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○中邑真輔
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23分08秒
ランドスライド→エビ固め |
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棚橋弘至×
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| レフェリー:レッドシューズ海野 |
ここまでの対戦成績は2勝2敗1分けと全くの五分である“宿命のライバル”6度目の一騎打ちが、「レッスルキングダムII in 東京ドーム」のメインイベントで実現。
中邑は赤を基調としたニューガウンを着て入場。ガウンを脱ぐと、赤色のロングタイツ姿であった。 グラウンドでの攻防、腕の取り合いと、スピーディーに流れていく中、棚橋がエルボー。すると、中邑は両腕で棚橋の胸を突いて、ボディスラム。これを着地した棚橋はドラゴンスリーパーで切り返すと、中邑は一回転して体勢を入れ換える。ところが、棚橋はさらに体勢を入れ換えて絞り上げる。そして、中邑が腕ひしぎ逆十字固めで切り返すと、棚橋はロープエスケープ。 棚橋はラリアットで中邑を場外に落とし、エプロンに立った中邑にロープを挟んでのドラゴンスクリュー。ここから、足へのストンピング、低空ドロップキック、レッグロック、ボディプレスと、中邑の脚を集中砲火。 だが、中邑も棚橋のセカンドロープからのローリングセントーンをかわして、カウンターのキチンシンク、パワースラム、エルニーニョ。2発目でかわした棚橋は、低空ドロップキック、顔面への張り手連打。中邑も張り返すが、棚橋はこれをかわしてバックを取り、ジャーマンスープレックス2連発。3発目で回避した中邑はバックを取り返し、ジャーマンスープレックス2連発からドラゴンスープレックスへ。 しかし、棚橋は巧く体勢を入れ換えてジャーマンスープレックスを放つ。ここから両者は、交互にジャーマンスープレックスで投げ合い、共にダウンする。 ダウンカウントが入る中、何とか立ち上がった両雄は意地の張り手合戦を展開し、中邑がラリアット。そして、ダブルアームパイルドライバーで棚橋の脳天をマットに突き刺す。勢いに乗る中邑だったが、不用意に出した左腕のラリアットをブロックされ、負傷していた左肩に深刻なダメージを負ってしまう。 ここから棚橋は中邑の左肩を狙い定め、まずは中邑にとって“悪夢”とも言うべき雪崩式のエクスプロイダーを敢行。そして、悶絶する中邑の左肩をドラゴンスクリューの要領で何度も回転させ、腕ひしぎ逆十字固め。中邑は必死でロープエスケープする。 ここで棚橋は、一気にスパート。だるま式ジャーマンスープレックスホールド、フルネルソンバスター、ハイフライフロー。中邑がカウント2で凌ぎ続けると、棚橋はハイフライフローでダイブ。すると、中邑は両膝でこれを迎撃し、一瞬のスキを突いた飛びつき腕ひしぎ逆十字固め。さらにそこから三角絞めへ移行し、スタンド式逆十字固めに捕らえる。 だが、棚橋は踏みつけて脱出。中邑はリバースパワースラムからランドスライドを炸裂させるも、棚橋はカウント2でクリア。そして、2発目のランドスライドをスリングブレイドで切り返され、共にダウンする。 両者は立ち上がると、棚橋がスリングブレイドを放てば、中邑はドラゴンスープレックスホールドで対抗。棚橋は、中邑のランドスライドを丸め込みで切り返し、タイガースープレックスホールド。だが、いずれもニアフォールとなる。 先に立ち上がった棚橋の脚に必死の形相で食らいつく中邑に、棚橋は容赦の無いストンピング。そして、コーナー最上段へ乗り、中邑もこれに呼応。コーナー上でのせめぎ合いから、なんと中邑は雪崩式ランドスライド! そして、強烈な一撃を浴びて動きが止まった棚橋に、ダメ押しのランドスライド!! これで棚橋を完璧に仕留め、中邑が約4年ぶりにIWGPヘビー級王者に返り咲いた。
試合後、IWGP“3rd”ベルトを手にしたアングルがリングインし、中邑と対峙する。中邑は「そのIWGP、ウチのモンだ。俺が取り返す! やろうじゃねぇか、コイツと。どうですか、お客さん!」とマイクアピール。 すると、アングルも「お前は俺のレベルに達していない。俺はオリンピックのゴールドメダリスト。お前のケツにやり返してやる!」とマイクで応戦。 これを受けて中邑は、「統一戦受けるんだろうな? 本物のIWGPチャンピオンはここだ!」とマイクで切り返し、アングルとの統一戦に臨むとドームのファンに誓った。
そして、リング上での勝利者インタビューを受けた中邑は、感極まって途中言葉を詰まらせながらも、「自分を信じて、プロレスを信じて本当に良かったです。プロレスには夢と希望がいっぱい詰まっていると思います。こうして諦めずに闘って、今日勝って、本当に嬉しいです。ホントにありがとうございました。もちろん、新日本のプロレスラー、全てのファンがあのベルトは本当のIWGPチャンピオンが巻くものだと思います。例え、俺がグリーンボーイだと言われようと闘って統一するだけです。いちばんスゲェのはプロレスなんだよ!」とコメントし、最後に決め台詞を絶叫。 そして、ベルトと共にドームの長い花道を歩いていき、ステージ上で堂々の勝ち名乗りを挙げた。
中邑「プロレスというものを、自分でどうしていいか分からなくなった時期もあった。それでも信じてきてよかったなと思います。正直、勝ったこと自体、信じられないというか。嬉しいですね。今は1人じゃなくて(RISEの)仲間がいる。それが支えになりました。このベルトを手に入れたら、次の目標、ブレないで決まってますから。やっと言えます。今、カート・アングルの腰に巻かれている3代目のベルト(を狙う)。IWGPを統一したいと思います。やっぱり、あの人(棚橋)は心も体も技も、すべてにおいてホントにスゲェと思いました。彼がG1 CLIMAXで優勝し、ベルトを巻いていた意味が、闘いを通じて伝わってきたというのがあります。これからも自分たちのプロレス人生が尽きるまで(2人の闘いは)続いて行くと思います」
※ここで稔とデヴィットと共にビールで乾杯 中邑「(ビールを口に含んで)やっと正月が来た。世間がクリスマスだ、正月だと言っている時に、この試合のためにすべて我慢してきましたからね。(これから)新日本プロレスのレスラーとしての使命、IWGPの統一に向けて突っ走りたいと思います。(試合後の涙は)デカいプレッシャー、それに伴う怖さ。色んなモノを背負ってリングで闘っている中で、棚橋弘至という最高の相手と闘えて、その感情が少し出たかなと思っています。(赤色のコスチュームについて)自分は変わったというか、変わるんだという意思表示みたいなものですかね」
棚橋「まさか敗者の弁を言うとは思わなかった。でも、俺と(IWGPヘビー級)ベルトは相思相愛だから。すぐに向こうから戻って来る。(立ち上がって天を指しながら)そして、俺はすべての頂点に立つ男(と言い残し去る)」
※メインイベントを観戦したアングルのコメント アングル「まずはナガタを破った。次は、(中邑の持っている)IWGP“2nd”ベルトだ。なぜあのベルトが“2nd”なのかと言うと、私の持っているIWGPがナンバーワンだからだ。とにかく私は、ベルトを集めるのが好きだ。引退するまでに様々なベルトをコレクションする。(中邑との統一戦は)TNAのオーナー、ジェフ・ジャレットが判断すること。彼が『あのベルトを獲ってくれ』、『このベルトを守ってくれ』と言えば、どこでも行く。彼がそれ(統一戦)をしてくれと言えば、私はTNAという世界一のカンパニーの看板を背負って闘う。(今日のメインイベントについて)ナカムラ、タナハシ、2人とも素晴らしいアスリートだが、レスリングに関してはまだまだテクニックがお粗末だ。私と同じレベルには全く達していない。試合をすれば、それが証明されるだろう。ナカムラ、タナハシよりも、ナガタの方が高いレスリングテクニックを持っていたし、ハートも強かった。ナガタがこんなに素晴らしい選手だとは思わなかった。正直言って、ナガタロック(II)が極まった時は、かなり首を痛めつけられたよ。(自身が正式なIWGP王者にとして認定されてないことについて)逆に教えてほしい。どちらが“2nd”ベルトだと思う? 私はブロック・レスナーをタップアウトさせて、チャンピオンになったんだ。なぜ、私がチャンピオンとして認められないんだ?」
※ここでTNAの創始者ジェフ・ジャレットがコメントブースに登場。アングルの横に着席しコメントする ジャレット「ナカムラはレスナーに勝ったのか? 彼は“ペーパーチャンピオン”(作られた王者)だ。アングルこそが、世界最強のレスラーであり、今日、(永田を倒して)それを証明した。今日は、チョーシュー、フジナミ、ムタ……様々な素晴らしい選手が揃ったが、結局ファンが観に来たのはカート・アングルだろう。(アングルと中邑の統一戦について)これはビジネスだから、契約の話が上手くいけば実現させる。(『新日本の中で興味のある選手は?』)色んなスタイルがミックスされた選手、レジェンドもいれば、伸び盛りの選手もいる。素晴らしい選手がたくさん集まっているイメージ。タイガー(マスク)、ナカムラをTNAに参戦させたいと考えている。これはニュージャパンと交渉して決めたい」 アングル「最後に言いたいことがある。ニュージャパンとTNAがコラボレーションして、素晴らしい大会ができた。お互いにプラスになったし、成長していけると思う。今日は歴史的な一夜だった」
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