メインは“タグチ・ジャパン”が劇的勝利!
鈴木みのるはオカダにあらためて宣戦布告!!
2月7日(火)、『Road to THE NEW BEGINNING』後楽園ホール大会が開催され、スペシャリイリミネーションマッチ3試合を中心に激闘が展開された。
スペシャルイリミネーションマッチは通常のタッグマッチ形式で試合を行ない、敗れた選手から退場。最後まで一人でも多く残ったチームが勝者となり、試合権利のある選手がトップロープを越えて場外に転落した場合も、退場しなければならない。
メイン(第6試合)では「スペシャルイリミネーションマッチⅢ」として、マイケル・エルガン&棚橋弘至&中西学&田口隆祐&ドラゴン・リー組の本隊&CMLL混合軍と、内藤哲也&SANADA&EVIL&BUSHI&高橋ヒロム組のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが対峙。
2.11大阪で行なわれるIWGPインターコンチ、IWGPジュニアヘビー、そしてNEVER無差別級6人タッグ&のトリプル前哨戦は、それぞれが持ち味を発揮する総力戦に。とくにエルガンが持ち前のパワーファイトで声援を集める。しかし、内藤は自ら場外に落ちてエルガンの足を捕獲すると、そこにヒロムがドロップキックを叩き込み、二人がかりで退場に追い込む。本隊は田口を残すのみとなるが、そこから孤軍奮闘。最後はヒロム、SANADAを連続で下し、勝利をつかみとった。
試合後は“タグチ・ジャパン監督”の独壇場。田口は饒舌なマイクで会場を沸かせると、最後は内藤のようにチームメンバーの名前を呼び上げ、最後は「ウィー、アー、 タグチ・ジャパン!」の雄叫びで大会を締めくくった。
セミ(第5試合)では「スペシャルイリミネーションマッチⅡ」として、オカダ・カズチカ&矢野通&石井智宏&ロッキー・ロメロ&バレッタ組のCHAOSが、鈴木みのる&ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.&金丸義信&タイチ組の鈴木軍が激突。当初、エル・デスペラードが出場予定だったが、右ヒザの負傷によりタイチに変更になった。
2.5大阪のIWGPヘビーの追撃戦、そして2.11大阪で行なわれるIWGPタッグの前哨戦となった一戦は、鈴木軍の奇襲で開戦。両軍一歩も引かない白熱の総力戦となる。終盤、鈴木はオカダをエプロンでのアキレス腱固めから蹴落として追放に成功。しかし、すぐさまバレッタが鈴木にドロップキックを叩き込んで場外葬。最後は金丸とバレッタの一騎打ちとなるが、セコンド介入した鈴木軍が勝利。試合後、鈴木は「オカダ・カズチカ! オマエのうしろにはいつでもどこでも俺たちがいるってこと忘れるなよ? あれですべてが終わったと思うなよ? あれがすべての始まりだ!」と、あらためて宣戦布告。
第4試合では「スペシャルイリミネーションマッチⅠ」として、真壁刀義&本間 朋晃&柴田勝頼&ジュース・ロビンソン&KUSHIDA組の本隊軍が、後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&ウィル・オスプレイ&外道&邪道組のCHAOSと対決。
試合は2.11大阪でのブリティッシュヘビー級王座戦で対峙する柴田とオスプレイが、開始のゴングと同時に激しい攻防を展開。柴田はオスプレイを場外に落として退場に追い込むと、自らも追撃の“自爆プランチャ”を放ち、そのままバックステージで番外戦へ。この波乱の幕開け以降、試合は目まぐるしいシーソーゲームに。最後はジュースが後藤をラリアットで場外に追放し、2.5大阪でNEVER王座戦のリベンジに成功すると共に、本隊に勝利をもたらした。
第3試合の天山広吉&タイガーマスク組vs飯塚高歴史&TAKAみちのく組の一戦は、鈴木軍が開始のゴングを待たずに奇襲。その後も反則殺法で攻め立てるも、本隊コンビも天山の重量感あふれる攻撃、そしてタイガーの機動力で挽回する。しかし、最後は飯塚がアイアンフィンガーフロム・ヘルを繰り出し、本隊が不本意な反則勝ちをスコア。