前シリーズから「一歩踏み出す勇気」と意味深発言を繰り返していた内藤哲也。10月3日には、メッセージビデオにて10月8日両国大会の試合で、“新たなパレハ”投入を明言!
ユニット再編が進む新日本マットにて、いま制御不能男は何を考えているのか? 内藤に本音直撃のロングインタビュー!!(前編)
撮影/タイコウクニヨシ
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■5人のメンバーになって完成された感があり、「知らず知らずのうちに安定した状態のまま来てしまったかな」と
──さて、本日はひさびさの内藤選手のインタビューなので、いろいろ伺いたいことがあるんですけど……、やはりいまファンのみなさんが一番気になっている“あのこと”から伺いたいと思います。
内藤 ハイ。なんでしょう。
──まず、前シリーズの9.17別府大会のバックステージで「一歩踏み出す勇気」という意味深な発言をされましたよね。
内藤 そうですね。
──そして、現在のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(以下、L・I・J)は髙橋ヒロム選手が欠場中ですけど、その帰りを「4人ではなく5人で待つ」と。そしてその6人目のメンバーについて、「両国にパレハを連れてくる」とメッセージビデオでハッキリと明言されましたね。
内藤 ハイ。まずですね、そもそも「一歩踏み出す勇気」という言葉を最初に使ったのは今年の4月29日の熊本大会なんですよ。
──ああ、鈴木みのる選手とのインターコンチネンタル選手権のあとのリング上ですよね。
内藤 ハイ。その時に使った言葉なんですけど、我ながらいい言葉だなと(笑)。で、7月7日のサンフランシスコ大会で高橋ヒロムが怪我をして長期欠場が決まった。そこで、いろいろ考えた時にその言葉がまた頭をよぎったわけですよ。「一歩踏み出す勇気か……」と。
――また、その言葉を思い出したと。
内藤 ええ。たしかにL・I・Jも現在の5人のメンバーになって完成された感があり、「知らず知らずのうちに安定した状態のまま来てしまったかな」とも思ったんですね。でも、俺は安定という言葉は好きじゃないんですよ。メキシコから日本に帰ってきた時だって、覚悟を決めて一歩踏み出したわけですから。あるいは、EVILをパレハとして呼んできた時もそう。あの時期はもっとギラギラしていたはずですから。ただそういう部分を、「このところ知らず知らずのうちに怠っていたかな」ってなんとなく感じたんですね。
──なるほど。髙橋ヒロム選手が海外から帰ってL・I・Jが5人のメンバーになったのは約2年前ですよね。
内藤 ええ。時限爆弾として登場したのが2016年の11月ですよね(L・I・Jへの正式加入は、同年の12月10日宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ大会)。
──そういう意味では、ここ約2年間、新しいメンバーの加入はなかった。内藤選手も何度となく「新たなメンバーの増員は考えていない」と言っていたじゃないですか。
内藤 たしかに俺自身、考えていなかったですね。
──ところが、7月以降にヒロム選手が欠場となり、メンバーが一人欠けてしまったことで、L・I・Jの原点に気付かされたということですか?
内藤 気付かされた部分は凄くありましたね。やっぱり、ここまで5人でやって来たことを4人でやると何かピースが足りないし、控室にいても試合中も「何か足りないよな?」って感じていたんですよ。そういう意味では高橋ヒロムの存在って我々にとってもの凄く大きかったんだなと改めて思いました。
■「一歩踏み出したL・I・Jとして高橋ヒロムの帰りを待ちたい」と思ったんです
内藤 そして、髙橋ヒロムはIWGPジュニアヘビー級王座を返上したと。ルール的には半年以内に防衛戦ができなければ強制的に返上になりますけど、ここで返上が発表されたということはおそらく半年以内、あるいはそれ以上に防衛戦が行えないということじゃないですか? で、サンフランシスコで怪我したのは7月7日ですから、最低でも1月7日までは無理ということですよね?
──現状で1.4東京ドームの前に復帰できるか、というと厳しそうですよね。
内藤 だから、そうなった場合にこのまま彼を待ってていいのかなと。高橋ヒロムがL・I・Jにとって重要な人物であることは間違いない。その彼を現状維持のままで待つのか、それとも今以上のL・I・Jにして待つのか? これはどう考えても“後者”でしょう。
──内藤さん的には、L・I・Jをグレードアップさせた状態でヒロム選手の帰還を待ちたいと。
内藤 ただ、コレはどっちに転がるかわかんないですよ?
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