内藤がジェイ・リーサルを撃破!
棚橋の挑戦表明を受け、ドームで激突!?
EVILが柴田からNEVERを初奪取!
“時限爆弾”の正体は、高橋広夢!
11月5日(土)、大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で、新日本プロレスの秋の天王山『戦国炎舞 -KIZNA- Presents POWER STRUGGLE』が開催された。
メインではIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也が、負傷欠場となったマイケル・エルガンの代打である、ROHトップファイターのジェイ・リーサルを相手に初防衛戦。かつてリーサルはL・I・Jと協力体制にあったが、のちに仲間割れ。試合巧者リーサルは、遺恨のある内藤を相手に、随所随所で独創的な技を繰り出してペースを握らせない。内藤は苦しい戦いが続くも、最後はリーサルインジェクションを交わすと、狙いすましたデスティーノを決めて、王座初防衛に成功。
メイン終了後、棚橋が内藤の前に立ちはだかり、1.4東京ドームでのインターコンチ挑戦をアピール。内藤も受けて立つ構えを見せた。棚橋が花道をあとにすると、内藤は「デ・ハポン!」の大合唱で大阪大会を締めくくった。
セミファイナルでは棚橋弘至が、SANADAとシングル対決。SANADAは抜群の身体能力で、棚橋をジワジワと攻め立てていく。だが、棚橋もヒザ攻めでSANADAの機動力を徐々に奪い、勝利への執念を見せる。終盤、SANADAがさまざまな体勢から放ってくるSkull Endを切り抜けた棚橋は、ハイフライフローの二連弾で勝利をゲット。『G1』公式戦のリベンジを達成した。
第7試合ではNEVER 無差別級王者の柴田勝頼が、EVILと4度目の防衛戦。両雄は一進一退の攻防を繰り広げ、場内に興奮を巻き起こす。しかし、終盤になると、EVILはイスを用いたダーティファイトで柴田を追い詰め、一気にEVILを決めて王者を撃破。NEVER初戴冠を果たした。
第6試合では来年の1.4東京ドームで激突するオカダ・カズチカとケニー・オメガが、それぞれ後藤洋央紀&ウィル・オスプレイ&外道、アダム・コール&マット・ジャクソン&ニック・ジャクソンを引き連れて激突。CHAOSとBULLET軍による総力戦は、それぞれが持ち味を発揮。その中でも激しくやりあったのは、やはりオカダとオメガ。決戦を前に気合十分のオメガは、Vトリガーから片翼の天使を炸裂させ、なんとオカダから3カウントをゲット。IWGPヘビー奪取を強烈にアピールした。
第5試合ではIWGPジュニアヘビー級王者のBUSHIが、前王者のKUSHIDAとリマッチ。この王座戦まで、今シリーズを頚椎負傷で欠場していたKUSHIDAは、ゴングと同時にラッシュを仕掛ける。その後、BUSHIの徹底した首攻めで追い込まれたKUSHIDAだったが、意地を爆発させ、ホバーボードロックで激勝。王座奪還に成功した。
試合後、スクリーンに時限爆弾のカウントダウンが表示され、「0」を刻むと同時に元・カマイタチこと高橋広夢が登場。KUSHIDAに1.4東京ドームでのIWGPジュニア挑戦を宣言した。
第4試合では「Super Jr.Tag Tournament 2016」決勝戦として、ロッキー・ロメロ&バレッタ組と石森太二(プロレスリング・ノア)&ACH組が対峙。ロッキーの不調から、コンビネーションが不安視されたロッポンギヴァイスだが、優勝に向けてチームワークを発揮。しかし、石森&ACHも持ち前の高速ファイトで徹底抗戦。場内を揺るがすジュニアバトルは、ロッポンギヴァイスがACHにストロングゼロを炸裂させ、優勝の栄冠を勝ち取った。
第3試合ではIWGPタッグ王者のタマ・トンガ&タンガ・ロア組が、石井智宏&YOSHI-HASHI組を迎撃。挑戦者組は序盤から好連携でタマ&タンガを崩しにかかるも、王者組も真っ向から応戦。目まぐるしく攻守が入れ替わる中、相手の分断に成功した王者組が、ゲリラ・ウォーフェアでYOSHI-HASHIにとどめをさし、王座初防衛に成功した。
第2試合では真壁刀義&本間朋晃&ヨシタツ組が高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ&BONE SOLDIER組と激突。11.3岐阜ではSOLDIERをシングルマッチで下したヨシタツだが、終盤、BULLET CLUBの集中攻撃を受け、高橋のピンプジュースの前に撃沈。試合後、SOLDIERはベルトでヨシタツの首を絞め、さらに遺恨を深めた。