4月29日(火)鹿児島アリーナ
第8試合 (30分1本勝負)
<レフェリー: レッドシューズ海野

 5・2でのダブルタイトル戦を3日後に控えたIWGP王者・永田と、NWF王者・高山が激突。永田が真壁をバックドロップホールドで沈めて最後の前哨戦を制し、ドームでIWGPの”重み”を見せつけることを誓った。

 高山と永田の対戦は2月の大阪大会以来。今シリーズも一度も対戦しておらず、ドーム決戦を目前にして遂に両者が向き合った。
 序盤は高山が一枚上手だった。序盤に向き合ったもののニヤリと笑って真壁にタッチした高山は、3人がかりで棚橋を捕獲。永田に見せつけるように強烈ニーリフトを打ち込むと、バートンとエルボードロップを交互に連発し、自ら高速3カウントを叩いた。これに永田が突っかかると「チャンプ、落ち着け」と一笑。とことんIWGP王者を挑発していった。
 中盤に入ってついに永田と高山が対峙。ここでも高山が攻勢で、フロントハイキックから走りこんでのローキックをさく裂させる。さらには永田の背後に回ると強引にジャーマンで引っこ抜きにかかった。
 だが、それを易々と許す永田ではない。すかさず身をかがめてヒザ十字で切り返すと、ナガタロック2に移行。これはカットされたが、ジャンピングニーをスかしてロープを踏み台にしたヒザ蹴りをズバリと打ち込むと、エクスプロイダーで投げつけて意地の反撃だ。
 これで勢いづいた永田は、勢いよく突っ込んできた真壁にカウンターのフライングニールキックを一閃。すかさず側頭部に延髄切りを叩き込み、最後はこん身のバックドロップホールドで快勝。高山の目の前で反逆児を潰し、ドーム前最後の前哨戦を勝利で締めた。
 試合後、顔面密着状態で高山と睨み合った永田は「IWGPは俺の血と汗と涙、そして偉大なる歴史の結晶だ。ドームでIWGPの輝きを見せつけてやる」と宣言。「ヤツがIWGPの輝きに気付けば、『とてもこんな尊いベルトは巻けない』って思うだろうよ。NWFと違って簡単じゃないよ。IWGPは」と言い切った。激闘ぞろいのV10をかいくぐり、IWGPの価値を極限まで高めてきた王者は、ドームで新日本の至宝の重みを思い知らせるつもりだ。
○…一方の高山には全くダメージはなし。試合後、永田と同じタイミングで敬礼ポーズを決め、IWGP王者を小バカにした高山は「勝って嬉しそうだな。微笑ましい」と一笑。「まぁ、2日までベルトを抱いて寝てろ。俺はよだれがついてても文句は言わねえよ」とベルト奪取を確信していた。【プロレス/格闘技DX】

 

取材:佐藤
取材協力: プロレス/格闘技DX

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