10月8日(月・祝)『KING OF PRO-WRESTLING』両国国技館大会で、EVILとスペシャルシングルマッチが決定したザック・セイバーJr.。
内藤哲也を『G1』公式戦、SANADAを『NEW JAPAN CUP』公式戦で下しているザックにとってのEVILとは? 新日本マットの現状に関しても直撃!
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■じつは2006年頃、俺は以前のニュージャパンのロス道場に入る予定があったんだよ。
――今回、ザック選手には、ファンイベント(Meet&Greet)で新日本プロレスのロサンゼルス道場に足を運んでいただきましたが、ご覧になった感想は?
ザック ……じつは2006年頃、俺は以前のニュージャパンのロス道場に入る予定があったんだよ。
――あっ、そうだったんですか。かつて新日本が管理していたロス道場ではロッキー・ロメロ選手をはじめ、BULLET CLUBの創設者であり、現在はWWEで活躍しているプリンス・デヴィット選手(現フィン・バロール)らも修行を積んでいましたが。
ザック イエス。そのデヴィットがロス道場に入ると聞いて、俺も興味を持ったんだよ。俺がイギリスでプロレスを始めた頃、デヴィットはすでに地元で注目されていて、自分にとってアイドルみたいな存在だったからね。自分は、当時はプロレスラーをやりながら大学に通ってたんだけど、そこを辞めてまでロス道場に行こうと思った。でも、そうこうしているうちにその道場が閉まってしまってね。だから、巡り巡っていま、自分がこうしてニュージャパンのロス道場に足を踏み入れたのは感慨深いよ。
――ザック選手とロス道場にはそんなヒストリーがあったんですね。
ザック その後、俺は大学を卒業してからメキシコでウルティモ・ドラゴンとトレーニングしようと思ったんだ。もしかしたら、その時期にオカダ(・カズチカ)もいたんじゃないかな?
――たしかに時期的にはオカダ選手が闘龍門に所属していた頃ですね。
ザック でも、そのときも結局、ダニエル・ブライアン(元IWGPジュニアタッグ王者で、のちにWWE世界ヘビー級王座を戴冠)との試合が決まったのをはじめ、イギリスでのスケジュールがいろいろ入ってしまって、メキシコに行くタイミングを逸ししてしまった。そう考えると、のちにオカダと戦ったり、こうしてニュージャパンのロス道場に踏み入れたりするのは、どこか運命めいたものを感じるね。今日も道場に行けるのを楽しみにしてたんだ。
――そもそも、ロサンゼルスという土地にはどういう印象をお持ちですか?
ザック ロスは大好きだよ! 俺はPWG(プロレスリング・ゲリラ)に何度も出場しているし。
――PWGといえば年に一度、『バトル・オブ・ロサンゼルス』というシングルトーナメントを開催し、過去にはあなたやケニー・オメガ選手、マーティー・スカル選手が優勝を果たしていますね。
ザック 俺はヨーロッパでトップグループになってから、プロレスリング・ノアで4年間活動し、そのあとのステップとしてPWGに上がっていた。俺がアメリカのプロレスに触れるきっかけになったのがPWGであり、アメリカで最初に俺にスポットライトをあててくれた団体なんだ。だから、ロスはある種のホームみたいなもんなんだよ。
――馴染み深い場所なんですね。ところで、あなたはビーガン(ベジタリアン)ですが、ロスではどんな食事を?
ザック アメリカはビーガンに優しい国なんだよ。とくにロスの食事はクオリティが高いね! ちゃんとビーガン向けのレストランチェーンもあるし。あと、ロスはメキシコ料理も美味しいんだ。豆をつかったものが多いから、ビーガンにはうれしいかぎりだよ。
――日本のほうが食事には苦労しますか?
ザック 日本もビーガン向けの店がないわけじゃないけど、閉まるのが早いから、試合後だとやってないことが多いんだよね。でも、ランチにはバッチリだよ(笑)。
■L・I・Jにはヘビー級が3人いるけど、俺にとってはEVILが“最後の一人”という位置づけになる。
――さて、あなたは先シリーズの9.15広島での6人タッグで、EVIL選手との攻防がヒートアップし、その後も激しい戦いを繰り広げています。EVIL選手はシングルマッチを要求していますが、それについて思うことは?
ザック まあ、自然とそういう流れになるだろうね(ニヤリ)。L・I・Jにはヘビー級が3人いるけど、俺にとってはEVILが“最後の一人”という位置づけにもなる。
――たしかにあなたは今年、内藤哲也選手に『NEW JAPAN CUP』と『G1』公式戦で2連勝、SANADA選手には『NJC』で勝利を収めているので、残すはEVIL選手というかたちですね。ここまでタッグ戦で当たってみて、EVIL選手の印象は?
ザック 技術的にいいモノを持ったレスラーだとは思ってるよ。あのEVILというキャラクターも人気を集めているみたいだし……。ただ、試合後のコメントではこの俺に対して、随分お怒りの様子だけどね。
――あなたはEVIL選手のことを“ハロウィンのカボチャ頭”と挑発していましたね。
ザック フフフ。まあ、EVILはキャラが先行してるんじゃないかって思う部分はあるよ。そうだな、あとは“ゴス・ファッション”のバンドマンにも見えるね(笑)。
――ジャケットのみで入場するあなたとは対照的というか。
ザック イエス。ミニマルでシンプル、それが俺の個性なのさ。逆にEVILはガチャガチャした飾りつけが多い。その世界観を悪いとは言わないが、俺とは根本的に違う人種なんだと思うね。でも、だからこそ1vs1でやってみたい。ユニットで戦うのと、シングルで戦うのはまた違うからね。EVILがオカダのタイトルに挑戦した試合を覚えてるかい?
――ちょうど1年前の10.9両国ですね、
ザック あのとき、俺にはヤツが本領を発揮したようには見えなかった。でも、俺と向き合うときはどんなファイトを繰り広げるのか楽しみだよ。ヤツを倒すのはラクじゃないと思うけど、L・I・Jを3人も仕留めれば、さらに自分のランクは上がると思っている。L・I・Jはニュージャパンで一番人気の高いユニットらしいからね(ニヤリ)。
――EVIL選手とのシングル戦に向けたモチベーションは高い、と。
ザック あと、俺からEVILに聞きたいことがあるんだ。「L・I・Jは人気ユニットだが、いつも多くのスポットが当たるのはナイトウだ。それでいいのか?」ってね。「もともと、L・I・Jはそういう状況をよしとしているユニットなのか? そんな独裁主義がはびこった集団なのか?」って言いたいよ(ニヤリ)。
※無料公開はここまで! 続きは有料サイトでご覧ください。
☆加入するなら今! 新日本プロレス・スマートフォンサイトの詳細はコチラ!!
★月額=324円(税込み)