8月27日(日)に両国国技館で開催される「2017 SUMMER EXPLOSION 【最終戦】全日本プロレス45周年記念両国大会~新たなる決意~」の直前公開会見に、新日本プロレスから小島聡選手が登場。対戦相手の諏訪魔選手とともに会見に挑んだ。
まず、諏訪魔選手がマイクを握ると、「俺が全日本プロレスに入門して、ずっと倒したかった男、その男と対戦する時がきた」「当日はグチャグチャにして暴れて、いままでやってきたことを全部ぶつけて俺が勝ちたいと思う」と不敵にコメント。
これに対し、小島選手は「早いもので全日本プロレスを退団して、7年間という時間が経ちました。この7年間、夢中でプロレスをやってきて、もしかしたら心の頭の片隅に諏訪魔という選手がいたのかもしれない」と語り、「当日、非常に厳しい闘いが予想されるが、私は逃げないで正々堂々と闘うことを誓います」と決意のコメント。
また、小島選手は報道陣からの質問で「かつて私が在籍していた全日本プロレスといまの全日本プロレスがどう違うのか? ちょっとまだわからないのですが、そういうモノも肌で確かめたい」とも語った。
さらに『G1 CLIMAX 27』で、1勝8敗という残念な結果に終わったことに関して、「『G1』最終日に言ったんですが、弱かった小島聡は今日で終わりだと。8月14日から、また強く新しい小島聡に生まれ変わるとコメントしましたので、いまの私はとても強いと思う」と返答。
しかし、これを聞いていた諏訪魔選手は「こうやって面と向かって小島聡という人間を感じてみるとなんかフニャフニャしてる、なんか虫唾が走る、なんかこうキレイごとばかり並べやがってっていう。ホント、真逆な感じです。虫唾が走ってます!」と嫌悪感をあらわに。
この言動に対し、小島選手は、「7年前と何も変わってねえなと思います」と返答。7年前の全日本プロレス退団時、諏訪魔選手に痛烈に批判されたことに関して、「今回、この闘いを決めた最大の要因はその7年前の因縁とか、そういうことだったと思う」「7年間、積もり積もってたモノは正直あります。だからこそ、今回試合しようと思ってます」と冷静にコメント。
だが、おさまらない諏訪魔選手は「いまのこのフニャフニャしている感じがもう腹立つ。ホント、残念だよね? さっきも記者が言ったよ。『残念だ』って。『G1』も1勝しかできない。残念だよ。そんな“残念な先輩”は両国で俺がぶっ潰す。俺の肥やしになってもらうし、俺は踏み台にしていきたい」とヒートアップ。
これに対して、小島選手も「7年間で何も成長していなかったんだなというふうに思うと、本当に“残念な後輩”だと思います」とやり返した。
最後の写真撮影後も、諏訪魔選手は小島選手に会場のテーブルを投げようとするなど、イラダチが止まらない模様。はたして、因縁のシングル戦は、どんな試合になってしまうのか?
また、同日に全日本プロレスの青柳優馬選手と対戦する鈴木軍・タイチ選手は、この日の会見は欠席。
「理由は出るとも返事してないのに、勝手に決められてしまった経緯もあって、それでノコノコ会見に行くのはおかしいかなと思います。特にコメントもない」というコメントを発表。
一方の青柳選手は、昨年の『SUPER J-CUP』1回戦以来のタイチ戦に向けて、「両国大会で1年前の雪辱を晴らしたいと思います」「もう両国国技館のリングで決着をつけることしか考えていません」とヤル気をみなぎらせた。
写真協力/全日本プロレス