ミスティコがエウフォリアに伝家の宝刀炸裂! ボラドールはゲレーロとの接戦に激勝!!
1月22日(日)、『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2017』の最終戦が開催された。後楽園ホール3連戦の千秋楽となる今大会も、スペル・エストレージャたちがルチャの魅力を存分に披露し、場内は拍手喝采に包まれた。
第3試合は2.11大阪で激突するドラゴン・リーと高橋ヒロムが、それぞれティタン、BUSHIをパートナーに激突。気合充分のリー&ティタンは、ゴング前に矢のようなトペ・スイシーダで急襲。しかし、L・I・Jもダーティファイトで応戦。その後も両チームは一進一退の攻防を繰り広げるが、最後はBUSHIが急所打ちからのブシロールでティタンをピンフォール。試合後、ヒロムとリーは乱闘を展開。ヒロムはリーのマスクを剥ぎ取り、不敵な笑みを見せた。
第4試合は昨夜、CMLL世界ヘビー級王座防衛を果たしたマキシモ・セクシーが、ジュース・ロビンソン&田口隆祐と共に、エフェスト&オカダ・カズチカ&ウィル・オスプレイ組と対峙。オカダは対戦格闘アクションゲーム『鉄拳7』のキャラクター、「キング」のコスチュームで登場。マキシモのキス攻撃をはじめ、それぞれが個性を発揮し、楽しいルチャとなった一戦は、オカダがレインメーカーで田口を撃沈。
第5試合は“CMLLの象徴”アトランティスが棚橋弘至&KUSHIDA&デビッド・フィンレーとカルテットを結成し、ルーシュ&内藤哲也&SANADA&EVILと対決。昨夜、L・I・Jの集団リンチに遭ったアトランティスは、この日も集中攻撃のターゲットに。これに対し、“CMLLの象徴”も意地を見せるように奮闘。しかし、最後は内藤とEVILが合体攻撃でフィンレーを料理。
第6試合とメインでは、メキシコ現地で抗争を繰り広げているスカイチームとロス・ゲレーロス・ラグネロスがスペシャルシングルマッチ二番勝負。まず、第6試合はミスティコとエウフォリアが激突。1.15京都でのタッグ前哨戦で、ミスティコからフォール勝ちをスコアしているエウフォリアは、持ち前のパワーファイトを展開。しかし、驚愕の空中技で場内を沸かせたミスティコが、伝家の宝刀ラ・ミスティカでギブアップ勝ちをスコア。
そして、今回の『FANTASTICA MANIA』の大トリを飾ったのはボラドール・ジュニアとウルティモ・ゲレーロ。前夜、タッグマッチでボラドールにフォール勝ちを収めたゲレーロは、重量感あふれる攻撃、ベテランならではのインサイドワークで攻め込んでいく。だが、ボラドールも抜群の身体能力で応戦。最後はゲレーロ・スペシャルを返したボラドールが、スパニッシュフライで激勝。試合後、両者は互いの健闘を称えて握手。
最後は今回のツアーに参戦したルチャドール、新日本のレスラーが勢揃いして大団円。大きな歓声に包まれる中、ルチャの祭典は幕を下ろした。