WORLD TAG LEAGUE 2015

日時: 2015年12月9日(水) 17:00開場 18:30開始
会場: 宮城・仙台サンプラザホール
観衆: 2,291人(超満員)

MATCH REPORT

死闘を制した真壁＆本間が『WORLD TAG』初優勝！

柴田が石井のNEVER王座に挑戦を示唆！
ROH世界王者の東京ドーム参戦表明に、エルガンが呼応！
またもリンチ状態の矢野は「ダブルXを連れてくる！」と表明

12月9日（木）仙台サンプラザホール大会にて、『WORLD TAG LEAGUE 2015』の優勝決定戦が開催された。

休憩前、場内に現ROH世界ヘビー級王者のジェイ・リーサルからのメッセージが場内に流れ、「東京ドームでこのベルトを防衛する！」と1.4東京ドーム参戦をアピール。「誰か挑戦するヤツはいないのか？」と新日本プロレスを挑発した。

休憩明けの第5試合では、“キングダム”マイケル・ベネット＆マット・ターバン（withマリア・ケネリス）vs“ジ・アディクション”クリストファー・ダニエルズ＆フランキー・カザリアンが実現。

ROHでも対戦しているだけに一進一退の好勝負を展開した両チーム。マリアの介入で流れを変えたキングダムが、必殺のヘルメリーで『WORLD TAG』有終の美を飾った。

第6試合は、中邑真輔＆矢野通がひさびさタッグ結成。相手はバッドラック・ファレ＆コーディ・ホールの2Mタッグ。脇腹を痛める矢野が苦しい展開となるも、最後は矢野の金的＆中邑のボマィエが炸裂！　

しかし、試合後はまたも高橋裕二郎が乱入。ファレとともに、矢野の痛めた脇腹をパイプイスでめった打ち。怒りの矢野はバックステージで「ダブルXを連れてくる！」と逆襲を表明した。

セミファイナルでは、棚橋弘至＆後藤洋央紀＆柴田勝頼＆マイケル・エルガンが、オカダ・カズチカ＆石井智宏＆桜庭和志＆YOSHI-HASHIと対戦。オカダvs棚橋はもちろん、因縁を残す石井vs柴田も激しい攻防を展開。

さらに中盤は、マイケル・エルガンがスーパーパワーで場内を沸かせたが、最後はスリーパーからのPKで柴田が石井から3カウント奪取！

柴田は横たわる石井の腰にNEVERベルトを置いて立ち去った。さらにオカダと睨み合った棚橋は、「ドームで雨は止む！」とIWGPベルト奪取を宣言。

また、エルガンは試合後のバックステージで、“現・ROH世界ヘビー級王者”ジェイ・リーサルに対し、「おまえとの差を見せつける！」と東京ドームでの対戦を表明した。

注目のメインイベントは『WORLD TAG』優勝決定戦。Aブロック1位の真壁刀義＆本間朋晃とBブロック1位の内藤哲也＆EVILが激突した。

試合は、序盤から内藤組が本間を捕獲してペースを握る。中盤には、BUSHIが毒霧を真壁

に噴射して、本間はさらに孤立するが、何度も立ち上がる本間に場内の声援が集中。

最後は、こけしインパクトを内藤に発射。さらにEVILに対し、真壁のキングコングニードロップから、本間がこけしを決めて、執念の初優勝。本間は初の戴冠に涙を流した。

試合後、マイクで「いま幸せです！」とコメントした本間は、「今度はIWGPタッグ王者で、帰ってくる」とタッグ王座挑戦を表明。「幸せになろうぜ！」で大会を締めくくった。

このほか、第4試合は、天山広吉＆小島聡＆永田裕志＆中西学が“第三世代”カルテットが、カール・アンダーソン＆ドク・ギャローズ＆高橋裕二郎＆タマ・トンガと対戦。最後は、一瞬のスキからガンスタン、マジックキラーでアンダーソンが中西を沈めた。

第3試合は、獣神サンダー・ライガー＆KUSHIDAが、タイガーマスク＆田口隆祐と対戦。激しくタイガーを攻め立てたライガーだったが、最後はタイガーが逆転勝利。改めて、NWA世界ジュニア戦をアピールした。　

第2試合は、マスカラ・ドラダがジェイ・ホワイトとシングルマッチ。健闘するジェイを最後はドラダがスクリュードライバーで完勝。試合後、なんとBUSHIが乱入し、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勧誘と思いきや、ドラダのマスクを剥いで、挑発してみせた。

第1試合は、新日本の合宿所に住み暮らす4人、小松洋平＆田中翔vsジュース・ロビンソン＆デビッド・フィンレーが激突。地元・宮城の「小松」コールに応え、強烈な逆エビ固めでフィンレーからタップ勝利。