Road to POWER STRUGGLE
- 日時
- 2013年10月27日(日) 14:00開場 15:00開始
- 会場
- 新潟・魚沼市堀之内体育館
- 観衆
- 1380人(超満員札止め)
MATCH REPORT
※本日の大会は、会場の都合により、各試合詳報、コメントはございません。総評記事で大会の模様をお届けします。
10月27日(日)毎年恒例となっている新潟県・魚沼大会「がんばろう!UONUMA 2013」が今年は、魚沼市堀之内体育館で開催された。
メインイベントは、11月9日、大阪大会にてIWGPヘビー級選手権で激突するオカダ・カズチカとカール・アンダーソンによる今シリーズ3度目の前哨戦。オカダの入場シーンに熱狂する魚沼のファン。一方、しきりにオカダを挑発し、観客に「シャラップ!!」と毒づくアンダーソン。これに応えて、2人が先発すると、場内は一気にヒートアップ。
序盤、オカダのパートナーであるフォーエバー・フーリガンズ、アンダーソンのパートナーであるヤングバックスが4人ともにスピーディーな攻撃で持ち味を発揮してボルテージを上昇させる。中盤、コズロフが捕まる展開となるが、一方でアンダーソンはオカダを場外戦で粉砕する。
10分経過、BULLET CLUBペースが続く中、満を持してオカダが登場。DDT、ダイビングエルボーから両サイドを指さしてのレインメーカーポーズに場内は大喝采!! だが、アンダーソンもレインメーカーポーズを決めて憎々しく挑発。すると、そこにオカダ、渾身のドロップキックが大爆発!!
終盤、フーリガンズも得意の連携を次々と決めて、猛ラッシュ!! だが、最後はアンダーソンがロメロにガンスタンをズバリと炸裂させ、3カウント奪取。これで前哨戦3連勝をマークした。アンダーソンは、さらにマイクを握り、「オーサカでチャンプになるのは、このマシンガンだ!!」と堂々アピール。オカダ&外道は、これを憮然とした表情で受け流す。はたして、オカダ陣営の巻き返しはあるのか?
セミファイナルは、棚橋弘至&内藤哲也&天山広吉&中西学vs矢野通&飯塚高史&石井智宏&YOSHI-HASHI。試合は、飯塚の入場から、いきなりCHAOSが突っかかって、大荒れ模様のスタート。
試合は、因縁が深まる石井と棚橋がスパーク!! 場外で石井が棚橋を圧倒すれば、棚橋もリング上で反撃。石井は、棚橋をセカンドロープから雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばす 終盤、内藤哲也と今シリーズ好調のYOSHI-HASHIが激しく交錯。スワーントンボムが不発に終わったあともあきらめないYOSHI-HASHIはラリアットを炸裂させる!!
だが、内藤は得意のジャンピング・エルボーアタックから、胸を叩いてのスターダスト・プレスをズバリと決めて、勝利。大阪での田中将斗戦へ勢いを付けた格好だ。
第4試合は中邑真輔&邪道&外道vs鈴木みのる&TAKAみちのく&タイチ。鈴木は試合前にマイクを奪い「うるせーんだよ、この田舎モンが!」と魚沼のファンを挑発。さらに中邑に念押しで「負けたら鈴木軍入り」を迫ったあと「嫌なのか? じゃあ、力づくで従わせてやる!! 」と乱戦を仕掛けて試合スタート。このあと、中邑は、場外でも鈴木に蹂躙され、ペースを奪われる。
試合中盤、鈴木軍がレフェリーの死角をついた悪のコンビネーションで外道を捕獲。ローンバトルが続く外道を好きなように痛ぶっていたが、中邑が反撃に出ると、場内は大熱狂!! さらに邪道&外道も得意のコンビネーションで大反撃。鈴木が邪道にゴッチ式を狙ったところにジャンピングキック炸裂! CHAOS追い風の中、一瞬の切り返しから、鈴木が邪道を捕獲!! 再度、ゴッチ式パイルドライバーを決めて、逆転勝利!!
試合後、鈴木は鈴木軍のシャツやタオルを中邑の前に掲げて挑発!! 外道にも「コイツもらうぞ!」と宣言。だが、中邑もシャツを叩きつけ、無言でリングを去った。
第3試合では、魚沼に密着したプロモーション活動を行ってきた真壁刀義が登場。キャプテン・ニュージャパンとのコンビで姿を現すと、場内は「真壁!」コールの大合唱。この日は真壁・因縁のBULLET CLUB相手とあって、いきなりヒートアップ!!
コーナーで真壁がパンチラッシュを放てば、場内は「オイ!オイ!」の合唱。しかし、これと同じ攻撃をデヴィットがやり返すと、場内はブーイングに包まれる。キャプテンもこの日は気合満点。巨体のファレにもパワー、ラフファイトで意地を見せるも、最後は、ファレが必殺のグラネードを爆発させて、勝負を決めた。
第2試合では、本間朋晃&KUHSIDA&BUSHIのトリオが、高橋裕二郎&ブライアン・ケンドリック&バレッタのCHAOS軍と対戦。スピーディーな攻防でジュニア4戦士が沸かせれば、本間が得意の「こけし」を爆発…するかと思われたが、これは不発。また、BUSHIが裕二郎を相手に「あわや」の展開を見せる場面もあったが、最後は、必殺の東京ピンプスでシッカリと勝利をマークした。
第1試合では、田中翔がCMLLのバリエンテとタッグを結成、海千山千の強豪タッグであるライガー&タイガーを相手にも一歩も引くことなく、果敢なファイトで会場を盛り上げたが、最後はタイガーマスクの腕ひしぎ逆十字にタップ。ヤングライオンの奮戦に会場から万雷の拍手が送られた。
また試合前には、内藤哲也と真壁刀義がボール投げ。さらに魚沼市の大平悦子市長、魚沼市観光協会の三友泰彦会長と桑原幸子事務局長がリングに登場。大平市長がファンに挨拶したあと、三友会長から新日本プロレスへ魚沼産コシヒカリが贈呈された。