2月16日(金)、日本プロレス界のレジェンドが集結した「PRO-WRESTLING MASTERS」後楽園ホール大会に、新日本プロレスから天山広吉、獣神サンダー・ライガーが参戦した。
天山、ライガーが登場したのは、メインイベントのスペシャル8人タッグマッチ。藤波辰爾&長州力&獣神サンダー・ライガー&武藤敬司のレジェンド4人衆に対し、“T2000”天山広吉&ヒロ斎藤&AKIRA&スーパーJ with 蝶野正洋が激突する豪華カード。
当初は小島聡も出場予定だったが負傷欠場となり、代打選手は当日発表となっていたが、このワクにスーパーJ(nWoスティング)が登場してファンを喜ばせた。
試合は、序盤からいきなり長州vs天山が実現。天山がモンゴリアンチョップを繰り出せば、長州はサソリ固めの体勢に入って会場をどよめかせる。代わったライガーもかつてのライバル・AKIRAとの攻防で場内はヒートアップ。
中盤からライガーが捕まる展開となるが、試合終盤は天山への掌底や、垂直落下式ブレーンバスター、ダイビングボディプレスで大逆襲。しかし、レフェリーがいない混乱状況の中に、T2000のボスであり、この日はセコンドに付いていた蝶野がリングイン!
蝶野はライガーと武藤にケンカキックを放つと、場内は大歓声! しかし武藤も負けじと低空ドロップキック、シャイニングウィザードを的中させて応戦する。
白熱の攻防が続く中、最後はライガーにヒロがセントーンを炸裂。ここへAKIRAのムササビプレス、天山のヘッドバットが爆発したあと、必殺のアナコンダバイスで締め上げてタップ勝利。
T2000が勝利の雄叫びを上げる中、蝶野が武藤に向かって「こんなつまらねえプロレス、やめちまえ! こんなところ、上がりてえと思うヤツがいるのか?」とマイクで毒づく一方、「また何かあったら、このリング、戻って来るかもしれない」と本格カムバックを示唆する発言も。
試合後のバックステージでは、天山から「次回、またあるとしたら、もう1回、T2000で。やっぱりボスに上がってほしいなって。ボスに上がってもらわないとT2000はガッチリ行けない」と復活を要望すると、蝶野は「昔、試合やってても俺は1割出るか出ないか。(復帰しなくても)あんまり変わらない」と苦笑しながらのコメント。
最後はシッカリと記念撮影に収まったT2000。はたして、蝶野の“本格復帰”はあるのか?
撮影/山本正二
■「PRO-WRESTLING MASTERS」
2月16日東京・後楽園ホール大会(観衆:1639人・札止)
【メインイベント プロレスリング・マスターズ vs TEAM2000 スペシャル8人タッグマッチ 60分1本勝負】
◯天山広吉 & ヒロ斎藤 & AKIRA & スーパーJ with 蝶野正洋
(15分10秒 アナコンダバイス)藤波辰爾 &長州力 &武藤敬司&●獣神サンダー・ライガー×