1980年代後半から90年代にかけて、新日本プロレスの常連外国人選手として活躍した名プロレスラー、ビッグバン・ベイダー(本名:レオン・ホワイト)さんが、現地時間・6月18日午後7時25分に、アメリカで肺炎で亡くなられた。享年63歳。
ベイダーさんは、カリフォルニア州リンウッド出身。アメリカンフットボールの選手として活躍したのち、1985年にアメリカ・AWAマットでプロレスデビュー。
1987年12月にはマサ斉藤のスカウトによって、TPG(たけしプロレス軍団)の刺客、“皇帝戦士”ビッグバン・ベイダーとして両国国技館に初登場。いきなりアントニオ猪木を破って、鮮烈なデビューを飾った。
1989年4月には橋本真也を下して、第4代IWGPヘビー級王座も獲得。1990年2月には、東京ドームで行われた全日本プロレスとの対抗戦で、スタン・ハンセンとの“外国人頂上対決”が実現。プロレス史に残る大死闘を繰り広げた。
1999年には、全日本プロレスで3冠ヘビー級王座を獲得。現時点で、IWGPヘビーと3冠ヘビーを獲得した唯一の外国人選手として知られている。
謹んで、ビッグバン・ベイダーさんのご冥福をお祈りいたします。
新日本プロレスリング株式会社
※追記
新日本プロレスでは、6月23日(土)山形ビッグウイング大会の試合前に、ビッグバン・ベイダーさんの10カウントゴングセレモニーを行います。