12月12日都内・明治記念館にて、『WRESTLE KINGDOM 12』記者会見がおこなわれ、ダブルメインイベントとなったIWGP USヘビー級選手権試合で対戦する、“初代チャンピオン”ケニー・オメガ選手と、“チャレンジャー”クリス・ジェリコ選手が出席した。
■『WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム』
2018年1月4日(木) 17:00~東京・東京ドーム
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※「アリーナB」は残りわずかとなりました。
■(IWGP USヘビー級王者)ケニー・オメガのコメント
「(※少し間があってから)。……今回、ジェリコの挑戦を受けたときから、この試合は“紳士”、ジェントルマンな二人の闘いになるものだと思っていた。歴史上に残る最強の戦士、最高の戦士同士の闘いということで、とてもワクワクした気持ちで興奮して試合を待っていた。クリス・ジェリコ、俺は憧れを持っていた。昨日、また彼こそが最強であり、最高だと信じる理由ができたと思う。
彼はすばらしいレッスンを、自分に授けてくれた。我々はプロレスラーであり、アーティストである。ということを踏まえて、私自身、ここまでファンに楽しんでもらう試合にかたよる傾向があったと思う。五つ星ではなく、六つ星の試合を展開しようということを、自分で頭の中に置いて試合をしていることが多かったと思う。でも、彼は教えてくれた。プロレスとは、真の闘いであることを。
そして、この試合はどちらがよりよいアスリートであるか決める闘いになる。WWE vs新日本プロレスということも、もう一切関係ない。これは二人の真の男が、どちらかが最強かを決める闘いになる。とても大きな人生を賭けた勝負になる。
ダブルメインイベントと発表があったが、これを聞いてファンはどう思うだろうな? 少し苦い気持ちになっているかもしれない。メインイベントを獲得したナイトーにとって大切な一日を台無しにするかもしれない。今年のイッテンヨンでは、俺はオカダ・カズチカとメインを闘った。このイベントこそが記憶、そして記録に残る伝説的な闘いになると思っている。
クリス・ジェリコも俺も、次の試合こそ伝説になると思っているが、これはもう個人の闘いではない。これ以上、背後から俺のことを襲うことはできないだろう。ジェリコには自分自身の最高の状態に仕上げて、リングに持ってきてほしい」
■質疑応答
――現在、頭部に包帯を巻いているが、試合後の乱入でのケガの状態は?
ケニー「ケガはしたものの、これは自分にとってアクシデントであり、自分のミスで起こったケガだと思っている。ということは、これまではムーンサルトなどの技での失敗で出血はあったが、ああやって故意に誰かが自分自身にケガをさせようと思って、俺が痛めつけられたのはこれが初めての経験だ。ここまで来てこれになんの意味があるのか? 紳士同士の闘いだったのに。
おそらくアレはケニー・オメガを研究した上での行動だったんだろう。オメガよりも上であることを証明するために、ジェリコにとってなすべきことだったんだろうな。彼にとって意味のあることさ。これまで俺はフェアに闘ってきた。もしかしたらジェリコは賢いかもしれない、たしかに重要なレスラーかもしれない。しかし、このようなことはもう起こらない! 東京ドームでは、自分自身もサプライズを用意している。記憶に残る試合をするつもりさ。東京ドームでの騒乱を考えれば、このケガは小さいものだ」
――ジェリコ選手に対するいまの感情は? リスペクトが一切ないのか、それともリングの中と外でリスペクトを使い分けないといけないのか。
ケニー「自分がここで犯したミスがあるとすれば、自分自身のクリス・ジェリコに対する尊敬の念というものを見せてしまったことだ。彼がこれまで築き上げてきたキャリア、歴史、それらを踏まえて闘ってしまっては負けるということを理解している。今回のこの一件で、自分自身は彼に対する尊敬の念を持ち続けたという愚かさ、彼が利用したことに非常に憤りを感じている。
しかし、もうそういった間違いは絶対に起こさない。すでにクリス・ジェリコ、おまえは一線を越えてしまった。もうおまえにリスペクトの念はない。リングに上がる時、自分にとってクリス・ジェリコはゼロ。もちろん、彼のキャリアを尊敬しているし、彼のサイドプロジェクト、彼のバンド(FOZZZY)にもリスペクトはしているが、もう人としてのクリス・ジェリコに尊敬の念を持つことはできないね。
だから東京ドームのリングの上では、おまえを虫ケラのように扱ってやる! 1月4日、人々にケニー・オメガとはどういう男か、クリス・ジェリコがどんな男かということをシッカリ見せたいと思う。そして、もう一つ。クリス・ジェリコ、おまえは“真のケニー・オメガ”を覚醒させた。まだ、新日本プロレスに来てからは見せたことがない“真のケニー・オメガ”をここで見せることになるだろうな」
※ここでケニー・オメガが退場。しばらくあって入れ替わりに、クリス・ジェリコが登壇。
■(挑戦者)クリス・ジェリコ選手のコメント
「昨日、すべての想いはリングの上でぶつけたつもりだよ。あの攻撃で自分自身も満足したし、自分がどれだけケニーよりも上回っているか? ということがよくわかった。そして、あの光景を見た誰もが自分自身の力を理解しただろう」
■質疑応答
――この試合はドリームマッチと呼ばれていますが、昨晩あなたはなぜあのような実力行使を行ったのでしょうか?
※マイクを握って、ジェリコがコメントを語り始めた瞬間、ケニーがもの凄い勢いで入り込んで乱入! 壇上のジェリコに飛びかかる。そして、ケニーが馬乗りの状態からジェリコの顔面に何度も拳を振りおろすと、慌てて仲裁に入った外道、ロッキー・ロメロ、タイガー服部レフェリーが2人を引き離す。
しかし、怒り心頭のジェリコは壇上のテーブルをケニーに豪快に投げつけると、今度はジェリコがケニーの顔面にナックルパートの連打!
再び外道、ロッキー、服部レフェリーがケニーとジェリコを引き離したものの、怒りの収まらないジェリコは「カモーン! サノバビッチ!」「東京ドームでは覚悟しろ!」と何度もケニーを挑発、椅子を投げ捨てる。ここでケニーはジェリコを残して会見場を去った。
荒れはてた会見場。すっかり興奮した様子のジェリコは「オーケー!オールライト!」と言いながら、司会の清野アナのマイクを奪って、立ったままコメントを話し始めた。
■クリス・ジェリコのコメント
「わかったぞ……! いいか? この試合は新日本プロレスがいままでには見たことがないような試合になる。五ツ星の試合、もしくは七ツ星の試合にはならない! 数えきれないほどのフィニッシュシーンの繰り返し、そして真の闘い。戦争だ! そしてアルファ(α)vsオメガ(Ω)の闘いだ! 自分自身、もう日本には何度も来ているが、この1月4日の東京ドームの試合が、自分のキャリアとして最高・最大の試合になる。俺自身が世界最強であること。歴史に残る最強のファイターだということをここで証明してみせる! だから絶対にまばたきせず、この試合を観てくれ! こんな試合、もう二度とないぞ! 1月4日東京ドームは唯一無二の試合になる! ケニー・オメガ、“ザ・クリーナー”と呼ばれた男はここでキャリアを終えることなるだろう。1月4日はケニー・オメガの東京ドームでのラストマッチ、新日本プロレスで最後の試合だ。ぜひ見に来てほしい。ケニー・オメガはここで終わりだ。その瞬間を必ず、観てくれ!」
そして、去り際にはマスコミのノートに「KENNY OMEGA LAST MATCH」と書き残し、「ラストマッチだ!」と吠えて、その場でノートを破り捨てると、「ゲット・アウト!」と言い捨て、会見場を後にした。
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2018年1月4日(木) 17:00~東京・東京ドーム
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