新日本のプロレスラーたちの子供のころから若手時代、そして現在に至るまでの知られざる“めしの光景”を紹介していく「レスラーめし」新日本スマホ出張版。今回は“世界の獣神”獣神サンダー・ライガー選手編の第3回です。
第2回では最近の朝食のお気に入り「麻婆春雨」を作っていただいた後、新日本道場生活がスタートしてからの若手時代の話をうかがいました。アントニオ猪木にアンドレ・ザ・ジャイアント、ディック・マードックと、当時の超・スーパースター選手たちの付き人・世話係時代の凄い話をたっぷり聞かせてもらいました。
今回はもっと近い先輩たちの話を中心にうかがいました。その後日本のプロレス界を背負うことになる、新日本出身選手たちの若き日のやんちゃ話をお楽しみください。
聞き手/大坪ケムタ
撮影/山本正二
協力/『メシ通』編集部
※以下、インタビューの序盤を無料公開!
■高田さんは素っ裸で踊ったりするんだぜ! 前田さんは強そうな人見ると喧嘩したがるし(笑)
--やっぱりプロレスラーの食についての話というと、お酒の話は欠かせないんですが、ライガー選手の若手時代にお酒で印象的な選手というと?
ライガー「高田さん(高田延彦)と前田さん(前田日明)! もうふたり揃うとサイアク! ぼくは“ハチベエ”ってあだ名で呼ばれてたんですけど、『ハチベエ!今日ちょっと渋谷行くぞ』って呼ばれてよく連れていってもらってたんです。若手の頃はひとりでは遊びには行けなかったんですけど、先輩となら大丈夫だったんで」
--2人と飲みに行くとどうなっちゃうんですか。
ライガー「もう笑ったよね、ハンパじゃない!あの当時、レスラーの中には『素人になめられちゃいけない』てのが強かったからさ。力が強い、技術でも負けない、それはいいんだけど『酒飲む量でも素人に負けちゃいけない!だから飲め!』って人が多くてさ。だから2人に飲まされて記憶なくなったこといっぱいあるもんね。前田さんと飲んだ人はだいたい帰りは記憶ないよ。でもちゃんと連れて帰ってくれるから、そういうところは優しいなって思いますよ」
--前田さんと高田さんは飲むとどうなっちゃうんでしょう。
ライガー「いや~、もうキングコング対ゴジラだよね! 高田さんは素っ裸で踊ったりするんだぜ! 前田さんは強そうな人見ると喧嘩したがるし(笑)。そういうの止めるの大変だったんだから! もうメチャクチャ!」
--じゃあ連れて行かれるのは「ヤだな~」って感じでした?
ライガー「いや、高田さんの行きつけの店が渋谷にあってさ。そこのお姉さんから『新しい子入ったの? 頑張ってね! 応援してるよ』って言われて、それで惚れちゃってね! 高校出たてのわけわかんないサルがさあ、『この人のために頑張ろう!』って勝手に思い込んでたよ。だから、高田さんが出かけるって空気になると連れていってもらいたくて『ぼくもヒマだよ~』ってアピールしてたね(笑)」
■道場前の川に『投網で鮎を捕りに行こう!』って誘われて橋本とぼくで行ったんだけど、これがえっらい捕れるのよ!
ライガー選手にとって先輩たちがUWF世代なら、ほぼ同期とも言える世代が三銃士(橋本真也・蝶野正洋・武藤敬司)。その中でそのガキ大将な性格もあってウマがあったのは、橋本さんでした。
ライガー「蝶ちゃんや武藤は年上だったのもあって、仲良かったのはもっぱら橋本ですよね。巡業中とかは若手のころは洗濯係の時とか一緒にメシ食ってたけど、試合出るようになるとあんまり一緒に食べたりはしなかったな。橋本はワイワイ一緒にご飯食べるのが好きだけど、ぼくは巡業中とかたいがい一人なんです。パッとメシ食ってパッとホテルに帰ってゆっくりしてたいんで。道場では一緒にいろいろバカやりましたけどね(笑)」
--橋本さんにまつわる食の思い出は多そうですね。
ライガー「あるある! アイツは豆腐とかラーメンとかいろいろ作ったよな!」
※無料公開はここまで!
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