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○武藤敬司
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22分34秒
ムーンサルトプレス→体固め |
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中邑真輔×
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| レフェリー:レッドシューズ海野 |
世紀のIWGP戦に向けて、両雄にこの日一番の大声援が送られる中、18時47分運命のゴング。グラウンドでのじっくりとした攻防から、腕を取りに来る中邑に対し、武藤は場外に降りて間を取る。エプロンに立った武藤へ中邑がドロップキック、プランチャを放つと、武藤はこれをかわし、低空ドロップキック。鉄柵へのハンマースルーからシャイニングウィザード。さらに鉄柵を使ってのドラゴンスクリュー、低空ドロップキックから先にリングイン。 そして、リングに入ろうとする中邑へシャイニングウィザード。ドラゴンスクリュー、セカンドロープからの低空ドロップキック、ドラゴンスクリューから足4の字固めへ。 中邑は長い間掴まるも、必死に耐えて何とかロープエスケープ。 武藤は起き上がれない中邑の脚に低空ドロップキック2連発、そしてドラゴンスクリューから足4の字固め。すると、中邑は下から阻止して体勢を入れ換え、胴絞めスリーパーホールドに切り返す。そのまま腕ひしぎ逆十字固めへ移行し、武藤が起き上がろうとすると、さらに三角絞めへ。武藤はロープエスケープ。 張り手合戦から武藤が低空ドロップキックを見舞えば、中邑はミドルキック、ローキックからニーリフト。だが、武藤はそれをキャッチし、ドラゴンスクリュー。そしてドラゴンスクリュー狙いで脚を取るも、中邑はその体勢から飛びついて三角絞めへ。武藤は脚でロープを触る。 試合の主導権を握れない中邑はカウンターのラリアットを叩き込み、さらにラリアット。そしてエルニーニョを投下。だが、武藤は2発目でかわして、低空ドロップキック。ドラゴンスクリューから再度足4の字固めへ。リング中央でガッチリと極まるも、中邑はロープエスケープ。脚を取りに来た武藤に延髄斬り、ゼロ戦キック、ジャーマンスープレックス3連発。武藤はカウント2でキックアウト。 さらに中邑は突進してきた武藤をキャッチし、ランドスライドへ。だが、武藤はカウント3を許さない。中邑はダブルアーム式パイルドライバーの体勢に入るも、武藤はリバーススープレックスで切り返し、追撃の低空ドロップキックから串刺しシャイニングウィザード。だが、続くシャイニングウィザードを中邑は両腕でブロックし、飛びつきの腕ひしぎ逆十字固めで捕獲。武藤は伸ばされかけた右腕を、左腕で掴んで耐えると、中邑はその右腕を伸ばしにかかる。完全に右腕を伸ばされた武藤だったが、脚でロープをさわってエスケープ。 武藤は、ランドスライドを狙って抱え上げてきた中邑の顔面に膝を叩き込むと、中邑のタックルに低空ドロップキックを合わせる。エプロンへと逃れた中邑の首を掴み、ドラゴンスクリュー。そして、正面、後頭部、正面とシャイニングウィザードの乱れ打ち。だが、中邑はカウント2.9で肩を上げる。 “LOVEポーズ”を決める武藤に中邑は飛びつきの三角絞めを狙うも、武藤はパワーボムで叩き落とし、シャイニングウィザード。中邑がカウント2で凌ぐと、武藤はシュミット式バックブリーカーからムーンサルトプレスを発射。これで中邑が力尽き、武藤が8年4ヶ月ぶり、3度目のIWGPヘビー級王座戴冠を果たした。
試合後、大「武藤」コールが起こる中、中邑のセコンドに付いていた後藤が挑戦アピール。IWGPベルトをその腰に巻いて“LOVEポーズ”を決めると、かつての入場テーマ曲である「HOLD OUT」が鳴り響く中、花道を引き上げた。
勝利者賞:ハートフルギフト お好み焼きゆかり ANNOII
武藤「いや、なかなか苦戦したと言うか、非常に大変な一戦だったのは事実ですね。ただ、試合をやる前に色々偉そうな事を言って、引き出しがいっぱいあるとかさ、色んな……実は、引き出しを開けたら、みんな空(から)だったよ。最後に残っていた引き出しがスピリットっていう、魂っていう引き出しだけが残っていた。辛うじてそれで勝つ事ができた。ただ、まだ中邑なんてね、ここで辞めるわけじゃねぇんだろ? 辞めるんだったら、何かこっちもちょっと同情したいけど。で、今から何十年とある中で、またTPOさえ合えば、やってみたい相手ではありますね。(『中邑選手が試合後コメントで借りは返すと言っていたが?』)ただよぉ、さっき言ったように、引き出しがだんだん空になってんだよ、出し過ぎて。そう時間はないからな。俺も時と闘っているけど、アイツにも少し時と闘ってもらわないと。それはまた追いつかないから。(『新日本から挑戦者が来ると思いますが?』)いいんじゃないですか。大志は、俺の志は、これで新日本プロレスのレスラーも社員も関係者も潤うような、まぶしいチャンピオンになるよう頑張りますよ。もちろん全日本プロレスもそうだ。それが俺のベルトを獲る意味というか、意義というか。3ヵ月後に新日本の社員に、(特別)ボーナスがもらえるように頑張りますよ。(『棚橋選手の力か、新日本の団体の力なのかを確かめたいと言っていたが?』)まだ分かんねぇ。やっぱりよぉ、恋愛と一緒でよぉ、いきなり好きになる事があればよぉ、5年付き合っても嫌いになる事があるでしょ? なかなか俺でもちょっと把握できないけど、俺が(新日本の)頂点に立ったのだけは事実だから。大きく波紋というか、獲った事でジェラシーでもいい、蝶野でもいい、レジェンドでもいい、若いヤツでもいい、大きくうねってほしいですね。そうして、活性化に繋がればベストだと思います。今から構築しますよ。みんなを照らせられるようなチャンピオンを目指してな。それは不可能かもしれないけど、それを志に頑張りますよ。ただ、その一番の近道は、感動を与えられるような試合ができるかどうか。それがお客のハートを掴む近道だと思っていますから。五体……かなり老化してるけど、さっき言ったスピリットっていう引き出しだけは、まだ残っていたからな。スピリットっていう引き出しはまだ大きいから、まだまだちょっとやれると思う。早くもジェラシーがうねって、ぶつかって来てほしいですね、誰でも。(『武藤選手のIWGP戴冠は時代の逆行なのでは?』)う〜ん、人から言わせたら『また(時計の)針を戻した』なんて、ひんしゅくも食らうかもしれねぇけどな、そんな事は構っちゃいられないですよ。もう現に来ちゃってるんだからさ。(『試合後、新日本のファンから武藤コールが起きたが?』)嬉しいっすね、素直に。それほどお客を意識して試合をしてなかったんですよ。どういう反応か分からないし、そこに依存をしたくなかったし。逆に(試合に)没頭できて、勝利を収める事ができたのかもしれないですね。オッケー、じゃあ1人乾杯か。寂しいや。(付き人のT28に向かって)お前はいいや。マイナスになっちまう、お前がいたら(笑)。カンパーイ(と自分で言い、2本の缶ビールで乾杯)。まぁ、光らせるも光らせないも、俺自身というか、そういうところで責任感を感じてさ、ある意味で言ったら、これが菅林(直樹)社長の罠じゃねぇけど、狙いだったのかも。結果的には線になっちまったからな。これはこれで菅林社長の思惑も“もしかしたら”あったかもしれないけど、それはそれで期待に答えて、とにかく精一杯頑張って、体にムチを打って頑張ります。うぃ〜っし」
中邑「(コメントブースに到着し、イスに座るとしばし沈黙し)借りは返す(と言い残し、バーナードと共に控え室へ)」
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