いよいよ開幕する“ルチャの祭典”『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019』!
いまや新日本プロレスワールドのCMLL解説でもおなじみ、日本を代表する“ルチャ女子”こと元井美貴さんが、注目のルチャドールを徹底解説!
聞き手/小松伸太郎
■テンプラリオ選手は、見たら「凄え!」って絶対になる選手です。
──今回で9回目となる平成最後の『FANTASTICA MANIA』ですけど、またCMLLのスペル・エストレージャたちが大挙して来日しますね。
元井 今回も20選手が来るんですけど、半分以上がチャンピオンなんです。もちろんお馴染みの選手も来るんですが、初来日の選手でも楽しみな選手が多くて、個人的にはテンプラリオという選手が凄くブレイクしそうだなと思っています。
──テンプラリオ選手はどのような選手なんですか?
元井 ウルティモ・ゲレーロ選手の弟子にあたる方なんですけど、最近マスクとコスチュームのデザインを新しく変えたんです。テンプラリオというのはテンプル騎士団という意味なんですけど、名前に近い騎士のようなデザインになりましたね。必殺技がムーンサルト・フォール・アウェイ・スラムという技で、コーナーのトップに相手を乗っけて、その選手を担いだままムーンサルトしちゃうんですね。見たら「凄え!」って絶対になる選手です。いつか来日してほしいなと思っていたので、念願叶って嬉しいですね。
──若い選手なんですか?
元井 ルチャドールの方はマスクを剥がされるまでは生年月日を明かしてない方が多いんですけど、おそらく若いと思います。見るたびにタトゥーが増えているんですよ。左肩にライオンが入っているんですけど、最近は右肩にもライオンを入れていて、新日本さんのライオンと凄く縁があるなと思っています。
■フライヤー選手はボラドールJr.選手の甥に当たる選手で、ボディビルコンテストで優勝しているので身体はバキバキです。
──『トルネオ・デ・ラ・グラン・アルテルナティーバ』というトーナメントで準優勝したんですよね。
元井 そうですね。このトーナメントはベテランと若手がタッグを組んで、その若手に脚光が当たってスターになっていくというものなんですけど、テンプラリオ選手はウルティモ・ゲレーロ選手とのタッグで出場しましたね。ちなみに優勝しているのがボラドールJr.選手と今回が初来日となるフライヤー選手のタッグです。
──ということはテンプラリオ選手もフライヤー選手もCMLL期待の選手ということですよね?
元井 2人とも未来のエストレージャといった方々ですよね。フライヤー選手はボラドールJr.選手の甥に当たる選手なんですけど、身体作りからしっかりと指導を受けていますね。CMLLの方ってボディビルコンテストに出る方が多いんですけど、フライヤー選手も2012年のビギナー部門で優勝しているので身体はバキバキですね。マスクもいろいろデザインが変わっていて、一時期は新幹線のようなイメージのマスクだったんですけど、今はボラドールファミリーっぽいデザインに落ち着いています。この親戚タッグは見ものですね。
■アウダス選手は、別名が「人間飛行機」でセカンドロープを巧みに使って攻撃したり、進化したルチャを見せてくれます。
──なるほど。あと初来日だとアウダスという選手もいますね。
元井 はい。初来日選手でルード側の注目がテンプラリオ選手なら、テクニコ側で期待しているのがそのアウダス選手なんです。去年からマスクが変わったんですけど、マスクの授与式みたいたなことがあって。
──マスクの授与式?
元井 期待している若手の選手に対して行うんですけど、なかなかないことなんですよ。アウダス選手は元々「フィエロ」、「獰猛だ」っていうようなリングネームだったんですけど、この授与式でマスクを与えられて、「今日からこの選手はアウダスだ」って言われて、現在のキャラクターになりましたね。
──それだけでも期待が伝わってきますね。
元井 アウダスっていうのは「大胆な」とか「勇敢な」っていう意味なんですけど、エル・ソリタリオ選手のようなシュッとしたクラシカルなデザインのマスクになりました。別名が「人間飛行機」なんですけど、スワンダイブ式のウラカン・ラナをやったり、セカンドロープを巧みに使って攻撃したり、進化したルチャを見せてくれますね。
──ルチャドールは空中殺法が得意な選手は多いですけど、中でも一歩抜けてるイメージなんですか?
元井 「そうやってロープを使うんだ」っていう使い方が目を引くのがこのアウダス選手と先程話したテンプラリオ選手ですね。この2人が一気に来ちゃうなんて、ルチャファンは驚きと共に凄い喜んでいますよ。あと、初来日の選手だと忘れちゃいけないのがフォラステロ選手ですね。
■フォラステロって「外国の」とか「よそ者の」っていう意味で、コスチュームはメキシコの音楽を演奏する楽団のマリアッチのような雰囲気ですね。
──前回に続いて今回も来日するサンソン選手とクアトレロ選手の従兄弟にあたる選手ですね。
元井 そうです。この3人でラ・ヌエバ・ヘネラシオン・ディナミタというユニットを組んでいるんですよ。NGDと略すんですけど、会場人気ももの凄いですよ。
──前回は2人だけでしたけど、ついにNGDが揃い踏みするということですね。
元井 今はナショナル6人タッグ王座も持っていますし、連係もできますからね。3選手とも180cmを超えていて、見た目も華やかなのでとても楽しみです。1月21日(月)後楽園ホールのタイトルマッチでは、ディナミタ勢揃いで本領を発揮してくれると思います。
──サンソン選手とクアトレロ選手は白と黒を基調としたマスクをしていましたけど、フォラステロ選手も同じような感じのマスクなんですか?
元井 フォラステロ選手はゴールド成分も入っているので見分けやすいと思います。フォラステロって「外国の」とか「よそ者の」っていう意味なんですけど、コスチュームは全体的にメキシコの音楽を演奏する楽団のマリアッチのような雰囲気ですね。デスペラード選手がそのイメージですけど、黒地に金みたいな感じです。
■アトランティスJr.選手は182cm、95kgとお父さんよりも大型で、おそらく直伝のアトランティーダを使うでしょうし、凄く楽しみですね。
──血縁関係絡みで初来日と言うとアトランティス選手の息子のアトランティスJr.選手が今大会でデビューするんですね。
元井 そうなんですよ! デビュー戦が1月11日(金)大阪大会でOKUMURA選手とサンソン選手が対戦相手になります。アトランティスJr.選手はお父さんと同じマスクのデザインで、色がちょっと違うんですね。お父さんは濃い青ですけど、息子さんは薄い青なんです。ただ、伝統的な魚を模したデザインと額の錨のマークは踏襲しています。このアトランティスJr.選手も182cm、95kgとお父さんよりも大型です。まだ全然情報がないんですけど、英才教育を受けていると思うので、おそらく直伝のアトランティーダを使うでしょうし、凄く楽しみですね。
──日本でデビューというのはなぜなんですか?
元井 なかなかないですよね。それだけ日本という場所がルチャドールの方たちにとってもチャンスを掴める場所っていう認識があるんじゃないですか? 日本でデビューしたっていうことを大々的に報じたいんだと思います。
──『FANTASTICA MANIA』がルチャドールにとっても特別なイベントになっているということなんですかね。
元井 もう9年目になりますもんね。菅林会長がメキシコに行かれた時に、メキシコでも『FANTASTICA MANIA』をやろうという話を情報番組でされたみたいで、現地でもニーズがあるみたいです。
──そうなんですね。そして、今回の目玉はなんと言っても、カリスティコ選手の久々の参戦ですよね。あの初代ミスティコが『FANTASTICA MANIA』に帰ってきます。
元井 第1回の『FANTASTICA MANIA』に出てるんですけど、最近だと2016年の『SUPER J-CUP』の決勝戦に来ましたよね。そのあとみちのくプロレスに参戦されたりもしていましたけど。
──2017年には全日本プロレスにも参戦されていましたけど、『FANTASTICA MANIA』は本当に久しぶりですね。
元井 何しろ初代ミスティコですからね。今回は2代目のミスティコと一緒なのでタッグを組んだりすることもあるかもしれないですね。
──メキシコで初代と2代目が絡むことってあるんですか?
元井 ありましたね。お客さんはカリスティコ選手にも「ミスティコ!」って声援を送っていて、カリスティコ選手はミスティコ選手に「ピラタ!」、つまり「海賊版!」みたいな言い方をして煽ってたことがあります。そういう因縁もありましたけど、組んだりしたこともあるんで、どういう絡みでも日本で見てみたいなと思いますね。
──カリスティコ選手は動きのほうも変わらず凄いんですか?
元井 身体は以前よりもガッチリとしたんですけど、相変わらず一人だけ重力が違うのかなっていうぐらいふわっとした動きは健在ですね。カリスティコ選手もミスティコ選手も同じラ・ミスティカという必殺技を使うので、そういう共演が見られるかもしれないというのが楽しみです。あと目玉と言えば、日本できっとまたさらに人気が爆発しそうだなというのがアンヘル・デ・オロ選手。
──オロ選手はマスクを脱いで素顔になったんですよね。
元井 そうなんですよ。去年の3月にクアトレロ選手とのマスカラ戦に負けて素顔になっているんですけど、負けたのにさらに人気が出てしまっているんです。オロ選手はニエブラ・ロハ選手の弟になりますね。
──前回も兄弟で来てましたもんね。
元井 はい。前回はニエブラ・ロハ選手が素顔で来ていて女性ファンからキャーキャー言われていましたよね。その弟のオロ選手は新日本の選手のみなさんが、マスクの下の素顔で誰が一番カッコいいかって言ったら一番に名前を上げる方が多かったぐらいの「グアポ」(イケメン)なんです。メキシコでもイケメン兄弟としてキャーキャー言われているので、来日するのが楽しみですね。
■ドラゴン・リー選手は肉体派TV番組に3〜4カ月も出演していためにCMLLのリングから離れていて、12月25日に大々的に復帰戦を行なったばかりなんです。
──ルチャドールってマスクを取った時の人気の上がり下がりってどんな感じなんですか?
元井 マスクのイメージを拭い去れなくて埋もれてしまう選手もいますけど、ロハ選手もオロ選手も素顔になったと同時に肉体改造もしていて、コスチュームの面積も1/5ぐらいにちっちゃくなったりとか(笑)。元々ロングタイツだったのをショートタイツにしてボディビルコンテストに出たりとか、別人のような魅力がありますね。オロ選手は陽気でやんちゃなルチャドールが多い中で、凄く落ち着いている方ですね。みんなに笑顔で挨拶をしてくれるので、ファンの方にもさらに人気が凄く出そうだなと思います。ただ、人気で言うとやっぱり日本ではドラゴン・リー選手が一番ですかね?
──高橋ヒロム選手との名勝負や『BEST OF THE SUPER Jr.』に出たりで日本のファンをすっかり虜にしてますもんね。
元井 『FANTASTICA MANIA』とかのお客さんで、誰のマスクを被っている人が多いのかなって数えたりするとやっぱりドラゴン・リー選手のマスクを被っている人がダントツに多いんですよ。ドラゴン・リー選手は去年の夏からつい最近まで日本の『筋肉番付』や『SASUKE』みたいな肉体派TV番組に3〜4カ月も出演していためにCMLLのリングから離れていて、12月25日に大々的に復帰戦を行なったばかりなんです。
──それだけ人気が一般の方にも浸透しているということですか?
元井 きっとルチャ代表として出てたでしょうからね。今回もミスティコ選手との兄弟で来るので、その絡みも楽しみですね。ただ、一番上のお兄さんのルーシュ選手の名前がないのは凄く気になります。本家のロス・インゴベルナブレスとして内藤選手たちと何かしらアクションがあるんじゃないかと思っていたのでビックリしました。
■実はテリブレ選手は過去に内藤選手の髪の毛を刈っているんですよ。
──でも、今回はロス・インゴベルナブレスからはテリブレ選手が来るんですよね。
元井 去年の2月にインゴベルナブレス入りしてからは初来日ですね。きっと内藤選手たちと絡むことになると思うんですけど、実はテリブレ選手は過去に内藤選手の髪の毛を刈っているんですよ。
──え! そんな因縁があるんですか。
元井 もう9年ぐらい前ですよね。高橋裕二郎選手とのNO LIMITでメキシコに行った時にカベジェラ戦で負けて坊主にされたっていう因縁があるんです。なので、それがロス・インゴベルナブレスに入ったことでどうなっていくのかなと気になりますね。
──内藤選手は去年の8月にもメキシコに行ってますよね。
元井 行ってますね。そこで日墨のロス・インゴベルナブレスが集結したんですけど、その時は何事もなかったと思います(笑)。そんなことを言い出したら、テリブレ選手は過去にルーシュ選手ともカベジェラ戦をしていて坊主にされたことがありますからね。いろんな因縁がある中で制御不能にやってるんだなみたいな(笑)。あとはEVIL選手やSANADA選手、BUSHI選手、鷹木選手とどう絡むのか気になりますね。
──鷹木選手は出るとしたら初めてですもんね。
元井 ドラゴンゲートにもフラミータ選手とかいっぱい来てましたけど、ルチャの世界にどう飛び込むのか楽しみですね。テリブレ選手は技も激しくて、スタイルズクラッシュとかパワフルな技もあるんですよ。あと見た目通り怖い(笑)。そもそも名前のテリブレが「怖い」とか「手に負えない」っていう意味があるんですけど、眼力が凄いです。対戦相手として対峙したら、思わず目をそらしちゃうぐらいの眼力のある方です。
■来日する20選手が今回はどんなグッズを持ってきてくれるのかが気になりますね。
──なるほど。あと、お馴染みのところだとティタン選手が今年も来日しますね。
元井 ティタン選手は今までロングタイツだったのが急に日本でショートタイツになったことがあって。ドラゴン・リー選手のタイツを穿いていたので、「忘れたの?」って聞いたら「忘れてない、いつもと少し変えてみたかったんだ。」って言い張るんですけど、ホテルに忘れてきちゃったという疑惑があります(笑)。ただ、いざ穿いてみたらショートのほうが動きやすかったので、今はショートのほうが多いみたいですね。
──忘れ物をきっかけにコスチュームが変わってしまったと(笑)。
元井 メキシコの選手は結構コスチュームをホテルに忘れてきちゃうことが多いみたいで、ドラゴン・リー選手も忘れ物が多いらしく、一度レガースを忘れて柴田選手に借りたことがあるんですよ。ただ、柴田選手のことが憧れだったみたいで、そのレガースをプレゼントしてもらったって喜んでましたね。
──大らかでいいですね(笑)。あとは今回もカベルナリオ選手がやって来ますね。
元井 来るたびに日本語が上手になっているので、きっともう流暢にしゃべってくれるんじゃないかなと思います。凄く頭のいい原始人さんなんで(笑)。あと今はナショナルライトヘビーのチャンピオンですからね。
──最初に少しお話がありましたけど、カベルナリオ選手以外にも今回はチャンピオンベルトを持っている選手がたくさん来るんですよね。
元井 20選手のうち11選手ですかね? 先程お話したサンソン選手はラ・ヌエバ・ヘネラシオン・ディナミタとして持っているトリオのベルトの他にレイ・デル・インフラムンドというシングルのベルトも持っているんですよ。
──これはどういうベルトなんですか?
元井 日本語にすると「あの世」ベルトになるんですかね?(笑)。
──不気味な名前ですね(笑)。
元井 CMLLでは死者の日という日本ではお盆にあたる日に興行を行うんですけど、2017年の死者の日興行で新設されたベルトなんです。初代チャンピオンがサンソン選手で、2018年も12選手がトーナメントをやって挑戦者を争ったんですよ。錚々たるメンツが出ていて、今回来るアウダス選手やクアトレロ選手、ティタン選手。それからゲレーロ・マヤJr.選手やヴィールス選手、そして新日本のカワトサン選手も出ていました。それで最終的に勝ち上がって、サンソン選手に挑戦したのがテンプラリオ選手なんです。
──やっぱりテンプラリオ選手は期待されているんですね。
元井 何しろこのインフラムンドは年に1回、死者の日興行でしか防衛戦をやらないタイトルですからね。でも、サンソン選手が防衛したので、頭蓋骨がデザインされた紫色のベルトを持ってきてくれたら嬉しいですね。その他にも新日本ではIWGPヘビーにあたるCMLL世界ヘビー級王座を現在持っているのがウルティモ・ゲレーロ選手で、ゲレーロスとしてもCMLLトリオのベルトも持っているのでこちらも二冠王としての来日ですね。
──そう考えると凄い豪華なメンツが一気に来日するんですね。
元井 アレナ・メヒコでは金土日月火に5日間の定期戦があるんですけど、一番の花形でスペル・エストレージャが集まるの金曜日なんです。そこに出ているのは30選手ぐらいなんですけど、その常連みたいな20選手が今回来日するわけですからね。あとはそんな方々がどんなグッズを持ってきてくれるのかが気になりますね。
──変わったグッズを売っている選手はいますか?
元井 カベルナリオ選手がいつも攻めたグッズを持ってきますね。数千円する骨と棍棒に加えて、バルバリートくんというお猿のぬいぐるみとか原始人のぬいぐるみとか、そろそろSNSで告知されると思います(笑)。
──商売熱心な原始人ですね(笑)。
元井 あとは皆さん、日本語をTシャツにされたりしますよね。ミスティコ選手が漢字で「神秘」って入れたり、ソベラーノ選手もカタカナで「ソベラノ」って書いたものを売ってますし。それからロス・インゴベルナブレスのメキシコとアメリカと日本の国旗カラーのTシャツがあって、あれが個人的に欲しいですね。デ・ハポンのファンの方たちも本家のグッズはきっと欲しくなると思いますよ。なかなか日本では売ってないですからね。
──なるほど。試合もグッズも何から何まで楽しみな『FANTASTICA MANIA』ですね。
元井 ルチャドールの方々も楽しみにしているみたいですからね。この間、ライガー選手が『新日本プロレスワールド』の解説に来てお話してくれたんですけど、メキシコの選手は移動途中に寄るサービスエリアでみんないなくなっちゃって、なかなかバスに戻ってこなくて大変らしいです(笑)。もう遠足みたいな感じで、バスの中でも音楽をお構いなしにガンガン流しちゃうらしいし。でも、そんな大らかな皆さんを今回も下田美馬姉さんがきっちり引率してくださるんじゃないかなと(笑)。
──なら安心ですね(笑)。それでは当日も楽しみにしています!
■風神選手と雷神選手が日本で見られるなんて感激です! そして、KUSHIDA選手の姿もしっかり目に焼き付けたいです。
──そして今回、元井さんが特に注目しているカードは?
元井 去年の兄弟タッグトーナメントではゲレーロ兄弟が優勝しましたが、今年は「CMLLファミリータッグトーナメント」が開催されます。アトランティス選手の親子タッグ対サンソン選手&クアトレロ選手の兄弟タッグ、ミスティコ選手&ドラゴン・リー選手の兄弟タッグ対ボラドールJr.選手&フライヤー選手の親戚タッグが激突し、勝ち上がった組がゲレーロ兄弟と当たるので本場のルチャが楽しめると思います。
──なるほど。「CMLLファミリータッグトーナメント」以外で、他に気になるカードや注目の選手はいますか?
元井 風神選手と雷神選手ですね! 2016年の初めから8月~9月くらいまでCMLLに参戦されていましたが、まさか日本で見られるなんて感激です! 雷神選手はメキシコ時代にショックアローを開発していましたし、風神選手は当時ロープ拝み渡りをしていたりと、お二人とも自由にルチャしていたイメージなのでどんな闘いが見られるかワクワクします。
──ちなみに、ナマハゲ選手もカードに名前がありますが。
元井 驚きました! 2012 年から13年にCMLLで活躍されていて、年間最大マッチのアニベルサリオにも出ていた、あのナマハゲ選手ですよね? OKUMURA選手とのタッグ「ラ・フィエブレ・アマリージャ」ではアレナ・コリセオタッグのベルトを巻いていましたし、今回も1月16日(水)幕張で久々のタッグが見られるので期待しています。
──そして、気になるのは「Relevos Increibles」というカードですが、これはメキシコならではのカードなのでしょうか?
元井 そうなんです。「信じられない交代」といった意味があって、普段は組むことのないテクニコとルードがタッグを結成する新鮮な顔合わせになります。カリスティコ選手とウルティモ・ゲレーロ選手は今年の元日のビッグマッチでもシングルで当たったばかりなので、ちゃんと連携が取れるのか心配ですね。揉めないといいのですが……。
──その点、テクニコ組と新日本プロレス本隊組のチームは平和そうですね。
元井 そうですね。今年も田口監督のファラオやライガー選手のロメロ・スペシャルが楽しみです。1月いっぱいでの退団を発表されたKUSHIDA選手の姿もしっかり目に焼き付けたいですね。2005年に単身メキシコに渡ってデビューを果たし、かつてはアレナ・メヒコのルチャクラスで練習していたそうですから、見ているこちらも感慨深いですよね。年に一度のルチャの祭典、メキシコの風を感じながら思いっきり楽しみましょう!
■『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019』
・2019年1月11日(金) 18時30分~大阪府立体育会館・第二競技場(エディオンアリーナ大阪)
★チケット情報はコチラ!
※「ロイヤルシート」「特別リングサイド」「リングサイド」「指定席」は完売となりました。当日券は立見のみ16時より発売いたします。お一人様最大2枚までの販売とさせていただきます。(クレジットカード決済はご利用いただけません。)
・1月12日(土) 18時~愛媛・テクスポート今治
★会場特別販売:12月3日(月)高知県民体育館大会
※全試合終了後、当日券売場にて販売
★チケット情報はコチラ!
・1月13日(日) 17時~京都KBSホール
★チケット情報はコチラ!
※「SS席」「特別リングサイド」「リングサイド」は完売となりました。前売券完売のため、当日は12時より立見(5,000円)のみ若干枚数販売いたします。
・1月14日(月) 16時~岐阜・岐阜産業会館
★チケット情報はコチラ!
・1月16日(水) 19時~千葉・幕張メッセ国際展示場・11ホール
★チケット情報はコチラ!
※「ロイヤルシート」は完売となりました。
※「指定席A」は残りわずかとなりました。
・1月18日(金) 18時30分~東京・後楽園ホール
★チケット情報はコチラ!
※「ロイヤルシート」「特別リングサイド」「リングサイド」「指定席」は完売となりました。
※当日券は立見のみ16時より発売いたします。
・1月20日(日) 18時30分~東京・後楽園ホール
★チケット情報はコチラ!
※「ロイヤルシート」「特別リングサイド」「リングサイド」「指定席」は完売となりました。
※当日券は立見のみ16時より発売いたします。お一人様最大2枚までの販売とさせていただきます。
・1月21日(月) 18時30分~東京・後楽園ホール
★チケット情報はコチラ!
※「ロイヤルシート」「特別リングサイド」「リングサイド」「指定席」は完売となりました。
※当日券は立見のみ16時より発売いたします。