現地時間・3月24日、新設された新日本プロレスのロサンゼルス道場にて、道場開き会見が行われ多くのファンが来場した。
Photo by Esther Lin
この会見には新日本プロレス本隊から、棚橋弘至、獣神サンダー・ライガー、ジュース・ロビンソン、デビッド・フィンレー。そして現在、道場でコーチを務めている柴田勝頼、スコーピオ・スカイが出席。
ひときわ大きな歓声を集めたのは、最後に登場した柴田。場内から「シバタ!シバタ!」の大コールが巻き起こった。
■各選手のコメントは以下の通り。
●柴田勝頼選手のコメント
「ハロー・エブリワン。ナイス・トゥー・ミーチュー。アイム・シバタ!(場内、大歓声)アイム ・ケイム・トゥ・ルック・フォー・サムライ! ザッツ・イット!」
●スコーピオ・スカイ選手のコメント
「今回、この道場が開くことになって、自分も関われたことを大変嬉しく思っております。この道場というの場所は、ただのレスリングのジムではなく、新日本プロレスリングのLA道場という名のとおり、新日本プロレスが日本でもやってきた、ずっとやってきた伝統を持ったトレーニングというものを、ここでも皆さんに伝授できる場だと思っています。」
●棚橋弘至選手のコメント
――では、次は棚橋選手、“エース”のコメントです(英語で)。
棚橋「イエス、アイ・アム!(場内、大歓声)」
――イエス・ユー・アー(ニッコリ)
棚橋「(ちょっと考えて)OK、」じゃあ日本語で。えー……かつてロス道場がありました。そこでカール・アンダーソン、ロッキー・ロメロ、そういったスターが出てきました。今回も素晴らしい選手がロス道場から生まれてくることを期待します。そして、もう一つのポイントは、コーチが柴田選手だということ。新日本プロレスのニュージャパン・イズムを受け継げる選手を求めています。ありがとうございます。」
●ジュース・ロビンソンのコメント
「自分はアメリカ中、たくさんの道場を渡り歩いてから、この新日本プロレスに入りました。今回、こうしてLA 道場ができたことをすごく嬉しく思います。自分も東京に行って、初めて新日本の道場に一歩踏み入れた時のことを思い出します。NXTのパフォーマンスセンターから東京に来た自分は、すごく新鮮な雰囲気、空気感を感じました。そしてジャパニーズ・スタイルのプロレスの真髄を道場でたくさん学ぶことができた。なので、このアメリカにLA道場が出来たということは、いまプロレスを学びたいと思っているすべてのアメリカの若者たち、女子も男子も含めたみんながここでそのチャンスを得られるということだと思っています。本当に嬉しく思います」
●デビッド・フィンレー選手のコメント
「自分自身、この新日本プロレスの申し子だと思っているので、今後はボクのような選手がアメリカからも生まれるかもしれないという可能性も含めて、この新しい道場ができたことをとても嬉しく思います」
●獣神サンダー・ライガー選手のコメント
「えー、新日本プロレスの道場から巣立っていって今、世界で活躍している選手……フィン・ベイラー(元プリンス・デヴィット)、古くはディーン・マレンコ、エディ・ゲレロ、ディーン・マレンコ、クリス・ベノワ、そういった選手は新日本プロレスから巣立っていきました。このロサンゼルス道場からもそういった選手が必ず出ると思っています。しかし! 柴田選手の練習は厳しいです。でも、それが新日本プロレスの道場の伝統だと思っています。ついてこれない人間はドンドン脱落、落としていきます。それが、新日本プロレスです。新日本プロレスのロサンゼルス道場も、東京の道場もやることは同じです。皆さん、頑張ってください!」
――最後に柴田選手が考えるプロレスラーとして一番大切なものは何ですか?
柴田「アイ・シンク・モースト・インポータント、スピリット!(胸を指して)。魂を持った選手を送り出したいです。とにかくまずは、ハート、精神。そこが一番重要だと私は思っております」
会見終了後、「ジャパニーズ・トラディショナル・スタイル」と説明されて、リング上での鏡開きが行われた。これには、登壇選手のほかに新日本プロレスの菅林直樹会長、タイガー服部レフェリー、レック株式会社の永守貴樹社長、株式会社ブシロードの橋本義賢社長も登壇。
柴田選手の掛け声のもと、全員で華々しく鏡開きが行われた。そんな中で、振り下ろした力が強すぎたのか、柴田選手の木槌の取っ手が壊れてしまうハプニングもあって、これには一同ビックリ。
この日を持っていよいよ正式にオープンしたロサンゼルス道場。はたして、どんな選手が育っていくのか? ぜひご期待ください。