• 2017.12.20
  • #Media
「俺は“ライオンハート”を持っているが、ケニーはおウチで飼われている子猫ちゃんだ」“世紀の一戦”を迎えるクリス・ジェリコに直撃インタビュー!【WK12C】

世界中が大注目! 1.4ドームを前に新日本マットに姿を表したクリス・ジェリコに直撃インタビュー! これまで多くの偉業を成し遂げてきた超大物が、ケニーをターゲットにした理由、そしてこの“世紀の一戦”への意気込みを語ってくれた。

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■『WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム』
2018年1月4日(木) 17:00~東京・東京ドーム
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※「ロイヤルシート」「アリーナA」「アリーナB」は完売となりました。
※「2FスタンドA」は残りわずかとなりました。
(12月13日現在、闘魂SHOP水道橋店・後楽園ホール5階事務所・書泉グランデ・書泉ブックタワー・BACK DROPには在庫がございます)

■俺は“ライオンハート”を持っているが、ケニーはおウチで飼われている子猫ちゃんみたいなもんだ

――あなたが12.11福岡で突如姿を現し、ケニー選手を襲撃したのには非常に驚きました。

ジェリコ フフフ。俺は中途半端が嫌いで、やるなら徹底的にやるタイプだからな。あの乱入は俺の力をケニー、そして世界のファンに示すためだ。すなわち、この一戦により注目を集めるのが目的だった。

――それだけ、この一戦へのモチベーションも高いわけですね。

ジェリコ オフコース。このニュージャパンの1.4東京ドームという大会は、世界的に見てもWWEの『WRESTLE MANIA』に次ぐ歴史と規模を誇るイベントだ。そのデモンストレーションとして、フクオカではケニーに“事前教育”をしたということだ。

――その乱入時、あなたは“ALPHA CLUB”と書かれたTシャツを着ていましたが、あれにはどのようなメッセージが?

ジェリコ この一戦が“アルファ(頂点)vsオメガ(最終地点)”だということを知らしめるためだ。ただ、“ALPHA CLUB”というのはBULLET CLUBを茶化したものではない。あのユニットの成功については、俺も評価している。たとえWWEに所属していなくても、世界に名を知らしめることができると証明したからな。ケニーがそのリーダーであるということも、俺がヤツに興味を持った理由の一つだ。

――そして、翌12月12日の会見では、今度はケニー選手が復讐のように、あなたに襲いかかりました。

ジェリコ 「よく向かってきたな」と感心したよ(ニヤリ)。俺が仕掛けたことで、ヤツも「ヤラなければ、自分がヤラれる」とスイッチが入ったに違いない。

――ケニー選手がリング外で、あれだけ感情をあらわにするのも珍しいというか。

ジェリコ ヤツはアスリートとして、五つ星や六つ星の試合をすることを信条にしているようだが、俺には関係ない。俺はただ、ケニーよりも強いということ、“ベスト・イン・ザ・ワールド”はクリス・ジェリコだということを証明したいだけだ。俺は“ライオンハート”を持っているが、ケニーはおウチで飼われている子猫ちゃんみたいなもんだ(ニヤリ)。

――今回のケニー戦は、11.5大阪でケニー選手がバレッタ選手を相手にIWGP USヘビー級王座を防衛したあと、あなたが挑戦をアピールしたのがきっかけです。そして、瞬く間に世界的な話題となったわけですが、そのときのお気持ちは?
 
ジェリコ 世界の反応? 予想どおりだ。この一戦を考えたときに、俺はいまがベストタイミングだったと思った。去年ではなかったし、おそらく再来年でもないと思う。いまだからこそ実現したし、いまだからこそやるべきことだと思った。

――あなたはこの試合の実現に関して、2017年8月にプロボクシングで5階級制覇を成し遂げたフロイド・メイフェザーと、総合格闘技UFCの現役王者のコナー・マクレガーがボクシングルールで対峙したことに、インスピレーションを受けたそうですね。

ジェリコ ザッツ・ライト。あの試合も誰も実現するとは思っていなかった。メイフェザーvsマクレガーが世界的な話題になる様子を見て、俺は「クリス・ジェリコvsケニー・オメガが実現したら、世界はどんな反応を示すだろうか?」と考えた。あとは見てのとおりだ(ニヤリ)。

■30年近くのキャリアでこれだけのビッグチャレンジを迎えることに、俺は喜びを感じている

――あなたのようなWWEのトップスターが新日本のリングに上がるのも前代未聞です。

ジェリコ フフフ。おそらく、多くのファンは「ジェリコはこのまま、WWEでキャリアを終えるだろう」と思っていたはずだ。しかし、いまの俺どこにも誰にも縛られていない。そして、俺とケニーとの戦いが今回かぎりなのか、どうか。いま言えることは、俺には「クリス・ジェリコこそ“ベスト・イン・ザ・ワールド”である」ということを証明するミッションがあり、それを遂行するためにここにいる。

――大きなモチベーションがあるわけですね。実績だけで見れば、初代WCW&WWE統一王者をはじめ、何度もWWEの年間最大ビッグマッチの『WRESTLE MANIA』のリングに上がってきたあなたのほうが、ケニー選手よりも勝っています。そんなあなたから見ても、いまのケニー選手は対戦相手にふさわしいと?

ジェリコ オフコース。ニュージャパンのトップレスラーの価値を、俺は理解している。この一戦は俺にとってもビッグチャレンジなんだ。ザ・ロック、スティーブ・オースチン、リック・フレアー、ショーン・マイケルズ……。これまで世界中のさまざまなレスラーと戦ってきたが、俺はまだケニー・オメガとはリングで対峙したことがない。初めて遭遇する相手と、これだけ大きな舞台で戦うことも記憶にない。30年近くのキャリアでこれだけのビッグチャレンジを迎えることに、俺は喜びを感じている。

――そもそも、ケニー選手にはどのような印象をお持ちですか?

ジェリコ この長いキャリアの中で観たレスラーの中でも、フィジカルもメンタルも含めて最高級のレスラーだ。それは否定しない。そして、同郷(カナダ・ウィニペグ)であり、俺も馴染み深い日本での活躍を聞いて、「がんばってほしい」とさえ思っていた。

――最初はそういう気持ちで見つめていた、と。

ジェリコ フフフ。だが、あまりにプロレスファンが「ケニーが“ベスト・イン・ザ・ワールド”だ」と話題にしているのを知り、「世界最強もウィニペグ最強もこの俺だ! 昔から日本のファンの支持を集めてきたのもこの俺だ!」ということを、あらためて世界に教えたくなった。

――あなたは90年代、WARや新日本マットで活躍しました。そして、00年代以降もWWEの日本大会に何度も参戦していますが、やはり日本には特別な気持ちが?

ジェリコ オフコース。軽く60回以上は来日しているし、俺は日本という国が好きだからこそ、WWEのジャパンツアーのときも参加してきた。日本のファンはプロレスに対して大きなリスペクトを持っている。

――ちなみにいまの新日本のトップレスラーのことはご存知ですか?

ジェリコ アイ・ノウ。オカダ、タナハシ(棚橋弘至)、イブシ(飯伏幸太)……。あとはWWEに上がっていた連中も何人かいるのを知っているし、いつの時代もニュージャパンは多くのグレートパフォーマーがいると思っている。

――それだけ新日本プロレスという団体を評価している、と。

ジェリコ イエス。それはAJスタイルズやフィン・ベイラー(プリンス・デヴィット)、シンスケ・ナカムラ……。ニュージャパンからWWEに戦いの場を移した選手たちの活躍を見ていてもわかることだし、いまさら俺がとやかく言うことでもないだろう。まあ、規模でいえばWWEが世界ナンバーワンだが、リング上の戦いにかぎっていえば、もっともタフでエキサイティングといえるだろう。そして、いま新日本は世界に自分たちの戦いを発信する力も持ち、それが届いている。“ニュージャパン”は世界でも大きなブランドになっているんだ。

――ジェリコ選手が参戦されることで、さらに世界中のプロレスファンが新日本プロレスに注目すると思います。

ジェリコ フフフ。これは普通の試合じゃない。“ビッグ・ビジネス”なんだ。その意味をニュージャパンも理解しているからこそ、このカードが実現する。そういうことさ。

■いまのニュージャパンのトップであるオカダが、俺とケニーの闘いのあとにどんな試合をするのか、気になるところだな

――今回、あなたとケニー選手の試合は“ダブルメインイベントⅠ”として発表されました。そのあとに “ダブルメインイベントⅡ”であるオカダ・カズチカ選手と内藤哲也選手のIWGPヘビー級王座戦が行なわれますが、それについて思うことは?

ジェリコ その二人のことはよく知っているし、その試合がダブルメインイベントになるということも理解している。俺が昔、ニュージャパンに上がっていた頃でいえば、彼らはムトー(武藤敬司)、チョーノ(蝶野正洋)、ハシモト(橋本真也)に並ぶようなレスラーだと思っている。まあ、正直なところ、試合順に関してはとくに気にはしていない。ここは日本だからな。ただ、世界的には俺とケニーの試合が注目を集めているのは紛れもない事実だ。しかも、フクオカとその翌日の記者会見を見て、いまや日本のファンでさえも俺とケニーのほうにアンテナが向いているんじゃないか?(ニヤリ)。

――それだけ注目を集めた自負がある、と。

ジェリコ イエス。オカダとナイトーのライバルストーリーは、これからも続いていくことだろう。しかし、俺とケニーの一戦にネクストがあるかはわからないぞ? 俺はこの闘いの価値に、多くの人々が気づき始めていることを実感している。この闘いは、俺が昔、何度も上がってきたコーラクエンホール(後楽園ホール)はもちろん、どんな会場でも実現できない。東京ドームこそがふさわしい舞台なんだ。世界中のファンも『WRESTLE MINIA』で行なわれる試合と同じくらいのドリームマッチだと理解していることだろう。

――現IWGPヘビー級王者のオカダ選手、はあなたのかつてのライバルの一人だったウルティモ・ドラゴン選手の弟子です。

ジェリコ へえ。そうなのか? そいつは知らなかった、ウルティモは非常に優秀なパフォーマーで、WARやWCWで何度も戦ってきた。そういえばオカダは、俺の仲間だったゲドー(外道)と一緒に行動しているらしいな?

――はい。あなたは90年代前半、“ライオン道”として外道選手と同じ冬木軍に所属していましたね。

ジェリコ ああ。懐かしい思い出だ。まあ、いまのニュージャパンのトップであるオカダが、俺とケニーの闘いのあとにどんな試合をするのか、気になるところだな(ニヤリ)。

■「ジェリコはニュージャパンに上がるのは今回だけだ」と知ったような噂もあるが、俺は何も明言はしていないぞ?

――あなたとケニー選手との試合は、どのような攻防が繰り広げられるのかも、非常に興味深いところです。ケニー選手は破天荒なファイトスタイルですが、それについてはどう思いますか?

ジェリコ 非常にタフな試合になるのは間違いない。しかし、俺とヤツには一つ、大きな差がある。それはキャリアだ。これまで俺は世界中で何度も大舞台を経験し、修羅場をくぐり抜けてきた。そして、俺には誰よりなスマートなアイデアがある。決してクリス・ジェリコは体格に恵まれたレスラーではない。でも、なぜ俺が“アルファ”なのか、ドームのオーディエンスはその答えを知ることになる。
 
――昔からプロレス界には“日本帰りは出世する”という言葉がありますが、その中でもあなたは群を抜いていると思われます。

ジェリコ フフフ。俺が初めて日本に行ったのは1991年、FMWのツアーだったな。まだ、俺は20歳のヤングボーイだ。しかし、すでにその頃から、俺は「絶対に世界のトップになる!」という野心を抱いていた。

――そこまでの志を持っていたんですね。

ジェリコ 俺は周りにどう言われようが、常に自分自身を信じ、常に新しいものをクリエイトしてきた。だからこそ、クリス・ジェリコというプロレスラーを現在に至るまで、シャープに保ち続けることができたんだ。

――ケニー選手も同じようにあなたと同じように野心を持ち、新日本の最強外国人の座をつかみとりました。

ジェリコ さっきも言ったとおり、自分と同郷のネクストジェネレーションの成功に対して、本来であれば拍手を送りたい。だがしかし、ケニー・オメガは重大な過ちを犯した。

――重大な過ち……、ですか?

ジェリコ そうだ。つまり、この俺を差し置いて、“ベスト・イン・ザ・ワールド”を気取ったことだ。“ベスト・イン・ザ・ワールド”は世界に二人もいらない。

――それをあなたは証明する、と。

ジェリコ 世界中のファンにあらためて伝えたい。プロレスの世界でこれだけのドリームマッチが実現することは二度とないかも知れないぞ? 日本でキャリアを積み、世界にまで名を轟かした偉大なレスラー二人が、日本最大のリングで世紀の対決を迎えるんだ。そして、この試合はケニー・オメガの日本での“ラストマッチ”になることだろう。

――ラストマッチというのはどういうことでしょうか?

ジェリコ なぜなら、このクリス・ジェリコが、二度とヤツが日本のリングに上がれないような、大きな屈辱を与えるからだ。もしかしたらヤツは、そのキャリアにピリオドを打つかもしれないな(ニヤリ)。

――ただでは終わらない一戦となりそうですね……。最後に一つ、伺わせてください。先ほど、あなたはこの一戦に勝てばIWGP USヘビー級の新王者となりますが、その先のビジョンは……?

ジェリコ フフフ。ネットでは「ジェリコはニュージャパンに上がるのは今回だけだ」と知ったような噂もあるが、俺は何も明言はしていないぞ?

――ということは……?

ジェリコ 俺がケニーとどんな闘いを繰り広げるのか、どんな結末を迎えるのか、そしてこの先に何を見据えているのか、すべては「東京ドームをお楽しみに!」と言っておこう。

 
 
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