IWGPヘビー防衛戦を前に王者に黄信号!
ファレがオカダに掟破りのツームストンで激勝!!
4月22日(土)、東京・後楽園ホールで『Road to レスリングどんたく 2017』が開催され、各タイトルマッチの前哨戦を中心に熱闘が繰り広げられた。
メイン(第7試合)ではオカダ・カズチカ&石井智宏組が、バッドラック・ファレ&ケニー・オメガ組と対峙。5.3福岡で行なわれるIWGPヘビー級王座戦(オカダvsファレ)と、スペシャルシングルマッチ(石井vsケニー)のダブル前哨戦は、大一番さながらのド派手な攻防となり、場内は熱狂に包まれる。終盤、ファレはオカダのレインメーカーをグラネードで返すと、掟破りのツームストンパイルドライバーを慣行し、3カウントをゲット。さらにダメ押しのグラネードで王者を完全KOし、王座奪取に向けて強烈な印象を残した。
セミ(第6試合)は4.29別府でのIWGPインターコンチネンタル(内藤vsジュース)、NEVER無差別級6人タッグ(棚橋&田口&リコシェvsSANADA&EVIL&BUSHI)、5.3福岡のIWGPジュニアヘビー(ヒロムvsリコシェ)のトリプル前哨戦。タグチジャパンとL・I・Jによる10人タッグは、攻守が激しく入れ替わる接戦に。タグチジャパンは田口監督の指揮のもと、L・I・Jを切り崩しにかかるが、最後はヨシタツが捕まり、SANADAのSkull Endにギブアップ。試合後、L・I・Jは乱闘騒ぎを起こし、制御不能ぶりを見せつけた。
第5試合は後藤洋央紀&ウィル・オスプレイ&ロッキー・ロメロ&バレッタ組が、鈴木みのる&金丸義信&タイチ&エル・デスペラード組と激突。ゴング前に鈴木軍が奇襲攻撃を仕掛けると、その後も大荒れの一戦に。4.27広島でのNEVER王座戦で対峙する鈴木と後藤、同じくIWGPジュニアタッグ王座戦を行なう金丸&タイチ組とロッポンギヴァイスは、互いを激しく意識。とくに鈴木は執拗な足関節で後藤を攻め立てていく。試合はオスプレイがオスカッターでデスペラードに勝利。試合後、鈴木はヤングライオンにイスで当たり散らした。
第4試合は天山広吉&小島聡&デビッド・フィンレー&北村克哉組が、タマ・トンガ&タンガ・ロア&高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ組と激突。北村がマッチョボディから織りなすパワーファイトで場内を沸かせるが、BULLET CLUBもチームプレイで応戦。5.3福岡でのIWGPタッグ3WAYマッチで争うテンコジタッグとタマ&タンガがヒートアップする中、裕二郎がピンプジュースで北村を仕留めた。
第3試合は矢野通&邪道組が飯塚高史&TAKAみちのく組と対峙。CHAOSタッグは矢野の「ブレイク!」や邪道の「Woooo!」で場内の一体感を生むも、鈴木軍はダーティーファイトで応戦。最後は飯塚のアイアンフィンガーフロムヘルを食らった邪道を、TAKAが丸め込んで勝利。
第2試合はYOSHI-HASHIが岡倫之を迎撃。岡は得意のフロントスープレックスで見せ場を作るが、YOSHI-HASHIは強烈な逆水平チョップやエルボーでダメージを蓄積させると、バタフライロックで貫禄のギブブアップ勝ち。
第1試合は川人拓来が海野と対峙。後楽園初登場となった海野は気迫を全面に押し出し、若さみなぎるファイト。しかし、先輩の川人がエグい角度の逆エビ固めで一蹴した。