■IWGPヘビー級選手権〜第44代王者ブロック・レスナーがV2を達成・・・幻の3カウントで曙惜敗
試合開始前リング上で公開調印式が行われ、タイトル初挑戦の元横綱・曙は「久しぶりの優勝決定戦なので、押して押してがんばります!」とコメントしたが、王者レスナーは調印が終わると、親指を下に向けるジェスチャーで曙を挑発し、無言で退場。
ゴングが鳴ると、曙が突っ張り、レスナーがショルダータックル連発、曙がボディアタック、ヒップアタックと2つの巨体が激しくぶつかり合う。レスナーが曙を抱え上げバーディクトの体勢に持ち込もうとするが、212キロの肉塊は簡単には持ち上がらない。作戦を変えたレスナーが、フロントスリーパー、背後からのスリーパーで曙絞殺を試みるが、曙は自らの体を後ろに倒しレスナーを押し潰す。勢いに乗った曙が、ボノボンバー、ランニングボディアタックとで追い詰めるが、レスナーは曙の攻撃を服部レフェリーを盾にして回避。レフェリーはリング上で失神。ノーレフェリーとなってしまったリング上で曙は横綱ドロップを投下するがカウントは入らない。さらにエルボードロップも投下し半失神状態のレスナーをしっかりとフォールしたがカウントは入らず幻の3カウントとなってしまった。曙がレフェリーを引きずり起こそうとすると、そのスキにセコンドのレーガンズ氏がレスナーにIWGPベルトを手渡す。レスナーは振り向いた曙をベルトで殴打。この反則攻撃で試合の流れは一気にレスナーが把握。曙が64でレスナーに最後の反撃を仕掛けたが、ロープから走り込んできた曙の頭部をしっかりとキャッチ。そのままDDTで曙の脳天をマットに突き刺し3カウントを奪った。
薄氷のV2を果たしたレスナーだったが、その表情には喜びはなく、ベルトをひったくるとすぐに退場。勝利者インタビューの席でも、次の挑戦者に関しての質問が出ると、置いてあったビール缶を叩き付け、「俺が真のチャンピオンだ!挑戦者のことは口にするな!!!」と激昂して会場をあとにした。
王者レスナーのインサイドワークに惜敗した曙は、「ベルトで殴らないと勝てないのか?今度からセコンドの動きにも警戒します。ここ(両国)でベルトを獲ってバンザイするのが夢なので、がんばります!」と、悔しさを噛みしめ、また一歩前進した。 |