9月22日(土)、都内のTOHOシネマズ新宿にて、昨日21日から全国ロードショーとなった『パパはわるものチャンピオン』の公開記念舞台挨拶が行なわれ、主演の棚橋弘至をはじめ、木村佳乃さん、寺田心くん、藤村享平監督、そして映画の主題歌を務める高橋優さんが登壇した。
続いて棚橋は藤村監督に「最初にお会いしたとき、主演棚橋でいけるかどうかという判断は……?(苦笑)」と公開質問。これに藤村監督は「どんなかたかわからず不安でしたが、お会いして覚悟というものを感じました。作品には棚橋さんの初主演に立ち向かう意志が、強く反映されたと思います」と返答。棚橋は「ありがとうございます! 僕も最初は不安でしたが、座長としてそれは見せちゃいけないと、現場の空気作りに気を遣いました」と撮影を振り返った。
今年の『G1』優勝後、100を越す媒体の取材をこなしたという棚橋。「新日本は『G1』が終わると一番長い休みがあるんですけど、僕は一日だけでした(苦笑)。でも、プロレスのプロモーションを通じて情報の伝わりにくさというものを感じていたので、いろんな角度から少しでも伝わるように」と、大きな使命感を持って取り組んだことを明かす。
心くんは「棚橋さんは優しくていつも遊んでくださりました」とかわいらしい声で丁寧に答え、棚橋と現場でよくやったというプロレスごっこを披露。逸材のレインメーカーを華麗にかわすと、お返しにお尻に攻撃をお見舞いして場内を和ませた。
映画の主題歌『ありがとう』を歌った高橋さんは、作品について「いろんな受け取り方ができる映画で、その都度発見がありました。現場の温かさが伝わってきて、(歌は)その方向でいこうと思い作りました」とコメント。
続けて司会者が、撮影時に藤村監督と共に棚橋に向き合い続けた塩崎監督補からの手紙を代読。「あなたと出会って1年半しか経っていないのに、古い“戦友”のような気がします」「一回も弱音を吐かず、いつも笑顔で周りを気遣っていた」「背中を押す必要のない、立派な主演俳優」という熱いメッセージに、棚橋は号泣。さらに制作スタッフからの寄せ書きをもらい、感極まる棚橋を見た心くんがもらい泣きする一幕も。
感動に包まれた公開舞台挨拶の最後、棚橋は「映画を観にきてくれてありがとうございます。みなさん、お友達からご家族、そして親戚にドンドン広めていってください! 本当に今日はうれしいです!」と喜びを爆発させ、さらに「明日、神戸(ワールド記念ホール)で、映画ではドラゴンジョージ役のオカダ・カズチカと(東京ドーム・IWGPヘビー挑戦)権利証を賭けて試合がありますが、ちょっくら防衛してきます」と必勝を宣言。そして「劇場のみなさん、愛してま~す!」と雄叫びを上げてイベントを締めくくった。
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