衝撃の無法勝利! 鈴木が後藤からNEVER王座を強奪!
ロッキー&バレッタがJr.タッグ王座を奪還、ヤングバックスを挑発!
ジュースが絶好調!SANADAからピンフォール奪取!
ライガーが「今年限りの『SUPER Jr.』卒業」を表明
4月27日、広島グリーンアリーナ小アリーナにて、今シリーズ3大ビッグマッチの第一弾となった『Road to レスリングどんたく 2017 ~安芸の国 戦国絵巻~』が開催。
広島のメインは、“NEVER無差別級選手権”王者・後藤洋央紀に鈴木みのるが挑戦するタイトルマッチ。
試合は後藤のパワーファイト、鈴木の打撃と関節技、さらに両者の意地が交錯するも、要所要所でエル・デスペラードが試合に介入して後藤のペースをかく乱。
最後は、鈴木が反則のナックル連打で海野レフェリーの注意を引いているあいだに、デスペラードがリングイン。パイプイスで後藤の頭を打ち抜く暴挙。ここを勝機と見た鈴木は、凄まじい張り手のラッシュから、一気にゴッチ式のパイルドライバー炸裂! これでNEVER王座を初奪取した。
しかし、この無法行為に場内はブーイング一色。鈴木は悪態をつきながらも、マイクで「なんでこのベルトが俺の手元に来たか知ってるか? 王様の元に宝はすべて集まるようにできている。これから、一つづつ、一人づつ、テメーら全員あの世行きだ!」と勝ち誇る。
デスペラードとリングを占拠して「俺たち、鈴木軍、イチバーン!」と締めくくった。鈴木は新日本プロレスに復帰後、初のタイトル奪取となる。
第4試合では、IWGPジュニアタッグ選手権が実現。王者の金丸義信&タイチ組にロッキー・ロメロ&バレッタのロッポンギ・ヴァイスが挑戦。
試合は、鈴木軍のディーヴァ・阿部未歩や、デスペラードがたびたび試合に介入して金丸&タイチがペースを握ったものの、邪道&外道がデスペラードを排除するなど大乱戦。
しかし、試合をあきらめなかったロッキーの意地が終盤に大爆発。何度もバレッタのピンチを救出し、金丸のタッチアウト狙いを雪崩式フランケンシュタイナーで叩き落とし、さらにタイチに場外トぺ! 最後は必殺のストロングゼロでIWGPジュニア王座を奪還した。
試合後、ロッキーはマイクを握って、鈴木軍を罵倒。さらに「ヤングバックス! おまえたちはベルトがホームに戻ってきた姿を見ているか? ロッポンギ・ヴァイスこそ、サイコーなんだ!」とライバルのヤングバックスを挑発してみせた。
第6試合では、5.3福岡大会を睨んだWの前哨戦。オカダ・カズチカ&石井智宏&YOSHI-HASHIvsバッドラック・ファレ&ケニー・オメガ&高橋裕二郎の6人タッグ戦。
オカダとファレ、石井とケニーが激しい攻防を見せる中、終盤にYOSHI-HASHIがファレにバタフライロックを決め場内を沸かせたが、最後はファレが掟破りのツームストンパイルドライバーを爆発! YOSHI-HASHIを下し、さらに場外ではオカダを鉄柵に打ちつけて完全KO。止まらないモンスターぶりを見せつけた。
第5試合では、4.29別府大会のトリプル前哨戦であり、5.3福岡も見据えた前哨タッグ戦。“タグチジャパン”ジュース・ロビンソン&棚橋弘至&田口隆祐&リコシェ&ヨシタツが、“L・I・J”内藤哲也&SANADA&EVIL&BUSHI&高橋ヒロムが10人タッグで対戦。
試合は、両軍が一進一退の攻防を見せる中、最後はジュースがSANADAに必殺のパルプ・フリクションを炸裂させて、ピンフォール奪取! 4.29(土)別府大会のインターコンチネンタル選手権・内藤哲也戦を前に、大デモンストレーションを敢行した。
また、第1試合の終了後、獣神サンダー・ライガーがバックステージにて、「ボクは今年、今回限りで『BEST OF THE SUPER Jr.』を卒業します」と衝撃の発言。今年の大会が最後の『SUPER Jr.』出場であることを表明した。