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外道がマシンガンに宣告! 「大阪ではカネではなく血の雨が降る！」
10月30日豊橋では、追加カードが発表された11月9日大阪「POWER STRUGGLE」の前哨戦主体に6試合が行われた。
10月30日豊橋では、追加カードが発表された11月9日大阪「POWER STRUGGLE」の前哨戦主体に6試合が行われた。
休憩明けの第４試合では、リングに登場するや鈴木みのるが中邑真輔を鈴木軍に勧誘。中邑が耳をふさぐしぐさで拒否を示すと、「じゃあ、力ずくで…」と襲い掛かって試合になだれ込んだ。
序盤は鈴木の勢いに押され気味だった中邑だったが、エルボーのラリーを制して反撃に転じた。試合は中邑と鈴木が場外で乱闘を繰り広げている間に、タイチが急所打ちからのタイチ式外道クラッチでブライアン・ケンドリックから３カウントを奪った。
試合後も鈴木はマイクを手に、「(11月9日)大阪でインターコンチのベルトも中邑ももらう」と勝利宣言。中邑は突っかかっていったものの、若手に引き離されて引き揚げていった。
バックステージで中邑は「うんざり。鈴木軍入り？ 俺が負ければの話でしょ。仮に負けたとして、鈴木軍に入って面白いの？ 楽しいの？ 何が待ってるんだよ。そこんとこ、言うなり何なり示してくれ。（その上で）俺にも考えさせてほしいな」と吐き捨てた。
セミファイナルでは10月25日後楽園でケンカファイトを繰り広げた棚橋弘至と石井智宏が、試合の権利があるないにかかわらず、ほかの6選手を無視して場外で激しくやり合った。
リング内では棚橋が優勢にも見えたが、石井は一歩も引かず。試合はなかなか出番が回ってこなかった内藤哲也が、棚橋のタッチを受けると一気に爆発。YOSHI-HASHIの猛攻をしのぎ、スターダストプレスでマットに沈めた。
しかし試合後も、棚橋と石井はにらみ合い。10月14日両国でオカダ・カズチカに敗れタイトル戦線から外れた棚橋だが、エースの重責から解放されたことで、これまで押し殺していた感情を解き放つことで、違った一面を見せ始めている。
メインはオカダとカール・アンダーソンが先発で飛び出し、ベルトを懸けて闘う11月9日大阪への意気込みを見せた。しかし挑発しながら攻撃を仕掛けるアンダーソンに対し、オカダは冷静に対処。攻め込まれても慌てることなく、余裕がうかがえた。
試合は途中、外道がマット＆ニックのジャクソン・ブラザーズ相手にローンバトルを強いられるシーンもあったが、邪道が独特のリズムと再三にわたって同士打ちを誘ってペースを引き寄せると、オカダがアンダーソン相手にリバースネックブリーカー、フライング・エルボードロップと攻め立てるも、レインメーカーをかわされてスパインバスターを浴びた。それでも追い詰められた感じはなく、マット・ジャクソンをカウンターのドロップキックからのレインメーカーで一蹴。
試合後には珍しくマイクを手に引き上げていくアンダーソンに向かって「ドゥー・ユー・アンダースタン・ジャパニーズ？」と尋ねる余裕。最後は外道が「大阪ではカネの雨だけじゃなく、違う雨が降るかも知れねぇぞ。たとえば血の雨とかな。レインメーカーが必ず防衛して、またベルトを持って、この豊橋に帰ってくる。そのときは豊橋にまたカネの雨が降るぞ」と得意のフレーズで締めくくった。
