディソン・スクエア・ガーデンにこのベルトを持って乗り込み、そしてこのベルトを持って会場をあとにする。それが4月の俺だ」
※ここでジェイはテーブルに両脚を乗せ、両手でポーズを決めてしゃべり始める。
ジェイ「オカダがベルトを獲ったときに“レインメーカーポーズ”で写真を撮ったと思うけど、俺もいまポーズを取っているから1枚撮ってくれよ。“レインメーカーショック”と“スイッチブレードショック”を比べてみればいい。内藤(哲也)がこのベルトにも狙いを定めているというコメントをしたかもしれないが、だとしたら歓迎するよ。『NEW JAPAN CUP』でせいぜい頑張ればいい。いまからメッセージを言おう。もし、これを内藤が見ていないというなら、子分のEVILでもSANADAでもいいから、しっかりとこれを見るように伝えてくれ。もし、このベルトを獲りに来たいのなら、『NEW JAPAN CUP』でせいぜい頑張って、自分の実力を証明してみせるがいい。今日は気分がいいから質問に答えるよ」
■質疑応答
――大阪の試合前から対戦相手の棚橋弘至選手にいろいろと言っていましたが、実際に闘った印象はいかがですか?
ジェイ「どういう試合だったかというのは、これまでの俺のコメントが有言実行だったことを考えれば、その質問に対して試合前から答えていたも同然だと思う。彼はとても経験があり、この団体に長くいる選手だが、残念ながら体力的に下降気味だった。俺が彼よりも賢く立ち回って闘って来たことによる結果だと思う。そして、新時代を築いた。もうバカみたいに打ち合ったり、ダメージを与え合うのが、闘いではないと思っている。もう自分の脳にダメージを与え続けることをやってもしょうがない。だからこそ、ダメージが少ない闘い方をした。そして、それが正解であったということが、いま目の前にベルトがあることで証明できたと思う。だからこそ、いまここにいる。試合後の棚橋のコメントは聞いていない。膝のダメージや体の調子という話もあるだろうが、また試合ができればいいと思っている。ただ、それが俺との試合かどうかはわからない。もし、マディソン・スクエア・ガーデンに来るようであれば、第1試合のタッグマッチか何かで楽しい試合をして、ファンの前に姿を現す。それぐらいでいいんじゃないかと自分では思っている」
――新日本プロレスが海外に目を向けている中、チャンピオンとして具体的な目標はありますか?
ジェイ「この質問も前から聞かれているような気がするので、同じような答えになってしまう。自分自身がこのベルトを持って、新日本プロレスのチャンピオンである。その存在こそが、この団体を世界に拡大して行くための大切なアセット(資産)になっているだろう。昨日の試合後のコメントでも言ったが、プロレスのみならず、スポーツエンターテインメントという中でも、自分の存在が重要になるということを言った。自分自身がベルトを持って新日本プロレスの“フロントマン”として立っている。これだけで“絵”になるし、新日本プロレスを世界規模の団体に押し上げることは可能だと思う。もしかしたら、ファンは同意しないかもしれないし、俺のやることに対していちいち気に食わないしれない。しかし、そんなヤツらの言うことは放っておいていい。お前らは黙って座って俺の活躍を見ていればいい」
※ここで司会の清野茂樹アナウンサーが次の質問を募ると、またもやジェイが自分からコメント。「もう質問はないのか!? 棚橋が20年間かけて頑張って来たことを、俺は6年間で成し遂げたんだぜ!?」などと悪態をつく。
――『NEW JAPAN CUP』の出場メンバーはまだ発表されていませんが、もしジェイ選手が闘いたい選手がいれば教えて下さい。
ジェイ「こういう質問はよくあるが、逆だ。みんなが、いま俺とやりたい。そういう目的を持って闘うことになる。俺こそがカネを生む存在であり、俺こそが最大の武器になって行く。だからこそ、俺から誰かを指名することはない。俺に向かって来る選手たちが自分の名前を上げたいからこそ、今度は俺と闘いと思うのだろう。俺がトップであり、ナンバーワンなんだ。今度はみんなが俺を追って来る。もし、内藤が来るならそれもよし、飯伏でもいい。あとは誰がいたかな…!? タイチか!?(苦笑) あ、YOSHI-HASHIがマディソン・スクエア・ガーデンで挑んで来るなら、それでもいいんじゃないか!?」
【現地時間・4月6日(土)開催!】マディソン・スクエア・ガーデン大会、日本国内からの“観戦ツアー”日程のお知らせ
【現地時間・4月4日(木)&5日(金)ニューヨークで連日開催!】4.6MSG大会前に2つのファンイベントが決定!!
■『NEW JAPAN ROAD ~飯塚高史引退記念大会~』
2019年2月21日(木)18時30分~後楽園ホール
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※「特別リングサイド」「リングサイド」「指定席」は完売となりました。
※当日券は立見のみ16時より発売いたします。お一人様最大2枚までの販売とさせていただきます。
■『HONOR RISING:JAPAN 2018』
2月22日(金)18:30~東京・後楽園ホール
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2月23日(土)18:30~東京・後楽園ホール
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※「特別リングサイド」「リングサイド」「指定席」は完売となりました。
※当日券は立見のみ16時より発売いたします。
■『旗揚げ記念シリーズ』
3月1日(金)18:30~埼玉・熊谷市立市民体育館
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3月2日(土)18:00~長野・佐久市総合体育館
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3月4日(月)18:30~福島・ビックパレットふくしま
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■『旗揚げ記念日』
3月6日(水)19:00~東京・大田区総合体育館
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※「ロイヤルシート」「アリーナ席」は完売となりました。
※「1FスタンドA」「2FスタンドB」「2FスタンドC」は残りわずかとなりました。